兄弟
「じぃちゃんなんて大っ嫌い…大っ嫌い大っ嫌い大っ嫌い!!」
シャンクスと別れてから数日後princessはガープに連れられある山道を歩いていた。自分を抱き上げるガープをバシバシと叩きながらprincessは声を上げる。
「私、絶対、シャンクス達のとこ戻るんだから!!シャンクスみたいな海賊になるんだから!」
耳元でボツボツと言い放つprincessにガープは呆れたように遠い目を向け
「ルフィと言いエースと言い子供はなぜこうも海賊になりたがるんじゃ!お前さんはハナに似た最強の海兵になるんじゃ!!」
「ママだって海軍辞めて海賊になったんだよ!」
ガープの言葉にベーと舌を出し強気な態度をとるprincess。
しばらくして一軒の家が見えてきた。
その家のドアをドンドンと叩くガープ。その隙にprincessはガープから降り地に足をつけた。
「ダダン!!出て来い!princess!どこにも行くじゃないぞ!」
はいはいと軽く返事をしそっぽを向くprincess。
するとドアがバンッと開き中からダダンと呼ばれる大きな女の人が出てきた。
「ガ、ガープさん!!ホントもう勘弁しておくれよ!!
ってえええ!!!ガキんちょ!!!んでオマケに女の子じゃないかい!!!!」
ガープの後ろにいるprincessを見てダダンは声を上げた。
「その子も嫌だろ!男2人に女1人ってのは!」
さらに言葉を続けるダダンにガープは脅しをかける。そしてその脅しに見事怯えるダダン。
そんな中princessは視線を感じそちらの方へ目を向ける。
「なあなあ!エース!あいつ俺らと住むのかァ!?」
「ジジィが連れてきたんなら、そうだろルフィ。」
ボソボソと2人で話すエースとルフィ。princessはジッとその2人を見ていた。
「おおエース、ルフィ」
背後からその2人の名前を呼ぶガープの声が響いた。そしてガープに背中を押されエースとルフィへと距離を縮められる。
「あっちがエース。こっちがルフィじゃ。年はお前より4つ上と1つ上じゃ。
今日からこいつらと一緒に暮らすんじゃ!仲良うせい!」
ガープの言葉にその場にいるエース、ルフィ、princessは驚きの表情を浮かべた。
「やだ!やだやだやだ!こんな所やだ!」
異常なぐらい拒否するprincess。そんなprincessにガープは目線を合わせる。
「princess…そんなにわしと離れるのが寂しいか」
「なわけないでしょ!バカジジィ!!」
そして、ガープはニカっと笑顔を向け立ち上がりprincessの頭を撫で「たまに遊びにくるからな」と言葉を残し手を振りながら山道を下って行った。ガープの後ろ姿を呆然と見つめるprincess。そんなprincessの肩をトントンと叩く。
「おいお前!名前なんて言うんだ!」
それはエースだった。princessはエースに目を向けた。
「princess。」
無愛想に答えるprincessにエースは笑顔を絶やさなかった。
「よろしくな!」
差し伸ばされる手にprincessは驚き、よろしくと呟き手を握り返した。
そして同じようにルフィも手を差し伸ばprincessはその手を握った。
その瞬間、ルフィは力が抜けるとその場にへたり込んだ。
「お前!ルフィに何した!?」
エースはルフィの肩に手を添えprincessに警戒の目を向けた。
「多分、私、能力者だからかな?」
自分の手を見つめprincessはほらと手の中から水を出し両手で遊ばせて見せた。それにエースとルフィは更に驚きの表情princessに向けた。
「オレもゴムゴムの実を食べた能力者なんだ!」
そうルフィ言い腕を長く伸ばした。princessはそれに驚きルフィに目を向ける。シシシと笑うルフィ。
これがエース、ルフィ、princessの出会いだった。
princessは意外にも早く、エースとルフィに接することが出来た。しかしまだ溶け込む事は出来ずダダンの家に来てからその日の夜、皆んなが食事をする中princessは窓から外の星をジッと切な気な目で見つめていた。そして、エースはそんなprincessに自分が手に入れた獲物の調理された肉をお皿に乗せprincessの真横に置いた。それに気づきprincessはその皿の肉を見てからエースに驚きの目を向けた。
「食えよ」
ポツリと呟くエース。princessは自分をジッと見つめるエースから目線を逸らし俯く。こんな無愛想な態度なのになぜ優しくしてくれるのだろうか。
「……ありがとう…」
princessはそう言葉を吐きお皿の肉に手をつけた。パクパクと食べるその姿にエースはニカっと笑みを浮かべprincessの頭を撫でた。
そして次の日の朝。
ルフィとエースは山のもっと奥へと今日の獲物を探しに向かおうとした。
「わたしも!連れてって!」
山奥へと向かおうとするエースとルフィの背後に声を上げるprincess。2人はクルッとprincessに顔を向けた。
「princess!お前は女の子なんだ。だから、そこで待ってろ」
