カナメと主人公がきゃっきゃしてるのを見てるメッサー視点
いつだって、いつの時代でも秘密の花園とはよく言ったもので、女子校、女子寮、女子だけの閉鎖的な空間というものはいろんな秘密が隠れているような奇妙な魅力があるものだ。
ここ、ラグナにある女子寮もその1つ。
なんせ秘密に包まれたあのワルキューレメンバーも身を寄せる寮。しかも男子禁制ときている。
そこで
今度はそんな禁断の花園に密着写真集を発売しさらにワルキューレの歌を聞いてもらおうという作戦を立てたらしい
見えてるよ
チラチラお金の気配を感じるぞー
大事だけどね
ワルキューレにはいろんな技術や最先端の機能がついたメイク道具、下着、衣装投影技術などなど
上げていけばキリがないほどお金と技術がかかっているのだ
命には変えられないし、医師にも治療できないとされるヴァール症候群を抑えてくれるとなれば出し惜しみなんてしてられないだろう。
昔はそう言った技術やお金を投資できなかったみたいだからマキナさんが可愛い戦闘服を作っていたみたいだけれど。
ともかく。
今回私に与えられた任務は女子寮に潜入し、数枚プライベートショットを撮ることなのだ。
プライベートショットと言っても、一応任務なんで。決められた構図、決められた設定、決められた場所で撮影していきます。
「あら、早かったのねもちこ。ようこそ、我が女子寮へ。歓迎するわ」
ふふ、と微笑む戦場のエンジェル、そう今回は我らがリーダー元アイドルのカナメ・バッカニア様の撮影であります。どんどんぱふぱふ
「お、お邪魔しまふ・・」
「ふふ。緊張しなくて良いわよ。みんなも居るし、ちゃちゃっと終わらしてみんなでお茶しましょう」
「はい!よろしくお願いします」
さすがカナメさん
手際もよく、指示書を見ただけでササッと着替えたり着崩したりしてあっという間に撮影は終わった
片付けを終えて、共同スペースというものがあるらしく、そこに行くと大きなソファと大きなテーブル、そして窓から見える開けた景色が私を待っていた
豪華だ
男子寮の景色もとても素敵だけれど、オーシャンビュー、ベランダ、露天風呂付きというゴージャス仕様にちょっと目眩がした
「カナカナ〜もちもちおっつかれさまぁ〜」
「お菓子、用意できた」
その部屋の中心でブンブン手を振るのはふわふわボディに定評のあるマキナさんとクールなレイナさん
テーブルには品の良いクッキーやチョコレート、カップケーキなどが並び、紅茶の香りが漂って居る。
「お疲れ様です。皆さんは今日はオフですか?」
「そう。今日はお茶会。もちこの初女子寮歓迎会」
「ふっふっふー、レイレイとカナカナと早く終わらせてお茶会しちゃおうって計画してたんだ!座って座って!」
「わ、ありがとうございます・・・!」
良い人
みんな良い人だぁ
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「っていう撮影をしたの。すっごく楽しかった〜。あ、そうだそうだ。ちゃんとお仕事できてるかをメッサー君に確認してもらった方が良いって事でマキナさんとレイナさんがこっそり動画撮ってくれたの」
はい、と指輪の形をした小型の再生器具をメッサー君に渡す。
私は再生の仕方がわからないので確認してないが別に普通に撮影してただけだし問題ないだろう。
わかりました。後で確認します、としまったのを見て部屋に戻ることにした。
女子寮は男子寮とは雰囲気が違い、華やかでとても広かったけれど、やはり私が慣れ親しんだのはこの裸喰娘娘の男子寮。布団に入れば安心感と馴染んだ香りが体を包み込む。
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もちこさんが撮影した写真を一緒に確認したが、別段悪いものもなく、上から支持されたリスト通りのオフショット風の画像が収められていた。
後はこの預かったデータを広報の部署に提出すればそれで任務は完了だろう。
画像データだけを見れば始めてにしては上出来だと思うし特に問題も無さそうだ。
それなのに証拠動画とは、いったいどれほど俺が厳しいと思って居るのだろうか。
もしくは過保護とでも思われて居るのだろうか
前者なら頭が痛い事実だが、そう思われても仕方ないほどキチンとしておきたいので仕方ない。
完璧主義では無いが、性格の問題だ。
一応確認した方がいいか
渡されたリング型の動画再生機を起動させると、手のひらくらいの小さな画面が空中に投影され、不自然な状態で停止して居るもちこさんの横顔が不鮮明に写っている。
再生のアイコンをタップすると、急にマキナさんが小さな画面いっぱいいっぱいに割り込み、コソコソと小声で「いつも頑張ってるメサメサにご褒美だよ〜」「ギリギリ、スレスレ。期待していい」サッと動いた画面には親指を立てるレイナさんが映る
稀に見るいい笑顔をしていた
在ろう事か、ブレブレの画像の奥でこのやりとりに気がついているカナメさんももちこさんにバレないように親指を立てているのが一瞬映った
何をやっているんだこの人達は
「と、撮りますよ〜えーっと、寝起き風で着崩して?涙を目にためて、あくびして・・」
「こうかしら?」
「はい!お願いします」
「こう?」
「ちょっと待ってくださいね」
「指示書?うーん、そうね・・」
チラリとカメラに向いたカナメさんが大きく頷くと、カメラも上下にガタガタと動く
頷いているのか?
嫌な予感しかしない
「よし!もちこ!貴女がポーズをしてみて!私がそれをアレンジしてみるわ!」
「えっうぇ、そ、その方がわかりやすい・・・ですか?」
「もちろん!そこからちょっとづつアイデアを入れていきましょう」
「は、はい!えと、えと、こう、ですか?わ、私涙までは出せないですよ、え、え、きゃぁ、あは、あはははは、なにす、ふふふ」
「え〜、必殺くすぐり!」
「ひやぁぁ、やめてくらさいぃ〜」
「ふふ、よしよしいい感じでしょう」
ぷつん、
映像が切れて暗い画面が表示される
光が途切れたリングをそっと引き出しに仕舞う。
マキナさん
レイナさん
バレッタクラゲのスルメを贈呈する事を心に誓った
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キャラ崩壊すいません
メッサー君は目をぎゅっとつむって斜め下を向いて震えてて欲しいです。
天使かな?って心で叫んでてほしいです。
ALICE+