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やってきました惑星マティルド
メッサー君・・・
運転荒いね
私そんなGに耐えられない体だからね。
あなた達とは体の作りが違うんだって再三言ったよね・・・?
は?荒くないです。俺は割と安全運転な方ですが・・・。そうですか。耐えてください。
ってばっさりだよ
私、向いてないわ。戦闘機向いてない
「すいません。帰りはなるべくゆっくり操縦しますので・・・」
「・・・うん・・・・ありがとう・・・どこでもドアほしい」
あれおかしいな
万国共通万能猫型ロボットネタが通じない・・?
「?なんですかそれ」
「ドラちゃんしらないの?こう、洋風のドアを開けると行きたい場所につながるって言う漫画の中の道具なんだけど・・食べれば翻訳できちゃうコンニャクとか、小さくなれる懐中電灯とか・・・」
おや?そうか
知らないか。
「やっぱり違う未来なんだねぇここって・・」
不思議そうに話を聞いてるメッサー君は一生懸命ひねり出そうとしているのかうーんと唸っている
「・・・思い当たりませんね。・・・今更ですけど、不思議なものですね。目の前のもちこさんは2つほどしか歳の違わない女性で、姿も何も違わないのに」
メッサー君の機体、ジークフリードから先に降りたメッサー君が手を伸ばす。誘導されるまま、私も地上にようやく足をつけた。
「同じなのに何もかもが違うんですね」
ふわり、とメッサー君の手が私の頭を撫でる。アラドさんとは違ってほんの少し冷たい体温が気持ちいい。
「俺はあまり雑学に長けて居ませんので、知識として知らないだけかもしれません。もちこさんの話をもっと聞かせてください。そういうのを知れるのは、嬉しいです」
「そ、おかな・・・・でも、そうかもね。メッサー君青い猫ロボアニメ見るような趣味があるようには見えないしね。ふふっ見てるの想像したら笑えて来た」
「笑ってないで。ほら、街に向かいますよ」
「ふふっ、わっ腕引っ張らないでよ〜ってあれメッサー君すごい荷物だね。なに?そのボストンバッグ」
「マキナさんに渡されました。俺ともちこさんの服だそうですよ」
「ああ。メッサー君も?」
「当たり前でしょう。潜入任務って言ったら変装です」
「う、うん。ごめん、そうでしたね」
ずいっとメッサー君が顔を近づけ力説する。いや、顔は無表情だから力説感は薄いけど普段よりはテンションが上がってるようだ。
メッサーくんは最近どんどん弟力というか年下力?が増してる気がするよ。
増し増しだよ。頼れる年下の先輩、さらにお茶目な一面ありのかわいがられ要素完備って、、完璧かな?
グイグイと手を引っ張って歩く後ろ姿も頼もしく男前だ。
うう
チラチラ見えるうさ耳が・・・
可愛いよメッサーくん・・
携帯に収めてイジリ、いや、愛でたいよ。
いかついうさぎさんですね・・・
やべっ
笑えてきたっ
「ちょっともちこさん。失礼な事考えてますね」
やべ
ちらっとこっちを見ただけで前に向きなおしたのでホッとしていると、ぎゅーっと握る手の力を強めて来た
いだだだっ
ひえこわ
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