模擬裁判〜理不尽編〜




「被告人のそのーアレだ。凶器から、アレが出たんだ!」

「凶器のナイフには2種類の指紋が検出されました、一つは被害者のもの。恐らく揉み合ってついたものと思われます。もう一つは被告人のものでした。これは決定的な証拠と言えますよね?」

「ウム!そうだ、相棒……いや、捜査官の述べた通りとなる、これ以上にない被告人が殺したと証明する決定的なものだ!検察側からは以上だ!」

「ちょっと待て」
「冒頭弁論も証拠品も、ほとんど説明したのはそこの証人、捜査官役だろ!どうなっているんだこの裁判は!弁護側は異議を申し立てる!」

「静粛に!いいのです静矢弁護士。彼は一流検事ですから」

「裁判官の言うとおりだよ静矢くん」

「そうだぞ、もっと落ち着けシズヤ」

「理不尽!!!!!!!!!」










この世代の学園、真面目にバカ高い入学費を払ってまで入学した本気でなりたかった人かわいそうだよな……って同情しつつも笑いながら書いてます(鬼)