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休暇をもらって数日後ワルキューレの曲をもらったわけですが、なんと、1人脱退していたそうです。ていうか何人だったの?

私はワルキューレとは違う場所でマイクつけて実験してたからね
面識ないない

なぜ「そうです」とつけるというと、全てメッサー君かカナメさんの情報だからである。
普段あんまり出歩かないしなー
出歩くのこわいよー
知らない場所怖い怖い

ていうのは冗談で。
まぁ確かにね、差別ではないけど普通に考えて宇宙人ぽい人が居たりすると怖いですし
私寝巻きしか持ってないですしおすし
元々の服はどこ行ったんや
この服は寝巻きなのか検査用の服なんかわかりませんが、それだけ毎日取り替えてくれるですけども。
下着もちゃんと用意してくれているのですけども。

そのため出歩くのも裸喰娘娘の中でうろうろするか、本部の検査に行くか部屋で日記つけるくらいなもんだ。

その事をちょろーんとメッサー君にこぼしたらハッとした顔してた。
次の日、カナメさんと数人のかわゆい女子が服を持って部屋に来てくれました

「こんにちはーマキナ・中島だよ!」
「・・・レイナ・プラウラー・・」
「現メンバーの2人よ。ごめんなさい。そうよね。服が無いのは当たり前だわ。この中から使えるものがあれば使ってね。後日新しく買いましょう!」

じゃーん!と手渡された服はおそらく・・・いや、間違いなく彼女達のお下がりだろう
ピンクでフリフリ緑でフリフリ暖色でフリフリ
私を何だと思ってるんだ君達は
でもありがとうたすかる

「あ、ありがとうございます。助かりますとっても。ああ、私はもちこです。御手洗もちこ・・・えっともちこ・御手洗です。好きに呼んでください」

「じゃあもちもちって呼ぶね!」

マキナさんはその豊満な胸を揺らしながら「きゃわわー」と宇宙語を連呼してた
そしてやっぱりこのピンクのひらひらフリフリ面積少なめな服は彼女のでした

「うっこんな可愛い系の服着れるかな・・・」
「じゃあ私の服、着ればいい」
「そっか!ありがとうございま・・ってこれも面積狭い!」
「えーもちもち古いよー!みんなこれくらい着てるよ!私が作った服だから多少の調整はできるから言ってね!」
すごいでしょー!びっくりした?

じゃないわ!
びっくりしたわ。君が作ってたんかい!そりゃ面積狭いわ!見たらわかる君もかなり露出してるもんね!!!!

「じゃー着て見て!」
「ぇえぇぇ・・今?」
「そう!今!着てお昼一緒に食べに行こうよ〜」
「マキナに賛成!もうそろそろ支給の病院食は飽きたでしょ?」
ウインクしてくるカナメさん可愛いです
「はやくはやくぅ〜」
「わわっやめてくださいぃ〜自分でする!自分でするから!」

グイグイ脱がしにかかるマキナさん力つよすぎぃ
ありがたく(マキナさんチョイス)服に着替えると意外なことに結構動きやすい

「着替えました、けど、これちょっと肌が出過ぎでは・・」

「だーいじょうぶ!せっかく女の子なんだから!可愛くいこっ」
「マキナのチョイス・・・とてもいい」
「うんうん!いい感じ」
マキナさんは安定のきゃわわ連呼、レイナさんはニヤリと頷き、カナメさんはぐっと親指を立ててめちゃくちゃ褒めてくれる
ててててれる
そしてだれか姿見をください

さー行くぞー!と背中を押された時、「どう?元気出た?」
とカナメさんに聞かれ、ああそうか、と納得した。

この人は、私が弱っているのに気がついてこうして賑やかな人を連れて着てくれたんだろう。カナメさんもかなり多忙なはずなのに、こうして気を使えるとても素敵な人なのだ

なんていい人なんだろう

「・・・ありがとう、ございます」
「ふふ・・・いいのよ。せっかく知り合えたのに仲良くしないなんて勿体ないもの」
カナメさんがにっこり言うと、横からひょこっとマキナさんが現れる。
「そーそー。いつ何があるのかわからないもの。一つ一つの出会いを大事にしなくちゃね」
「・・そう。一生に食べれる量も決まってる。食いっぱぐれ、ダメ」
両手の指をクロスしてバツを作り、真剣に言うレイナさんがちょっと面白くてちょっと笑ってしまった。

「そう、ですね。元気出ました。私頑張れそうです」
えへへ、と声に出して笑うと不思議とちょっと肩の力が抜けた気がした。
私はどうやらずっと緊張していたらしい。
いつから緊張してたかなんて自分ではわからないけど
わかるのは今肩の力が抜けたと言うこと

よし。頑張ろう。自分に出来ることを精一杯やって、結果が出なかったら思いっきり泣こう。それからでいい。
まだまだ困惑しているけど、私にはやる事が与えられてる。大丈夫大丈夫

大丈夫、大丈夫。


ケイオスの食堂で会ったメッサー君には目があったのに特に何の反応もいただけませんでした。
塩対応すぎへん?
強いて言うなら目をそらされましたまる

この差!2人の時はデレてそれ以外はツンツンってどこのハク様よ
そのうちおにぎり握ってくれるのかよ
お返しに苦団子用意しておくから覚悟しろよ!

はっ

気がついたよ!
私ってば鋭いよ!
やっとにぶちんにぶちんと罵られてきた人生が幕を閉じるよ!未来に来てやっとラブセンサーが開花した!
そうかそういうことか
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