席替え



注意

刀剣乱舞×夏目友人帳です
苦手な方はブラウザバックしてください。原作沿いではなくオリジナル要素が非常に強いので無理だなーって思った方は即引き返していただいた方が良いかと思います。

なんでも許して下さる方向けです。







俺の隣の席のあの子は、どうやら。



隣のあの子は 01



このクラスでは、いつも突然席替えが行われる。担任の気まぐれだったり、テストの成績が悪い生徒が後ろにいると度々席替えをするようだ。

窓際から、ドアに近い1番後ろの席になった。右手、ドア側に来たのが彼女だった。

御手洗もちこさん

成績はかなり上だったと思う。
少しだけ背が高い少女。
ちゃんと話した事は無いけれど、普通の女の子のはずだ。
ジロジロと見過ぎでいただろうか。いそいそと机を定位置に運ぶと御手洗さんはこちらを見てニコリと笑った。
ほんの少しだけ大人ぽい。

「隣、よろしく。夏目くん」

「え、ああ。こちらこ・・・そ」

あれ。なんだろう
彼女の隣で壁に寄りかかって、刀を磨いているのは、なんだ
子供?

もしかして彼女に何かしようとしているのか?妖怪・・・なのか?子供の妖怪・・の様な何か。

「?なに?」

ついじっと彼女を見てしまっていたようだ。失敗したな。恥ずかしい

「い、いや・・」

彼女は怪訝そうに眉をひそめるが、その何かに「お前は妖怪か?」なんて聞くことはできない。

どうしようかと苦し紛れにヘラっと笑っていると、気がついたのか「何か」がゆっくりとこっちを向いた

「!」

「え?・・・・夏目くん。あなた」

続きはおそらく「見えるのか」そう言いたいのだろう。

目を見開いたまま、じい、とこっちを見ている。うなづいた方がいいのか、知らぬ存ぜぬを通した方が利口か。もしかしたら友人帳を狙った妖が彼女を操っているのかもしれないどうしたら・・・

「おーい!なーっつめっ」

「え?ああ、西村、北本・・・」

はっとなって振り返るといつの間にか先生はおらず、休み時間となっていた様だ。
どこから入って来たのか背後には西村と北本がキョトンとした顔で立っていた。

「なんだぁ?しっかしいい席じゃんかよー。1番後ろとかありがたーい席で良かったなー」

「ああ。まぁな。北本、そっちは席替えしたのか?」

俺はど真ん中なんだよなぁと悔しそうな顔をする北本はがくっとうなだれた。
俺なんて1番前だからなー嘆く西村を横目にちらりと隣の席の女の子、御手洗さんを見ると、そこには誰も居なかった。

あの何者かわからないなにかも一緒にいなくなって居た。


彼女は、あいつは、いったい何者なのだろうか。

席替えをしたばかりで浮かれるクラスの温度とは裏腹に俺の気持ちはズンと重くなった様な気がした。






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