じいちゃん


「じいちゃん!!!………!!!そこどいてくれェ!!!」

「どくわけにいくかァ!!!ルフィ!!!わしゃァ”海軍本部”中将じゃ!!!」

ドンとルフィの前に身構え怒鳴り上げるガープ。


わああと上がる人々の歓声。


「英雄ガープだ!!!」

「橋が…落ちる!!」

「何とかしなよ麦わらボーイ!!」

「ジィちゃん!!」

ルフィとガープを凝視する。

「お前が生まれる遥か昔から」


「わしは海賊達と戦ってきた!!!ここを通りたくば、わしを殺してでも通れ!!!“麦わらのルフィ”!!!」

ガープの言葉に驚きを見せるルフィ。エース、princessもルフィと同じ気持ちだった。

「それが"お前達"の選んだ道じゃァ!!!」

「ジジイ」

「ジィちゃん」

歯を食いしばらせ、その光景を凝望するエース。princessはルフィがどう動くか不安の目を向けた。


ー甘ったれるな!!お前は誰よりも強い海兵になるんじゃ

そんな気持ちじゃあすぐに海賊に殺されるぞ!!!ー


「できねェよじいちゃん!!!どいてくれェ!!!」

「できねばエースは死ぬだけだ!!!」

「いやだァ!!!」

「いやな事などいくらでも起きる!!!わしゃあ容赦せんぞ!!!ルフィお前を敵とみなす!!」

皆が見守る中ガープは拳を振りかぶった。それに対しルフィはギアを発動させ力を込め同じく拳を振りかぶる。

その瞬間ガープの頭の中に過る幼き頃のエース、ルフィ、princessの姿。


ー私は…エースを失いたくない!!!


今になって命が惜しい!!ー


ガープは強く目を瞑った。

「ガープ!!」

「うわああああああああ!!!」

ガープはルフィに殴られ橋から落ちていく。そんなガープを信じられないという様な表情で見る中将達。

「ガープ中将!!?」

「貴様も人の親だガープ……!!」

ガープの行動に悔しさを浮かべるセンゴク。

そしてとうとうルフィの足が処刑台へと届いた。

ーこれを…!!兄の手錠のカギじゃ…!!ー

ハンコックとのやり取りが頭に過る。

「鍵あるんだ待ってろ!!!ハァ…!!」

「ルフィお前!!!」

焦りを浮かべるルフィ。

「見ろ!!元帥が能力を!!初めて見た…」

「待て!!私が逃すと思うなァ!!!」

怒りの声をあげセンゴクは能力で巨大化する。急いで鍵を開けようとするルフィ。しかし黄猿による光線で鍵を折られてしまった。

「黄猿!!」

予期せぬ事態にprincessは不安気に黄猿から処刑台に目を向けた。

「ああっ!!鍵!!」

唖然と折られた鍵を目にするルフィ。

「構えろ!!」

その声と共に銃口が全て処刑台に向けられる。

「ああ…!!ああダメだ鍵がァ!!!」

わああ慌てるルフィ。すると一人の死刑人が目を覚ました。

「…!!うゥ…何だいきなり気を失ってしまったガネ…!!!」

「え!!?”3”!!!何でここに!!?」

声と顔に見覚えのある人物にルフィは声を上げた。

「私の手で処刑するのみ!!!」

拳を構えるセンゴク。

「”ゴムゴムの”…おい3、壁でエース守れ!!」

「ギャー!!アレは何カネ!!?ギャァァァ」

突然の展開に驚きの声を上げる。そんな、Mr.3にエースを守るよう指示するルフィ。そして、センゴクから出された攻撃をMr.3と共に防ぐルフィ。

「処刑台が崩れる!!!」

「何が起きた!!?」

「エースはまだ死んでないぞ!!」

「ルフィ…エース…」

princessは不安気に崩れる処刑台を見上げた。

そしてー

ドッカァァンと凄まじい音が鳴り響いた。

あがった爆炎を息を飲み見守るprincess。


「ルフィ……エース……!!」


すると爆炎の中に炎のトンネルがー

「お前は昔からそうさルフィ!!!おれの言う事もろくに聞かねェで」

エースの言葉に笑みを浮かべるルフィ。

「無茶ばっかりしやがって!!!」


「エース〜!!!」

princessは高まる感情に目に涙を浮かべ安堵の笑みを浮かべたのだった。