掛け軸ぶっかけカレー




「ただいまー!!この食欲をそそる匂い、今日の夕飯はカレーだな!」

「おかえり、そうだよー。相棒印の掛け軸ぶっかけカレー」

「流石相棒〜〜〜〜!!オレの食べたいものがシンパシーで分かるんだなー!」

「テレパシーかな?もー、ほら抱きついてないで手洗ってきて。そろそろご飯にするから」

「はーい」



♢♢♢




「もぐもぐ……でなんで掛け軸ぶっかけカレーなんだ」

「親戚のおちびちゃんが掛け軸にカレーをぶっ掛けたから」
「その時と同じレシピで作ってみたんだ。美味しいよね」

「ん、確かに美味い。つーか、なんで掛け軸にカレーなんてかけたんだよ!もったいねえだろ!」

「いや、弓彦くんも多分やるよ。手紙にそう書かれてたんだもん」

「掛け軸にカレーかけろって書くやつがこの世のどこにいるんだよ!!」

「いちゃうんだよなぁー。華麗に引導を叩きつけちゃう人がさ」

「は?カレーにインド?」




たくさん食べて、大きくなってね。