僕らの若さの指針




「あーーいーーぼーー!!」

「んあ、ふぁーい」

「そろそろ授業始まるぞ!次、行かないのか?」

「んあー、あー……サボるー、眠い」

「えええ、お前また反省文書かされるぞ!いいのか!?」

「だって次の法廷指針の授業、あれでしょ。弁護士クラスの新任でしょ?笑い方気持ち悪いし、言ってること意味分からんし、私あの人すっごくニガテー。おえー」

「そうかー?オレは別に良い人だと思うんだけどなぁ。親父みたいでかっけーと思うぜ!」

「………」
「うーん、私はそう思わないかな。とにかく嫌。あんな胡散臭そうなジジイの話聞くなら反省文書くもん。腹痛って言っといて」

「しょーがねーなぁ!後で食堂の唐揚げ1個な!」

「ほーい、ノートよろしくー」

「おう!任せとけよ!」

「………いってらっしゃーい」
「…………」
「道葉先生のとこ行こーっと」