忘れないさ
そしてその話を聞いてから数日、赤髪海賊団の船に1本の通信が届いた。
シャンクスは電伝虫に出た。
「おう、赤髪か。わしが分かるか、海軍中将ガープだ。」
「……海軍が俺に何の用だ?」
「お前さんの船にprincessという少女が乗っとるだろ。」
「……だからどうした」
「…引き取りたい。……赤髪、よく聞け。その子はなあ、お前も知っとるだろうハナと……白ひげの娘だ。」
”白ひげ”その名にシャンクスに衝撃が走った。
「ハナさんの娘だってのは知っていたが、白ひげの娘とは知らなかった」
そうかとガープは零し、そして1つ息を吐いた。
「……赤髪、明日の正午までにだ。お前のところまで行く。そこで、princessを引き渡せ。もし、これを承知できないのならば海軍総出でお前の船を襲いに行く。明日の正午までだ。」
そしてガープからの通信は切れた。シャンクスはガープの言葉を頭の中で繰り返していた。”海軍総出”。今の赤髪海賊団では確実に壮大な負傷者が出る、そして大切な仲間達を失うと。
そしてその日を迎えた。
princessは船内でシャンクスを探していた。
「シャンクスどこだろ〜なあ」
なかなか見当たらないシャンクス。そしprincessは甲板へとむかった。するとそこにはシャンクス・ベンそしてルゥやヤソップ赤髪海賊団のほとんどの人が甲板に出ていた。
しかしその赤髪海賊団の船の隣には海軍と大きく掲げられた船が着いていた。
なぜ敵の海軍がこんなにも側にいるのかわからなく怖くなったprincessはシャンクスの元へ駆け寄る。
「シャンクス…!!…なんで海軍が…?」
シャンクスを見上げるprincess。princessの目に映ったシャンクスの顔はとても真剣な表情をしていた。
すると海軍の船から船同士を繋ぐ板が繋がれそれを渡り、正義と書かれたコートを羽織る1人の老兵がシャンクスとprincessの前にやってきた。
princessはその顔に見覚えがあった。
「じぃちゃん…?」
幼い頃、よく島に来てくれて遊んでくれたり、母親の話をしてくれるおじぃちゃん。ガープだった。
「おう、覚えてたかprincess。……2年振りか。大きくなったなあ」
ガープはprincessの目線に合わせしゃがみ込みprincessの頭を撫でる。そして、目線をシャンクスへと向け立ち上がった。
「princessは、2年前エスボワール島から消えた。そしてそこの住人達も全て消えていた。残ってたのは、木々、葉、花…そしてprincessの母親ハナの墓だけだった。」
「…やっぱりハナさんの…娘だったのか」
「お前も薄々気づいておっただろ。赤髪princessはこっちで引き取る。ハナにも言われたんじゃ。」
ーガープ。
私が死んだらprincessの事お願いね。今私が信用出来る人は、ここの島の人達と貴方と”あの人”ぐらいしかいないわ。ー
シャンクスはロジャーの船にいた時お世話になったハナの面影と言葉を重ね合わせた。
「…ハナさんがそう言ってたなら…しょうがない。」
少し濁った表情を浮かべシャンクスはポツリと呟いた。その声に周りにいたベン、ルゥ、ヤソップは顔を顰めた。
「お頭ァ、本当にそれでいいのか。」
ベンの声にシャンクスは、ああと1つ零した。princessは何を言っているのか全く理解が出来ずただ不安な表情を浮かべシャンクスの服をぎゅっと握りしめた。
「…シャンクス?」
するとシャンクスはprincessの方へと顔を向け目線を合わせるためしゃがみ込む。向かい合うシャンクスとprincess。
「princess、お別れだ。」
「……え」
シャンクスの言葉に唖然とするprincess。次第に曇ってゆくprincessの表情を見てシャンクスはprincessの頭に手を添え撫でる。
「そんな泣きそうな顔をするな、またいつか、会える。」
「……やだ…やだよ。
…みんなとお別れしたくない。」
princessは離れたくないという気持ちを込めシャンクスに抱きつく。そんなprincessにシャンクスは自身の片腕をprincessの背に回し摩る。
「princess、暫くは会えねェ。けどな、いつか海に出て戻って来い!俺らは、いつでもお前さんを歓迎する。」
その言葉にprincessは、流れる涙を止めようと力を込め肩を震わせシャンクスを見つめた。
「まあ、そん時お前さんが”海賊”か”海軍”か…どんなカタチでも構わねェ!!」
また会おうとシャンクスはニカっと笑みを浮かべprincessの頭を撫でる。
そしてガープはprincessを抱き上げ、そして海軍の船の方へと向かう。
「シャンクス!ベン!ルゥ!ヤソップ!皆んな!私!!絶対”海賊”になって戻ってくるから!!」
震える声で叫ぶprincess。そして次第に2つの船は離れて行く。
princessが去った後赤髪海賊団の船は妙に静まり返っていた。
「俺が、強ければ。」
シャンクスはポツリと呟いた。
「あんたは、十分強いさ。
最後のprincessの言葉を忘れるなよ、頭ァ」
