変わってねーな
いつから、ここにいるのだろう。
あの日からプリンセスは朧に連れられ
太陽の光のない怪しい光が広がる、建ち並ぶ細い柵の先で女達が怯える空間へと連れていかれた。
ここは、吉原。
しかし、地球にある吉原ではなく
宇宙にある天人のためのものだった。
ここにいる女は皆、戦争中天人に捕まった地球の女達ばかりであった。
ただ、指名されお酌をするだけだった。
しかし、時には殴られたり暴力を振るわれることもある。死人だって出るが、それはほとんど捕まった女、ということでそのまま捨てられてしまう。とても恐ろしいところだ。
自分が、ここに来てもう何年たっただろうか…
決して笑うことはなく、ただ、生気を失った瞳で一点を見つめていた。
すると、いきなり派手な女柄の着物が目に入った。
この甘ったるい人を酔わせる匂い。プリンセスは、その人物の匂いに懐かしさを感じた。
そして、ゆっくりと視線をその顔へとあげた。
「…晋…助…?」
「ククク…お前、変わってねーな」
大きく目を見開き唇を震わせるプリンセスに高杉は艶めかしい笑いをし、キセルを一服。
派手な女柄の着物、そして左目に巻き付かれた包帯。
昔とはかなり変わった高杉の姿にプリンセスはただ目を大きく見開き見つめることしか出来なかった。
すると、高杉はしゃがみこみプリンセスの顔をのぞき見た。先ほどよりも近くで見つめられ顔をそらすが突然のびてきた手に、よく見せろと顔を掴まれた。
「随分と痩せちまったな…ここから出してやる。そしたら、沢山食わしてやる。」
「え…?」
高杉の言葉に唖然とする。
そんなこと出来るのかと驚きを隠せずにいると
それを悟ったように高杉はクククと喉をならした。
そして、立ち上がり腰にかけた刀をとり
プリンセスを閉じ込める柵を斬った。
柵がなくなり高杉はプリンセスの元へ近づきその体を抱き上げた。
「やっ!た、立てるから!歩けるから!」
「…黙れ」
暴れるプリンセスに冷たく言い放つ高杉にプリンセスは素直に暴れるのをやめ、自分の体を高杉に預けた。
あの日からプリンセスは朧に連れられ
太陽の光のない怪しい光が広がる、建ち並ぶ細い柵の先で女達が怯える空間へと連れていかれた。
ここは、吉原。
しかし、地球にある吉原ではなく
宇宙にある天人のためのものだった。
ここにいる女は皆、戦争中天人に捕まった地球の女達ばかりであった。
ただ、指名されお酌をするだけだった。
しかし、時には殴られたり暴力を振るわれることもある。死人だって出るが、それはほとんど捕まった女、ということでそのまま捨てられてしまう。とても恐ろしいところだ。
自分が、ここに来てもう何年たっただろうか…
決して笑うことはなく、ただ、生気を失った瞳で一点を見つめていた。
すると、いきなり派手な女柄の着物が目に入った。
この甘ったるい人を酔わせる匂い。プリンセスは、その人物の匂いに懐かしさを感じた。
そして、ゆっくりと視線をその顔へとあげた。
「…晋…助…?」
「ククク…お前、変わってねーな」
大きく目を見開き唇を震わせるプリンセスに高杉は艶めかしい笑いをし、キセルを一服。
派手な女柄の着物、そして左目に巻き付かれた包帯。
昔とはかなり変わった高杉の姿にプリンセスはただ目を大きく見開き見つめることしか出来なかった。
すると、高杉はしゃがみこみプリンセスの顔をのぞき見た。先ほどよりも近くで見つめられ顔をそらすが突然のびてきた手に、よく見せろと顔を掴まれた。
「随分と痩せちまったな…ここから出してやる。そしたら、沢山食わしてやる。」
「え…?」
高杉の言葉に唖然とする。
そんなこと出来るのかと驚きを隠せずにいると
それを悟ったように高杉はクククと喉をならした。
そして、立ち上がり腰にかけた刀をとり
プリンセスを閉じ込める柵を斬った。
柵がなくなり高杉はプリンセスの元へ近づきその体を抱き上げた。
「やっ!た、立てるから!歩けるから!」
「…黙れ」
暴れるプリンセスに冷たく言い放つ高杉にプリンセスは素直に暴れるのをやめ、自分の体を高杉に預けた。