頂上決戦


「……こうも急接近されるとは…」


センゴクは騒然とした。そんな中白ひげは力強く拳を握り両腕を交差し構えた。それに海兵は息を呑む。

そしてその拳を自身の両側にたたき付けそこにはヒビが出来てミシミシと音を鳴らした。


「何だ!!?大気にヒビ!!?」


すると波がボコッと膨れ上がった。それは海軍を狙うかの様に両側に現れた。



「………!!オヤジ……みんな…おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのに何で見捨ててくれなかったんだよォ!!!おれの身勝手でこうなっちまったのに………!!!」

肩を震わせ声を上げるエース。そんなエースを真剣な表情で見る白ひげ。


「いや…おれは行けと言ったハズだぜ息子よ」

「!!?……!!?…!!ウソつけ……!!バカ言ってんじゃねェよ!!!あんたがあの時止めたのにおれは…」

「おれは行けと言った―そうだろマルコ」

「ああ、おれも聞いてたよい!!とんだ苦労をかけちまったなァエース!!この海じゃ誰でも知ってるハズだおれ達の仲間に手を出せば一体どうなるかって事くらいなァ!!!」

「お前を傷つけた奴ァ誰一人生かしちゃおかねェぞエース!!!」

「待ってろ!!!今助けるぞオオオ!!!」


白ひげ海賊団及びその傘下の雄叫びが響いた。エースはその言葉に唇を噛み締め何も言えなくなった。

するとサイドからズズズズと地鳴りが響いた。

「そら来たぞい、さっきあいつが仕掛けた”海震”が…”津波”に変わってやって来る…!」

そしてガープの言葉の通り海軍本部に両側からとんでもない規模の津波が襲ってきた。


「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ!!最期を迎えるのは我々かも知れんのだ………あの男は世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」

津波の音と共にセンゴクの声もその場に響いた。

「ああ…始まるぞ………戦争が…!!!」

攻め入るは―”白ひげ”率いる新世界47隻の海賊艦隊

迎え撃つは―政府の二大戦力”海軍本部””王下七武海”

誰が勝ち誰が負けても時代が変わる!!!!

「津波だァ〜!!!」

この場を狙う津波にあたふたとなる海兵そして、興奮の声を上げる者をいた。

「あんたの出番じゃないのかい。」

そうポツリと呟きおつるはprincessに目を向けた。

「いいえ。クザンが止めると思います。」

「氷河時代(アイスエイジ)」

princessがそうくちにしたと同時にクザンの声が響きその両手から氷を出し津波を凍らせた。

「青キジィ……!!若僧が…!!!」

そうニヤリと笑みを浮かべる白ひげに対しクザンは攻撃を仕掛けるが防がれ、その衝撃でパキッと音を鳴らしクザンはパラパラと砕けた。

「…!クザン!」

princessはその光景を目にし叫び上げた。

しかしクザンはそのまま海へ落ち湾内を全て氷で覆ったのだった。

「馬鹿。心配させやがって…!!」

ホッとした表情を浮かべポツリと呟くprincess。

また、それを狙ったかのように海軍は砲撃を始めた。

「砲撃ィイ!!!モビーディックを破壊しろォ!!!」

ドンドンと撃たれる球。


「さァ行くぞ」

「いい足場が出来た」


「おれ達の力を見せてやれ!!!」

「隊長達も出てきたぞ!!!砲撃を休めるなァ!!!!」


負けじと海賊達も海軍に砲撃をするがそれを真っ二つにぶった切る海軍本部中将達。一方princessはその場にはいなかった。


「薙ぎ倒して湾内へ進めェ〜〜〜っ!!!」

鳴り響く砲撃の音と海賊達の声。

「とうとう……始まったな……!!!」


戦闘の激しさが増し“鷹の目のミホーク”が剣を抜いた。

「…!フフフッ何だやんのかお前…」

剣に手を掛けるミホークに対し三日月型に口を開け問いかけるドフラミンゴ。

「推し量るだけだ…近く見えるあの男と我々の"本当の距離"を…」


そしてミホークは剣を振り下ろした。凍った水面に大きな亀裂が走り白ひげに襲い掛かる。しかしそれを止める者がいた。

「止めた!!!世界一の斬撃を!!!」

その姿を表情を一切変えず目に焼き付けるミホーク。


「3番隊隊長!!!“ダイヤモンド”・ジョズ!!!」


すると次は物凄い強い光が視界を塞いだ。

「八尺瓊曲玉」

「黄猿が来たァー!!!」


ピュンピュンと光の光線球が幾つも白ひげに向かう。

「オイオイ…眩しいじゃねェか…」

ドンと鳴り響く何かにぶつかった様な音。