「ああ…忘れないさ。」
シャンクスは電伝虫に出た。
「おう、赤髪か。わしが分かるか、海軍中将ガープだ。」
「……海軍が俺に何の用だ?」
「お前さんの船にprincessという少女が乗っとるだろ。」
「……だからどうした」
「…引き取りたい。……赤髪、よく聞け。その子はなあ、お前も知っとるだろうハナと……白ひげの娘だ。」
”白ひげ”その名にシャンクスに衝撃が走った。
「ハナさんの娘だってのは知っていたが、白ひげの娘とは知らなかった」
そうかとガープは零し、そして1つ息を吐いた。
「……赤髪、明日の正午までにだ。お前のところまで行く。そこで、princessを引き渡せ。もし、これを承知できないのならば海軍総出でお前の船を襲いに行く。明日の正午までだ。」
そしてガープからの通信は切れた。シャンクスはガープの言葉を頭の中で繰り返していた。”海軍総出”。今の赤髪海賊団では確実に壮大な負傷者が出る、そして大切な仲間達を失うと。
そしてその日を迎えた。
princessは船内でシャンクスを探していた。
「シャンクスどこだろ〜なあ」
なかなか見当たらないシャンクス。そしprincessは甲板へとむかった。するとそこにはシャンクス・ベンそしてルゥやヤソップ赤髪海賊団のほとんどの人が甲板に出ていた。
しかしその赤髪海賊団の船の隣には海軍と大きく掲げられた船が着いていた。
なぜ敵の海軍がこんなにも側にいるのかわからなく怖くなったprincessはシャンクスの元へ駆け寄る。
「シャンクス…!!…なんで海軍が…?」
シャンクスを見上げるprincess。princessの目に映ったシャンクスの顔はとても真剣な表情をしていた。
すると海軍の船から船同士を繋ぐ板が繋がれそれを渡り、正義と書かれたコートを羽織る1人の老兵がシャンクスとprincessの前にやってきた。
princessはその顔に見覚えがあった。
「じぃちゃん…?」
幼い頃、よく島に来てくれて遊んでくれたり、母親の話をしてくれるおじぃちゃん。ガープだった。
「おう、覚えてたかprincess。……2年振りか。大きくなったなあ」
ガープはprincessの目線に合わせしゃがみ込みprincessの頭を撫でる。そして、目線をシャンクスへと向け立ち上がった。
「princessは、2年前エスボワール島から消えた。そしてそこの住人達も全て消えていた。残ってたのは、木々、葉、花…そしてprincessの母親ハナの墓だけだった。」
「…やっぱりハナさんの…娘だったのか」
「お前も薄々気づいておっただろ。赤髪princessはこっちで引き取る。ハナにも言われたんじゃ。」
ーガープ。
私が死んだらprincessの事お願いね。今私が信用出来る人は、ここの島の人達と貴方と”あの人”ぐらいしかいないわ。ー
シャンクスはロジャーの船にいた時お世話になったハナの面影と言葉を重ね合わせた。
「…ハナさんがそう言ってたなら…しょうがない。」
少し濁った表情を浮かべシャンクスはポツリと呟いた。その声に周りにいたベン、ルゥ、ヤソップは顔を顰めた。
「お頭ァ、本当にそれでいいのか。」
ベンの声にシャンクスは、ああと1つ零した。princessは何を言っているのか全く理解が出来ずただ不安な表情を浮かべシャンクスの服をぎゅっと握りしめた。
「…シャンクス?」
するとシャンクスはprincessの方へと顔を向け目線を合わせるためしゃがみ込む。向かい合うシャンクスとprincess。
「princess、お別れだ。」
「……え」
シャンクスの言葉に唖然とするprincess。次第に曇ってゆくprincessの表情を見てシャンクスはprincessの頭に手を添え撫でる。
「そんな泣きそうな顔をするな、またいつか、会える。」
「……やだ…やだよ。
…みんなとお別れしたくない。」
princessは離れたくないという気持ちを込めシャンクスに抱きつく。そんなprincessにシャンクスは自身の片腕をprincessの背に回し摩る。
「princess、暫くは会えねェ。けどな、いつか海に出て戻って来い!俺らは、いつでもお前さんを歓迎する。」
その言葉にprincessは、流れる涙を止めようと力を込め肩を震わせシャンクスを見つめた。
「まあ、そん時お前さんが”海賊”か”海軍”か…どんなカタチでも構わねェ!!」
また会おうとシャンクスはニカっと笑みを浮かべprincessの頭を撫でる。
そしてガープはprincessを抱き上げ、そして海軍の船の方へと向かう。
「シャンクス!ベン!ルゥ!ヤソップ!皆んな!私!!絶対”海賊”になって戻ってくるから!!」
震える声で叫ぶprincess。そして次第に2つの船は離れて行く。
princessが去った後赤髪海賊団の船は妙に静まり返っていた。
「俺が、強ければ。」
シャンクスはポツリと呟いた。
「あんたは、十分強いさ。
最後のprincessの言葉を忘れるなよ、頭ァ」
「ああ…忘れないさ。」