俺嫌われてる?
一大丈夫、プリンセスならあっちでもやっていけるさ一
一そうじゃ、もし寂しくなったらこの世の中、いつでも会いに来れるじゃろ?一
そんな悲しい顔をするなと言って月詠は頭を撫でてくれた。可愛い顔が台無しと言いながら日輪は宥めるような目を向けた。昨夜あの鳳仙、そうあたしの父から宇宙海賊春雨第七師団に行けと言われた。
いつからここにいるかはわからない。しかし幼いころからここ吉原にいて、そして月詠と日輪に面倒を見てもらっていたから外の環境なんて何も知らなかった、だからとても不安だった。
それに、激しい戦闘などしたことがなかった。
したことがあったとしても、吉原に来たちょっとした悪いやつだけ。
……おいっ、プリンセス起きろ
「…ん」
あぁ、 阿伏兎の声ね。
「着いたぞ、さ、行くぞ〜」
日輪、月詠、絶対会いにいくね…
プリンセスが寝ている間に宇宙船は、第七師団宇宙船に着いていた。早いなぁと思いながら阿伏兎に着いていく。
「阿伏兎お帰り」
と、どこからか声がしておそらくこの巨大な身体の前だろうと思いながら歩いていると阿伏兎の急な立ち止まりにプリンセスは阿伏兎の背中に頭をうった。
「ぁあ〜…団長〜…プリンセスを連れてきたぜ、このすっとこどっこい」
阿伏兎お疲れ〜♪と笑顔で阿伏兎の肩を軽く叩き阿伏兎の後ろにいる小さな姿に
「やぁ、君がプリンセス??俺は神威だ…よろしく」
と笑みを浮かべプリンセスに握手をしようと手を伸ばしたが
「よろしく…神威。」
プリンセスはそっけない態度で言い返し握手はせず神威から距離をおいた。そう、この時プリンセスは思ったのだ。こいつは危ないと。そして、なによりもプリンセスに対して戦闘心を燃やしてることが伝わったのだ。
阿伏兎にもそれが伝わった。
緊張感のある中、
「あり…?俺嫌われてる?」
と苦笑いしながらその場を立ち去ろうとしたと思ったら…来るっ!!プリンセスはそう思った。
「プリンセス…俺のを避けるとは」
壁には大きな穴があき、そのギリギリのところでプリンセスは避けたのだ。
「強い子は好きだ…僕の子供を産んでよ?」
壁に食い込んだ拳を抜きながら笑みを浮かべ言った。
ぢゃぁ後は阿伏兎に任せたよ?と神威はその場を立ち去った。
神威が立ち去った後、プリンセスはその場に足に力が入らなくなったのか、座り込んだ。
(あいつ、本気であたしのこと殺ろうとした…)
呆然としているプリンセスに阿伏兎は
「プリンセス…大丈夫か?お前さん団長の攻撃避けるとは…ぉいプリンセス!」
と話しかけても返事をせず
阿伏兎はプリンセスの顔を伺った。
阿伏兎はドキッとした。
そう、プリンセスは笑っていたのだ。
阿伏兎は思った。プリンセスは今まで、吉原と言う激しい戦いのない中で生きてきて強い本能に触れることがなかった。しかし、今さっき神威の攻撃を受けそうになりその時夜兎としての本能が出たんだと。
「阿伏兎…あたし大丈夫だよ。けど、今すっごく変な気分なの。すっごく血が騒いでる…」
と言い残しプリンセスはその場にパタリと倒れた。
「とりあえず、部屋に連れてくか。」
と、夜兎としての本能が出て頭に血が周りそれが疲れとして出たんだろうと思い眠っているプリンセスを担ぎその場を後にした。
その頃、神威は食堂にいた。
「お腹がすいたよォ」
(まさか、避けるとは…ね。プリンセスって言ったっけ。あの子の成長が楽しみだ。)
