■ 9月22日

*会話文のみ



「シ、カ、マ、ルー!!!!」

「…はい」

「お誕生日おめでとおおおおう!!!愛しいシカマルー!!」

「ンだよやけにテンションたけぇーって思ってたらそういうことか」

「そういうことです!シカマルが産まれた日なんてもう国民の祝日にしてもいいくらいよ!」

「うるせーな、大袈裟なんだよお前はいつも」

「そんなこと言って照れてるシカマルかわいい…好き…」

「は?て、照れてねーよ!」

「ぐふう…やめて、もうこれ以上好きにさせないで…あ、こ、これ…」

「あ?なんだよこれ」

「プレゼント…喜ぶかはわからないけど…」

「いつまで悶えてんだよ…まあでもサンキューな。お、ネックレスか?」

「うん、ピアスと悩んだけど、ピアスはアスマ先生がくれた猪鹿蝶トリオお揃いの素敵なのがあるからさ」

「…そうかよ」

「うふふ、そうだよ。よかったらつけてね。ほら、私とお揃いにしちゃった!」

「……おう」

「ねー!なに照れてるのー!かわいいー!初めてのお揃いだもんねー!シカマルも嬉しいんだね嬉しいー!」

「お前はちょっと黙れって!可愛いことしてくれてるんだから態度も可愛くしてろ!」

「シカマルが私のこと可愛いって…ひええ…」

「いやちが、プラスにとらえるのは特殊…」

「えへへ、でもお揃い本当に嬉しいね」

「…ま、まあな」

「あ、渡し忘れてた!これとこれも!」

「は、こんなたくさんいらねえって!さすがに悪りぃよ」

「ん?これはシカマルにじゃなくてシカクさんとヨシノさんに!」

「え、なんでまた親父たちに」

「誕生日って、シカマルのご両親にとっても親になった記念日じゃない?それにこんな愛おしいシカマルを産んでくださったお礼!ね、だから渡しておいて」

「名前…」

「へへ、私の人生シカマルと出会えただけで幸せなんだよ。シカマル、改めてお誕生日おめでとう!」

「ああ。…その、俺もお前と会えたから、産まれてよかった」

「あわわわわ…今日は私にとって色んな意味でめでたい日だ…」

「そりゃよかった。あ、そういや今日母さんがご馳走作るらしいからお前も来いよ」

「え!行く!なんだ、じゃあ私からそのプレゼント渡そーっと!さ、そうと決まったら早速行こう!」

「ちょ、まだ早いから2人で…って行っちまった。…たく、俺のこと好きならもう少し2人きりで居たいとか思ってもいいんじゃねーの」

「おーい!シカマルー!」

「わかったわかった!」

「やっと来たーシカマル足おそい!」

「うるせーな、お前がすばしっこいだけだろ」

「なるほど」

「それより、ん」

「え、なにかなこの差し出された右手は」

「ゆっくり歩いて帰ろうぜ。お前すぐいなくなるから、手繋いでてやるよ」

「ぐ、ぐへえええ…なにそのご褒美…」

「お前見てっとホント飽きねーな」

「私もシカマルのこといくらでも見てられる!」

「そういうことじゃなくて、…まあいいや、行くぞ」

「うん!」



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9月22日 シカマル誕!!

お誕生日おめでとう!