エースの言葉にそうだそうだとニカっと笑うルフィ。2人はprincessの返事を聞かずそのまま奥山へと歩き出した。princessはその言葉に妙に対抗心が湧き見つからないようにと着いて行く。しかし、その道は中々険しいものだった。princessはそれに折れることなく着いて行く。
「ハァハァ……もう無理…」
暫くしてprincessは体力の限界と山道の中、その場に座り込んだ。そして既にエースとルフィを見失ってしまっていた。さて、どう帰ろうprincessは夢中で着いていったため来た道を戻ることさえも出来ずにいた。
ガサガサ…
草が揺れる音が響いた。バッとそちらに目を向けるprincess。ガサガサと揺れ続ける葉。
princessはゴクリと息を飲む。すると葉の揺れはおさまった。
が、その時ー
ガーと音を鳴らし、鋭く牙を出す大きな猛獣がprincessの前に現れた。princessは突然の恐怖に体を震わせ動くことが出来なかった。
「だれ…か…助け…て」
声にならない声を上げるprincess。自分の能力を使えば良い、そう思ったが体に力が入らず出来なかった。
そして猛獣はprincessに飛びかかろうとした時だった。
「princess!!!」
その猛獣はその声と共に横へ飛んでいった。
「大丈夫か!?princess!!」
頭を手で抱え俯いていたprincessはその声に顔を恐る恐る上げる。心配そうに目を向けていたのはエースだった。
「………!エース…!!」
震える声でその名を呼ぶ。そしてエースはprincessにニカっと笑みを見せてから猛獣と共に飛んでいったルフィの方へと向かっていった。
暫くして、猛獣は声を上げ倒れ死んだ。そしてエースとルフィはprincessの元へ。princessは申し訳なさそうに俯いた。
「オレ言ったよな!!待ってろって!」
真剣な表情で声を上げるエース。princessはその言葉に肩を震わせ鼻をすする。
「……わたしも、力になりたかった……の!!」
そしてprincessは顔を上げ泣き声を上げた。エースとルフィは眉を下げ困った様に、また焦る様に泣くなよとprincessの背中を摩る。
暫くしてprincessは、泣き止んだ。そしてprincessの鼻をすする音だけが響いた。
「……princessよく聞け!!」
そんな静けさの中、言葉を吐いたのはエースだった。
「オレはお前の兄ちゃんだ!お前の事はオレが守る!!」
エースの言葉とその眼差しにprincessは目をそらすことが出来なかった。
「そうだぞ!エースがオレらを守ってくれる!」
「ルフィ!お前も守るんだよ!」
ニシシと笑いながら言葉を吐くルフィにエースはバシッと豪快に叩き言葉を吐いた。
それを見て笑うprincess。
この時を境にエース、ルフィ、princessの仲は一気に縮み距離感は無くなっていた。
そんなある日、今日の獲物を得る為にprincess達は作戦を立てていた。
「あら、女の子?」
マキノはお酒を届けにダダンの家まで来ていた。その時目にとまった女の子。
「おお、マキノ!」
そんなマキノに気づき手を大きく振るルフィ。そしてマキノのルフィ達の元へ寄りprincessに目を向けた。
「初めまして、私はマキノ。あなたのお名前は?」
自分の目線に合わせ問いかけるマキノにprincessは照れた様に目線を逸らし
「……princess」
その姿にマキノはよろしくね笑顔を浮かべた。
「今度から女の子の服も持ってこなきゃね〜」
マキノは何だかとても楽しげだった。princessは、そのマキノの人柄に距離感が無く自然と打ち解けていった。楽しそうに会話をするprincessとマキノ。
そしてエースはマキノが持って来たお酒に目を向け少し考える様に眉を寄せた後、何かを思ったかの様にハッとして、princessの腕を掴みお酒を手に持ちルフィ走るぞと駆けて行った。
「あらあら」
呆れた様に笑みを浮かべその姿を見つめるマキノ。
シャンクスと別れてから数日後princessはガープに連れられある山道を歩いていた。自分を抱き上げるガープをバシバシと叩きながらprincessは声を上げる。
「私、絶対、シャンクス達のとこ戻るんだから!!シャンクスみたいな海賊になるんだから!」
耳元でボツボツと言い放つprincessにガープは呆れたように遠い目を向け
「ルフィと言いエースと言い子供はなぜこうも海賊になりたがるんじゃ!お前さんはハナに似た最強の海兵になるんじゃ!!」
「ママだって海軍辞めて海賊になったんだよ!」
ガープの言葉にベーと舌を出し強気な態度をとるprincess。
しばらくして一軒の家が見えてきた。
その家のドアをドンドンと叩くガープ。その隙にprincessはガープから降り地に足をつけた。
「ダダン!!出て来い!princess!どこにも行くじゃないぞ!」
はいはいと軽く返事をしそっぽを向くprincess。
するとドアがバンッと開き中からダダンと呼ばれる大きな女の人が出てきた。
「ガ、ガープさん!!ホントもう勘弁しておくれよ!!
