成歩堂なんでも事務所にて

※裁判4 時空



「こんにちはー」

「あ、こんにちは!成歩堂なんでも事務所へようこそ!」

「どうも、みぬきちゃん。今日も笑顔が可愛くて素敵だね」
「これ、お土産だから食べて。お父さんはいるかな?」

「わぁ!いつもありがとうございます!」
「奥のデスクでぐーたらしてますよ!お茶とコーヒー、どちらにしますか?」

「ふふ。ありがとう。じゃあコーヒーで」

「はーい!」


♢♢♢


「成歩堂さん、こんにちは」
「みぬきちゃんが居ないうちに。こちら、頼まれていたものと御剣検事局長からです」

「ありがとう、相変わらず仕事が早くて助かるよ。御剣から頼まれてわざわざ帰国したって聞いたけど平気?」

「はい。むしろ休む暇を与えられてるようなものなので…職場も国も違えど、顔の広い検事局長様々ですね」
「成歩堂さんだって事が順調なら、私も旦那もこれからが忙しくなるんで帰国の時期としてはちょうどいいと思いますよ」

「まぁ、そうだよね。よろしく頼むよ」

「今!!旦那って言いましたか?!旦那さんいるんですか?!」

「あれ、みぬきにも言わなかったっけ。彼女、結婚してるし、旦那さんは中々腕っぷしのいい検事だよ」

「聞いてないよ!指輪してるから分かってたけど、色々職的にあるでしょ!込み入った事情とか!」

「……ごめんね。最近、夜遅くまでそういうドラマばっか見てて」

「あはは……」

「馴れ初め話聞かせてください!もうぜひ!絶対、ぜーーーったい超感動的なドラマがありますよね!?ね!」

「ごめんね。最近、そういう話に目がなくて」

「あははは……」






法曹界の闇よりも下世話な話をしよう