現代で出会ってその後・・・/雪様
新入生が入ってくれば、新しい部活、サークル、ゼミいろんな勧誘が待ち構えているし、なんなら帰宅部は帰宅部で飲み会だって行われる。
何かにつけて飲みたがるのが上級生の常だ。
そして本日も安い居酒屋の宴会席を借りて十数人で飲み会の始まりだ。
なんとなく集まる気も起きず、誘われても断り続けていたけれど、今日は違う。
理由なんて簡単だ。
その場にメッサー君が現れたから。
そしてこの場にその人本人であるメッサー・イーレフェルト がいるのであれば尚のことだ。
初めは合コンのようなノリも、数分、数時間経てば、知った仲になり、好き好きにバラバラと席を移動していく。
私の隣にストンと座ったのは、初めて出会った時と変わらない姿の彼、メッサー君だった。
チラリ、と横目に目配せするのも変わっていない。
「隣、いいですか?」
「ふふ、どうぞどうぞ」
「俺はあの時からずっと、ここで生を受け、物心ついてからずっと・・・貴方を戦場へ連れて行ってしまった事、一緒の運命を辿らせてしまった事を悔いていました。貴方が話していた世界に生まれたのも罰なんだと、終わりなき緩やかな地獄を生きるんだと思っていました」
「随分詩人になったね」
「ふざけないでください・・・変わってなくてよかった。また会えるとは思っていなかったので」
メッサー君がうつむく
どうしたのかと近寄ると、ぐっと腕を引かれて強く抱きしめられた
「ちょっメッサー君!?」
「もう離れません。離しません」
そうしてもいいような人生を手に入れたんだから。
そう耳元で言われて思わず身をよじるが、ビクともしない。ふわりと漂うカクテルの匂い。
首筋に顔を埋めてくる
これは昔から変わってない。甘える時の合図のようなもので。自分も割りかしよくやっていた気もする。
あの時は、なんとも思わなかったし思われてもいなかっただろうけれど、今、この現代でやるにはちょっと躊躇してしまう。
それでもほんの少し懐かしくなってクスクス笑うと、ふふっと笑ったのがわかった。
「酔ってるな」
メッサー君が顔を上げると、鼻がぶつかるくらいの距離で、その整った顔を不敵に歪めた
「まさか」
まさかその場にいた全員にこのやり取りを見られているとは
それに気がつくまで、あと3秒
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今後は完全にメッサーがヒロインをグイグイ狙っていく大学編待った無しです(妄想
ALICE+