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飛べば飛べる!

いい言葉ですね

まさしく言葉通りの人生を歩んでいるフレイアちゃんはほんとゴリゴリです。

移る

移るよ

その言葉遣いうーつーるー


相変わらずハヤテ君はおさぼりの常習犯なようで、いろんな場所でミラージュちゃんの怒号が飛んでいる。今日も朝から元気にかくれんぼだ。

ミラージュちゃんふぁいと!
ちょっとしょんぼりした時のその垂れた耳かわいい!

フレイアちゃんは真面目に一生懸命頑張ってるようだがどうやらマッチングがうまくいかないみたいだ。

そりゃそうだわ〜あんなクセ強い面々に囲まれて上手いことやれるかーい

いやほんと自分で言っててなんだけどその通りだと思うんです
クセ強いどころか。
クセしかないやん

時々見かけるレッスン風景で彼女の頭に付いている可愛いハートが青くなっているのがいい証拠だ。ちょこーっとハヤテ君から聞いたけどフレイアちゃん密航して来たんだってね。
すごい・・・若さはパワーだわ
おっとワルキューレの決め台詞みたいになっちゃった
歌は若さ!キラッ

でもなそれは犯罪なんやで・・・気をつけなはれや

ここ2年でちょっとやそっとのことじゃびっくりしなくなったけれど、今思えばあのハート・・・
生きてるんですね。
髪は命を体現してる。意思表示までできるなんてすごい人類すごい。

そしてどうやらハヤテ候補生の最終試験とやらを近々するらしいよ!近日公開!乞うご期待!

以上。近況でした。ちゃんちゃん。

びっくりするくらい接点ないんだよな〜
全部又聞きってやばくなーい

「あ、もちこさんだ〜こんにちは〜。ハヤテ候補生の最終試験終わったみたいですね〜」

「え!?!?」


その言葉を聞いて、近くの窓を覗き見る。
今現在の時刻は日も落ちようとしている夕刻。
真っ赤だった夕日も海に飲み込まれ、不思議な色へ変化している真っ最中だ。

その中に謎のインクが付着している機体が・・・
え、戦闘機ですぷらとぅーんしてたの?

あれかな
時差かな?
近日あるらしいよって聞いてから数日後に私に教えてくれたのかな?ん?
こんなところで異世界時差出ちゃう?

親切に教えてくれたミズキちゃんが「もちこさ〜ん、大丈夫ですかぁ?」と心配してくれているがこのモヤっとした悲しさは拭えないよ・・・

うそ。元気出して下さい、と差し出されたクラゲまんで元気出たんで水に流すわ。

「そういえば、メッサー中尉も最後乱入してましたよ。試験」

「えっ」

「め、珍しい・・・聞いてなかったんですね」





絵の具投げつけるイカごっこしてたのかと思いきや機体にインク弾当てる試験だったとは。ミラージュちゃんに一発ハヤテ君が当てて試験終了。後にメッサー君が登場して鬼教官ぶりを発揮したそうだ。序盤ハヤテ君が操縦不能になって大変だったとらしいけども。


「そういう風に周りの人から聞いたけど、ほんとはハヤテ君が墜落しちゃわないか心配で見に行った・・・って気がしますがどうでしょう?」

もはやいつもの習慣となった就寝前のミーティング、もしくはお喋りタイムは本日は私の部屋にて行われている。
といっても各自好きなことをする時間である。

窓際のデスクに座り、パソコン・・・なのかな、あれは。画面もキーボードもまるでスクリーンに映された映像のように半透明に浮き上がっている
み、未来だ・・・

作業をしていたメッサー君がキョトンとした顔でこちらを向いた。

「・・・バレてましたか」
「鬼教官さまは優しいね」
「そうでしょうか・・まぁ、無事だったんでいいかと。」
「それもそうだ」
「操縦センスはいいと思います。明日、褒めてあげて下さいね」
「メッサー君も褒めてあげたらいいのに」
「鬼教官ですので」

ふ、と小さく笑って目を細める
メッサー君はよく困ったように眉を下げ、目を細めて笑う
とても器用で容量もいいのにこういう所だけ妙に不器用だ。ゆったりとした時間の中でしか見つけられない優しさの一つなのだろうと思う

近寄って、ぽんぽんと頭を撫でる。
少しだけ湿気った髪はいつもツンツンと上向いているのに、一撫で、二撫ですると柔らかくしな垂れ始める
いつもは大人より大人な顔をしているのにこういう時はどこか子供のようだ
今はしっかりと私よりも年下に見える

「鬼教官殿はこのもちこさんが褒めてあげましょう」

「・・・ありがとうございます」

「ハヤテ君もメッサー君みたいになるのかな」

ハヤテ君の鬼教官・・・
んんん
俺のダンスを見ろ!とか言っちゃいそうだな


「俺がアラド隊長みたいになってないんで大丈夫ですよ」

メッサー君がアラド隊長みたいに・・・
事あるごとにクラゲジョーク挟むようになるの・・・?

想像して2人でこっそり笑ったのは内緒にしよう。
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