弁論大会



「オレが一流が故にまた賞を獲ってしまったな……一流すぎるのも困りものだな」
「あ、相棒!見てくれよこれ!お前もハイチョウしてくれたか?!」

「なんか、ニュアンスがちょっと違う、かな。拝聴じゃなくて普通に聞いてくれたかとかで合ってた…と思う。多分」

「珍しく自信がないな」

「なんか他に良い言い方あったっけかなぁって思って」
「というか弁論大会の半分以上を食堂で寝て過ごしてたから聞いてなかったや、ごめんね」

「厶、それは残念だ。オレのイカした言霊の数々、ぜひ聞かせてやりたかった」

「はい、これ。賞のお祝いのカフェオレ」

「お、サンキュー!」





喜んではしゃいでる顔が見たいだけ