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へいへい
もちこちゃんだよ
つい先日、見たくなかった兄の恐ろしい一面を垣間見てしまったわけですが、とても恐ろしかったです。あんな顔見たことないね。

暗殺ってなんだよって話だよね。いつの時代生きてんだよ。平成だぞ平成
でもちょっともちこちゃんは安心したよ
女子力増し増し・顔良し・頭よし・スタイルよしのパーフェクト男子国広にあんな欠点があったなんてほんと安心した!
完璧な人間なんてやっぱ居ないわ
闇討ちがお手の物ってどんな手練れだよマジ引いたわー必殺仕事人かよ
その瞬間からお兄様の後ろを3歩下がって歩いた
がしかし、手作り和菓子につられてドン引き数値100%超えてたのが一気に0になったよ!
手作りのみたらし団子最高
それが昨日。

そんな兄の様子が今朝からおかしいのである。今日からまた学校でだるいよーなんて言いながら着替えもせず寝巻きで部屋から出ると、ちょうど同じタイミングで起きて来た着替え済みの兄ちゃん。
目があったと同時に顔が真っ赤になってそらされ、忍者ばりのスピードで階段を駆け下りて行った。
駆け下りる・・・?いや、あれは飛び降りるというのか?見事な身のこなしでした。

なんぞや?と思って下に降りると、兄ちゃんは少女漫画のごとく食パンをくわえて玄関を飛び出していきましたとさ。

あれ、角で美少女にぶつかって尻餅ついてるわ。「もう!危ないじゃない!えっ・・・トゥンク☆」ってされてるわ。
帰って来たらお尻汚れてないかチェックしてやろう。


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そんな、まさかまさかまさか

もちこから話を聞いた日の夜は憤慨していてなかなか寝付けなくて、やっと眠れたと思ったら懐かしい記憶が浮上して、自らが刀の身であった事、もちこが自分の主であった事を思い出した。僕は拾われた堀川国広ではなく主の手で鍛刀されてる。
だからあの時の主はただ1人。いやしかし

なんて事だ。
なんて事なんだ

まさか主とまた一つ屋根の下で一緒に暮らせるとは

以前は同じ釜の飯を食べたとはいえ所詮上司と部下。仕事の関係だった

しかしどうだこの状況
兄弟ってなんて美味しいポジションなんだ
どうせなら双子に産んで欲しかったけども!!!!!

まぁしかし今までの僕グッジョブ!
部屋の本棚には力を入れまくったシスコンパワーの炸裂した写真アルバムの数々
今は生まれ変わった気分だが、記憶を持ってなくてもこれだけやっていた僕を全く引く事なく主、いやもちこが良しとしていたならこれから僕が考えている事を実行しても全く問題なさそうだ。

とりあえずあのひねくれた変態達がこの世に生まれていない事を祈る
今世では間違いなく幸せな普通の生活をしてもらいたい!
これからも生まれ変わったこの堀川国広、もちこが変な輩に引っかからないよう全身全霊かけて阻止するから!







*国広兄ちゃんは記憶を取り戻した!
特に何も変わらず通常運転予定


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