「早くご飯出さないと…殺しちゃうぞ?」
一そうじゃ、もし寂しくなったらこの世の中、いつでも会いに来れるじゃろ?一
そんな悲しい顔をするなと言って月詠は頭を撫でてくれた。可愛い顔が台無しと言いながら日輪は宥めるような目を向けた。昨夜あの鳳仙、そうあたしの父から宇宙海賊春雨第七師団に行けと言われた。
いつからここにいるかはわからない。しかし幼いころからここ吉原にいて、そして月詠と日輪に面倒を見てもらっていたから外の環境なんて何も知らなかった、だからとても不安だった。
それに、激しい戦闘などしたことがなかった。
したことがあったとしても、吉原に来たちょっとした悪いやつだけ。
……おいっ、プリンセス起きろ
「…ん」
あぁ、 阿伏兎の声ね。
「着いたぞ、さ、行くぞ〜」
日輪、月詠、絶対会いにいくね…
プリンセスが寝ている間に宇宙船は、第七師団宇宙船に着いていた。早いなぁと思いながら阿伏兎に着いていく。
「阿伏兎お帰り」
と、どこからか声がしておそらくこの巨大な身体の前だろうと思いながら歩いていると阿伏兎の急な立ち止まりにプリンセスは阿伏兎の背中に頭をうった。
「ぁあ〜…団長〜…プリンセスを連れてきたぜ、このすっとこどっこい」
阿伏兎お疲れ〜♪と笑顔で阿伏兎の肩を軽く叩き阿伏兎の後ろにいる小さな姿に
「やぁ、君がプリンセス??俺は神威だ…よろしく」
と笑みを浮かべプリンセスに握手をしようと手を伸ばしたが
「よろしく…神威。」
プリンセスはそっけない態度で言い返し握手はせず神威から距離をおいた。そう、この時プリンセスは思ったのだ。こいつは危ないと。そして、なによりもプリンセスに対して戦闘心を燃やしてることが伝わったのだ。
阿伏兎にもそれが伝わった。
緊張感のある中、
「あり…?俺嫌われてる?」
と苦笑いしながらその場を立ち去ろうとしたと思ったら…来るっ!!プリンセスはそう思った。
「プリンセス…俺のを避けるとは」
壁には大きな穴があき、そのギリギリのところでプリンセスは避けたのだ。
「強い子は好きだ…僕の子供を産んでよ?」
壁に食い込んだ拳を抜きながら笑みを浮かべ言った。
ぢゃぁ後は阿伏兎に任せたよ?と神威はその場を立ち去った。
神威が立ち去った後、プリンセスはその場に足に力が入らなくなったのか、座り込んだ。
(あいつ、本気であたしのこと殺ろうとした…)
呆然としているプリンセスに阿伏兎は
「プリンセス…大丈夫か?お前さん団長の攻撃避けるとは…ぉいプリンセス!」
と話しかけても返事をせず
阿伏兎はプリンセスの顔を伺った。
阿伏兎はドキッとした。
そう、プリンセスは笑っていたのだ。
阿伏兎は思った。プリンセスは今まで、吉原と言う激しい戦いのない中で生きてきて強い本能に触れることがなかった。しかし、今さっき神威の攻撃を受けそうになりその時夜兎としての本能が出たんだと。
「阿伏兎…あたし大丈夫だよ。けど、今すっごく変な気分なの。すっごく血が騒いでる…」
と言い残しプリンセスはその場にパタリと倒れた。
「とりあえず、部屋に連れてくか。」
と、夜兎としての本能が出て頭に血が周りそれが疲れとして出たんだろうと思い眠っているプリンセスを担ぎその場を後にした。
その頃、神威は食堂にいた。
「お腹がすいたよォ」
(まさか、避けるとは…ね。プリンセスって言ったっけ。あの子の成長が楽しみだ。)
「早くご飯出さないと…殺しちゃうぞ?」