ってえええ!!!ガキんちょ!!!んでオマケに女の子じゃないかい!!!!」
ガープの後ろにいるprincessを見てダダンは声を上げた。
「その子も嫌だろ!男2人に女1人ってのは!」
さらに言葉を続けるダダンにガープは脅しをかける。そしてその脅しに見事怯えるダダン。
そんな中princessは視線を感じそちらの方へ目を向ける。
「なあなあ!エース!あいつ俺らと住むのかァ!?」
「ジジィが連れてきたんなら、そうだろルフィ。」
ボソボソと2人で話すエースとルフィ。princessはジッとその2人を見ていた。
「おおエース、ルフィ」
背後からその2人の名前を呼ぶガープの声が響いた。そしてガープに背中を押されエースとルフィへと距離を縮められる。
「あっちがエース。こっちがルフィじゃ。年はお前より4つ上と1つ上じゃ。
今日からこいつらと一緒に暮らすんじゃ!仲良うせい!」
ガープの言葉にその場にいるエース、ルフィ、princessは驚きの表情を浮かべた。
「やだ!やだやだやだ!こんな所やだ!」
異常なぐらい拒否するprincess。そんなprincessにガープは目線を合わせる。
「princess…そんなにわしと離れるのが寂しいか」
「なわけないでしょ!バカジジィ!!」
そして、ガープはニカっと笑顔を向け立ち上がりprincessの頭を撫で「たまに遊びにくるからな」と言葉を残し手を振りながら山道を下って行った。ガープの後ろ姿を呆然と見つめるprincess。そんなprincessの肩をトントンと叩く。
「おいお前!名前なんて言うんだ!」
それはエースだった。princessはエースに目を向けた。
「princess。」
無愛想に答えるprincessにエースは笑顔を絶やさなかった。
「よろしくな!」
差し伸ばされる手にprincessは驚き、よろしくと呟き手を握り返した。
そして同じようにルフィも手を差し伸ばprincessはその手を握った。
その瞬間、ルフィは力が抜けるとその場にへたり込んだ。
「お前!ルフィに何した!?」
エースはルフィの肩に手を添えprincessに警戒の目を向けた。
「多分、私、能力者だからかな?」
自分の手を見つめprincessはほらと手の中から水を出し両手で遊ばせて見せた。それにエースとルフィは更に驚きの表情princessに向けた。
「オレもゴムゴムの実を食べた能力者なんだ!」
そうルフィ言い腕を長く伸ばした。princessはそれに驚きルフィに目を向ける。シシシと笑うルフィ。
これがエース、ルフィ、princessの出会いだった。
princessは意外にも早く、エースとルフィに接することが出来た。しかしまだ溶け込む事は出来ずダダンの家に来てからその日の夜、皆んなが食事をする中princessは窓から外の星をジッと切な気な目で見つめていた。そして、エースはそんなprincessに自分が手に入れた獲物の調理された肉をお皿に乗せprincessの真横に置いた。それに気づきprincessはその皿の肉を見てからエースに驚きの目を向けた。
「食えよ」
ポツリと呟くエース。princessは自分をジッと見つめるエースから目線を逸らし俯く。こんな無愛想な態度なのになぜ優しくしてくれるのだろうか。
「……ありがとう…」
princessはそう言葉を吐きお皿の肉に手をつけた。パクパクと食べるその姿にエースはニカっと笑みを浮かべprincessの頭を撫でた。
そして次の日の朝。
ルフィとエースは山のもっと奥へと今日の獲物を探しに向かおうとした。
「わたしも!連れてって!」
山奥へと向かおうとするエースとルフィの背後に声を上げるprincess。2人はクルッとprincessに顔を向けた。
「princess!お前は女の子なんだ。だから、そこで待ってろ」
