事件file〜夜桜逝〜

※グロ描写がある


「うう……なんで行く先々、殺人事件ばっか起こるんだろ……」
「わたしたちはただ、映えスポットで夜桜を見に来ただけなのに……」

「うーん。まぁ、ほら"天才若手検事の助手とイチリュウ検事の相棒!!"だからじゃない?」

「"真実を盗む大ドロボウとその右腕!!"だからっていうのもアリかもね!」

「相棒!」

「ミクモちゃん大丈夫ッスか!!」

「あ、ミツルギさんにノコちゃん!」

「弓彦くんもいるね。裁判所が近くなだけあって到着が早くて助かったぁー」

「何があったんだよ!裁判が終わった直後に、デカ刑事がサツジン事件ッス!公園の池沿いで二人が巻き込まれたッス!!ってすごい勢いでやってきたんだぞ!」
「全然巻き込まれてないじゃないか!!」

「落ち着きたまえ、イチヤナギくん。二人が巻き込まれてたら、それこそ一大事だろう」

「うう、すまねッス……発見者が二人とボートの管理人だったもんッスから……」

「その管理人も今は気絶してるから、みなさんが来てくれるまではすっごく不安でしたよー……」

「あんなバラバラなのがカバンから出てきたら流石に気絶もするよ。私もびっくりしたし」

「え……バラバラなの?」

「うん、割と細かく…ね。上がほぼなかったけど、男の人だってことはわかったかな……一人分のかどうかは判断しかねるけどね」

「ど、度胸があるな君は……。あまり、好き好んで見ていいものではない、気をつけたまえ」

「分かりました」

「………な、なぁ」

「どうした、イチヤナギくん」

「な、なんで男だって判断できたんだ……?」

「んえ?だって細かくだけど、入ってた部位が腹部から下の下半身だったから……触ってないから同じ人のかは分からないんだけどね」

「か、下半身……!」
「じゃあ見たのか……?!あ、あの、その……」

「そりゃあ……見なきゃ確認できないよ。管理人さんは気絶してるし、状態が状態だから気にしてられないしね」
「スマホのライトで確認しただけだけど、カバンや皮膚の様子から見ても池に投げ込まれてから、そんなに時間は経ってないのかも」

「う、うう……そっか……」

「……プロになればよくあることだ、切り替えるしかあるまい。あまり慣れては欲しくないがな」
「ミクモくんは管理人が起きたら教えてほしい。鑑識が来るまで私たちが調べる。イトノコギリ刑事、イチヤナギくん、行くぞ」

「了解です!」

「はいッス!」

「は、はい……」


複雑ですね。。。