05
「えっわたしの声?」
部屋に青年が訪問してから早くも1週間。
わたしと互恵関係、いや、おそらく彼には利益がないので不平等な契約を結んでいると言った方が正しいのだが、まぁいい。
そんな感じで普通にお話しできるくらいには関係が改善されているわけです。
どれだけ説明してもみんな私がメッサー君にすごい暴力を受けてしまって記憶を飛ばした可哀相なやつという認識らしいのだ。ちゃうちゃう。
あと日本人特有の童顔が発動していたらしく15、6位に思われてたよ!そんなあほな!15歳だったらもっと取り乱してるわーーーー
1週間で何が変わったのかと言うと、私達のやりとりを間近で見ていたアラドさんが何を思ったのか色々と無理を言って私達を隣同志の部屋に設定。かつ真ん中の壁をぶち抜いてコネクティングルームへと変貌させたのだ。
おいおい
誰か止めておくれ
メッサー君よ。あんたは黙ってていいんかよ。プライベート割とゼロに近くなんじゃん。どんな計らいかもちこちゃん全然わかんない。そのためコネクティングを活用したことはない。私としてはこの未来?に来て初めて出会った人だし、心強いわけではありますが。
その説明を求めたらこれですよ。
冒頭へ戻る。
「で、どう言うことなんですか?アラドさん」
「私から説明させてもらってもいい?私はカナメ・バッカニアよ。よろしくもちこ・御手洗さん」
「は、はいっよろしくお願いします」
うわぁ
可愛すぎる
これは
かわいい
「・・・」
無言の圧力がすごいよメッサー君
ちょっと肘でこつくのやめよっか
俺の恩人で女神をなんだと思ってんだよクソ失礼はすんなって思ってるんでしょ!ごめんね!可愛いは正義!!
「ふふっこんな可愛らしい容姿なのに21歳だなんて私よりお姉さんなのね。私純粋な日本人って初めて見たわ!」
わー
微笑いただきました
ていうか年下!
脳内でテンション上がってるなかふと気がつく。「純粋な日本人?」
「ああ、そうね。そこを説明しなくちゃ。今は2065年って聞いたわね」
コクコク頷くと何もないとこから半透明のタブレットのような画面が出て来た
うわ
未来だ。
「貴方の言う年代とこちらの年代が一致しない事実があるの。私が知る限り地球上で貴方のような筋力、生命体としてこんなにも無防備な人類は今現在確認されていないの。限りなくはるか昔に記録された人間の数値よ。」
「一致しない・・・?じゃあただ未来に来てしまったとかそう言うことではない?」
「そうね。過去の人間が突然現れるといったケースは今までに一回もないわ。それに2017年でマクロスを知らない、地球外の生命体を知らないと言うのもありえないはず。」
「マクロス、うーん・・・少なくとも地球外との戦争なんて聞いた事ないです。」
「そこがまずありえない点ね。私達の歴史と随分食い違ってきている。貴方はただ単に過去から来たとも言えなくなってしまった・・・」
カナメさんが悲しそうにこちらを見た。
「そして、そんな貴方に微量の生体フォールド波が感知された。そしてそれがそこのメッサー君と非常に相性がいいようなの。あくまで数値上の話だけれど。あの戦場ではフォールドレセプター保有者であるワルキューレの歌でヴァールシンドロームから解放する事ができたのだけれど・・・たとえば、フォールドレセプターを持っているとされる一般人の微弱な生体フォールド波でヴァール化を防止できるか・・・本部はその実験データが欲しいらしいの。彼はヴァールシンドロームで壊滅した星の生き残りだと聞いたわ。もしかしたら影響を受ける可能性はあるとのことよ。将来きっと全人類のヴァール化を予防する目的のために役に立つことは間違いないとは思うんだけど・・・」
フォールドレセプターとは、特異体質のようなものよ。持ってる人は割とたくさんいるわ
と言ってカナメさんの表情が急に暗く落ち込んだような表情なった。一度視線が外れてから合うことはなかった瞳がこちらを捉える
「保護という名目での実験を実行する事になるわ。貴方の当面の衣食住は保証されるし、過去から来たことも全てにおいて機密事項として扱われる。でも・・・実質貴方はこの施設に、この組織に軟禁を強いられる事になるわ。もちろん、メッサー君もここで働くというからには協力してもらう事になるわ」
ごめんなさい
私達では止められなかったの
後ろで聞いていたアラドさんから小さく舌打ちが聞こえた
※
純粋な日本人がいないというのは想像です。マクロスを全て見ていない為勉強不足ゆえの創作です。すいません。そこ以外にも完全なる妄想が混ざってます。辻褄が合わないかも
ALICE+