エースの言葉にそうだそうだとニカっと笑うルフィ。2人はprincessの返事を聞かずそのまま奥山へと歩き出した。princessはその言葉に妙に対抗心が湧き見つからないようにと着いて行く。しかし、その道は中々険しいものだった。princessはそれに折れることなく着いて行く。
「ハァハァ……もう無理…」
暫くしてprincessは体力の限界と山道の中、その場に座り込んだ。そして既にエースとルフィを見失ってしまっていた。さて、どう帰ろうprincessは夢中で着いていったため来た道を戻ることさえも出来ずにいた。
ガサガサ…
草が揺れる音が響いた。バッとそちらに目を向けるprincess。ガサガサと揺れ続ける葉。
princessはゴクリと息を飲む。すると葉の揺れはおさまった。
が、その時ー
ガーと音を鳴らし、鋭く牙を出す大きな猛獣がprincessの前に現れた。princessは突然の恐怖に体を震わせ動くことが出来なかった。
「だれ…か…助け…て」
声にならない声を上げるprincess。自分の能力を使えば良い、そう思ったが体に力が入らず出来なかった。
そして猛獣はprincessに飛びかかろうとした時だった。
「princess!!!」
その猛獣はその声と共に横へ飛んでいった。
「大丈夫か!?princess!!」
頭を手で抱え俯いていたprincessはその声に顔を恐る恐る上げる。心配そうに目を向けていたのはエースだった。
「………!エース…!!」
震える声でその名を呼ぶ。そしてエースはprincessにニカっと笑みを見せてから猛獣と共に飛んでいったルフィの方へと向かっていった。
暫くして、猛獣は声を上げ倒れ死んだ。そしてエースとルフィはprincessの元へ。princessは申し訳なさそうに俯いた。
「オレ言ったよな!!待ってろって!」
真剣な表情で声を上げるエース。princessはその言葉に肩を震わせ鼻をすする。
「……わたしも、力になりたかった……の!!」
そしてprincessは顔を上げ泣き声を上げた。エースとルフィは眉を下げ困った様に、また焦る様に泣くなよとprincessの背中を摩る。
暫くしてprincessは、泣き止んだ。そしてprincessの鼻をすする音だけが響いた。
「……princessよく聞け!!」
そんな静けさの中、言葉を吐いたのはエースだった。
「オレはお前の兄ちゃんだ!お前の事はオレが守る!!」
エースの言葉とその眼差しにprincessは目をそらすことが出来なかった。
「そうだぞ!エースがオレらを守ってくれる!」
「ルフィ!お前も守るんだよ!」
ニシシと笑いながら言葉を吐くルフィにエースはバシッと豪快に叩き言葉を吐いた。
それを見て笑うprincess。
この時を境にエース、ルフィ、princessの仲は一気に縮み距離感は無くなっていた。
そんなある日、今日の獲物を得る為にprincess達は作戦を立てていた。
「あら、女の子?」
マキノはお酒を届けにダダンの家まで来ていた。その時目にとまった女の子。
「おお、マキノ!」
そんなマキノに気づき手を大きく振るルフィ。そしてマキノのルフィ達の元へ寄りprincessに目を向けた。
「初めまして、私はマキノ。あなたのお名前は?」
自分の目線に合わせ問いかけるマキノにprincessは照れた様に目線を逸らし
「……princess」
その姿にマキノはよろしくね笑顔を浮かべた。
「今度から女の子の服も持ってこなきゃね〜」
マキノは何だかとても楽しげだった。princessは、そのマキノの人柄に距離感が無く自然と打ち解けていった。楽しそうに会話をするprincessとマキノ。
そしてエースはマキノが持って来たお酒に目を向け少し考える様に眉を寄せた後、何かを思ったかの様にハッとして、princessの腕を掴みお酒を手に持ちルフィ走るぞと駆けて行った。
「あらあら」
呆れた様に笑みを浮かべその姿を見つめるマキノ。