家族は違う


「大将の攻撃を防いだ!!!」

「何だ!?青い炎をまとっているぞ……!!!」


「1番隊隊長!!!マルコ!!!」

「いきなり“キング”は取れねェだろうよい」

ニヒルな笑みを浮かべ両腕に青い炎を纏った翼を持つマルコは黄猿を目に捉えた。

「コワイねェ〜…“白ひげ海賊団”“自然系(ロギア)”よりさらに希少…動物系”幻獣種”!!!」

「効くよい」

「ウソをつけ〜」

「いかなる攻撃を受けても炎と共に再生する…―あれが1番隊隊長…!!“不死鳥マルコ”!!!!」

「巨人部隊!!空も注意しなよォー!!!」

マルコとの戦いに一線を引き黄猿は”飛ぶ”マルコの危険さを巨人部隊へと予告した。

そんな中、隊長隊の攻撃は止まらない。ジョズが巨人よりも遥かに大きい氷塊を巨人に向かって投げた。しかしそれを大将赤犬が能力で溶かしそれは蒸発する勢いだ。

いくつもの火山弾が辺りに落ちそして、船が一隻やられてしまった。

「ひるむな 広場へ踏み込め!!!」

「隊長達を止めろォーっ!!!」

「陸に上げるな!!!モビーディックを落とし白ひげを討ち取れェー!!!」

言葉を吐きながらも止むことのない攻撃。


「行けェリトルオーズJr.!!!」

海軍船を払い退ける様に倒してやって来たのはオーズの子孫だった。

「エースぐんは優じいんだ絶対に死なぜねェ」

オーズの野太い声が響く。オーズは巨人族からの攻撃にビクともせず砲撃されながらもズシズシと進んで行き湾内への突破口を開いた。

「湾内へ攻め込めェ〜!!!」

「いかん!!!下がるぞ!!!湾内のラインを固めろ!!!決して広場へ上げるな!!!」

冷や汗を浮かべ指示する中将。


オーズは向かって来る巨人を剣で倒しそのオーズの意思を援護する白ひげ海賊団。しかしオーズの快進撃は長くはつづかなかった。

「熊の衝撃(ウルススショック)」

くまがオーズの正面を目掛け強い衝撃を与えたのだった。白目を向かせよろけるオーズ。

「オーズ!!!」

膝を付き俯くオーズにエースが声を張り上げる。オーズはパサっと軽く音を立てて落ちた編笠を虚ろな目で見た。

ーごれは…?

ワノ国で作り方を習ったんだ被ってみろお前は太陽に近いから

エースさんこれ2回も失敗してんだぜ!燃えてよ!!

自分が火なのにワラなんて編むから

ああ…!ごれは涼じい!

そうか よかったー


んんと呻きを上げ血を流し何とか意識を保っているがオーズの大きさはどうも狙いやすくマトで砲撃がどんどん当たる。


「ハァ…ハァ…せめで…七武海 一人でも…!!」

「ん?」


そう言い虚ろな目で捉えた者に力強く渾身の一撃を与えるが運悪くその狙った者はその一撃を避けた。そしてそれを避けた者、ドフラミンゴは宙を舞い手を広げオーズの足首を切断した。

「面白ェ!!!フッフッフッフッフッ!!!」

笑を込み上げるドフラミンゴ。

片足を失いバランスを崩し苦痛で呻きを上げるオーズ。

「オーズ!!!」

声を上げるエース。オーズは這いずる様に広場へ踏み込みエースの元へ手を伸ばす。

「もうすごし……!!!」

もはや目も開けることが出来ず感覚だけで手を必死に伸ばしていた。


「ドフラミンゴの野郎!!足を切っちまいやがってコイツの死体はおれが貰うってのに!!行けっ!!!“角刀影(ツノトカゲ)”!!!」

そうモリアは口にし構えた。そしてモリアが出した影はオーズを貫いた。

歯を食いしばるエースの目の前で次第に落ちるオーズの伸ばした手そしてオーズは力尽き倒れた。

その場に沢山の様々な感情を抱いた言葉が飛び交う。

「オーズ」

「スキを見せたな白ひげ……!!!」

倒れたオーズを見つめる白ひげの背後から巨人兵が斧を振りかぶるが、白ひげはそれを捻り返した。


「オーズを踏み越えて進めェ!!!」

白ひげの言葉に躊躇いを見せずウオオと返事をし駆け出す海賊達。

……

一方princessはガープと共に処刑台に上がった。

「ジジィ…princess…!」

「何しにきたガープ、princess作戦に異論でも?」

princessはセンゴクから出た”作戦”と言う言葉に疑問を抱いたが黙ってガープとセンゴクのやり取りを聞いていた。

「…いや相手は海賊…同情の余地はない…princessは余計な行動を起こさぬよう側に置いとるだけじゃ」

ならばと言葉を続けようとするセンゴクに対しガープは黙れと喝を入れた。

「黙れ!よかろう…ここにおるくらい」

そう言いエースの隣に距離を置き胡座をかくガープ。princessは一歩後ろでガープとエースの間に立った。

「悪党に同情はねェが…」


ーprincessにベタつくな!ルフィを殴んなクソジジィー!

どうして…どうしてそんなに平然としていられるの…!?エースが…死ぬんだよ…?

ジィちゃん…エースをどうにか助けられないの…!!?私やだよ!こんなのやだ!!ー


「家族は違う…!!!わしゃあどうすりゃええんじゃい…!!……エース貴様…!なぜわしの言う通りに生きないんだ!!!」

「ジジィ…!!!」

「ジィちゃん…」

そう口にし涙ぐむガープにエースは驚きの目を向けprincessは口に手を当て初めて見るこの様なガープの姿に目を潤ませた。

「……今更妙な気を起こせばお前とて容赦せんぞガープ」

「…フンやるならとうにやっとるわ!!!」

険しい表情を浮かべ口にするセンゴクにガープは声を上げた。