開廷〜決別・序〜
※検事『2』後
「………」
「う、ううう!緊張する!ヤバイぞ!どうするオレ!」
「そんな緊張せずにいつも通りでいいと思うんだけどなあ」
「いつも通りも何も!今回が初めての法廷と言っても過言じゃないんだぞ!」
「んー、まあそうかも」
「別の人の裁判とはいえ正々堂々、弓彦くんの力だけでお父さんの罪を立証するんだもんね」
「そうだよ!この前みたいにミツルギ検事は居ないし緊張しない方が」
「おっじゃましまーす。やっほー、イチヤナギくん調子はどうかな?」
「信楽さん!こんにちは」
「こんにちは!今日は君もいるなら心強いね」
「さあ、開廷の時間だよ。オジサンと真実を暴く準備は出来てるかな」
「う、ううう、できてるって言いてぇけど、まだ自信ないよオレ……やっぱりミツルギ検事が担当すべきだったんじゃ……」
「もー、自分でやるって決めたんでしょー?」
「諦められなかったんならやりきろうよ。その為に今日は一流の相棒が隣についてるんだから」
「そうそう、なんなら一流の弁護士もつけちゃう」
「……今日は一度、有罪判決が下された人の裁判だ。オジサンはその人の無実を全力で証明する。君は、君らしく全力でお父さんの罪を立証するんだ」
「イチヤナギくん、これはね。さっきも言ったとおり、真実を暴く裁判だ」
「………!」
「まぁ、今日は一流の裁判官ミカガミさんもついてちゃうから大丈夫だって」
「弓彦くん、これは私が憧れてる弁護士さんの受け売りなんだけど」
「弓彦くんにはたくさんの味方がいるから。仲間ってお金では買えないよ。名声でもね」
「………ぐす、お、おう」
「いいね!それじゃ、行こうか。終わったら弓彦くんの奢りで私オススメのラーメン食べに行こうよ」
「………え」
「おじさんもついていっちゃおうかな!ミカガミさんやレイジくんたちも誘って、ラーメンパーティーでも」
「え、え」
「ふふ、緊張解れた?最後、開廷前に発声練習しとこっか!」
「ハッタリでも異議だけは一流に、ね!」
みなさん開廷の曲は何が好きですか?私は3のテーテーテーテーーーーテーーーーってやつが好きです