またいつか
「―“兄弟盃”だ!!」
「ハァ……何それ」
森の奥に連れて来られ、少し待ってろとエースは酒の瓶を置き少しした後、盃を三つ持って戻ってきた。
「そういえばprincessしてねェよな」
「何を…?」
「おれとエースはもうしてんだ!これやったら兄弟になれんだ!」
「そう言うことだ」
ニヤリと笑みを浮かべながらエースは三つの盃に酒を注いで行く。
「もう兄弟なのに?」
盃を見ながらニヤニヤと笑うprincessにエースは分かってねェなと盃を差し出す。それを受け取りprincessはエースと盃を交互に見る。
「今までのは”言葉”だ!これを交わせば”カタチ”になる!!」
エースの言葉に、おおと納得するprincess。
「……うん!!”カタチ”として兄弟になる!!」
「よし!」
盃を交わそうと構えるルフィとprincess。するとエースは改まった。
「交わす前に、話があるんだが…」
princessはその言葉の主であるエースを見る。
「な、なに?」
「…お前が来る前におれらにはもう一人兄弟がいたんだ…サボって言っておれと同い年の奴がいた」
そしてエースは少し前まで一緒にサボという少年と共に暮らし、共に生きていた事、そして死んでしまった事を語り出した。それを黙って真剣に耳を立て聞くprincess。その時ばかりはルフィも真剣だった。
「だから、お前が酒を酌み交わす事によって必然的にサボとも兄弟になるわけだ」
「……うん!!」
「お前ら!盃を持て!オレ達は今でも兄弟だ!けど、これからは”カタチ”としてのホンモノの兄弟だ!!!」
ガシャン!!
「お酒、まっっずい!!」
けどこれでホンモノの兄弟と盃を交わし、笑い合うエース、ルフィ、princess。
月日は流れprincessが、ここに住むようになってから3年が立った。
princessは丘の上で遠く海を眺めていた。すると後ろからエースがやって来てprincessの横へ腰掛けた。
「…昔、ここでルフィと誓ったんだ。」
エースは海を眺め言葉を零した。そんなエースに目線を変える。
「何を誓ったの?」
「俺達は絶対に”くい”のない様に生きるんだってな……誰よりも自由にって」
「エースらしいね」
クスクスと笑うprincessにエースはうるせェと頬を赤くするがすぐに真剣な表情に変わった。それを見てprincessも笑うのをやめ、息を吸って吐いた。
「私にも、誓って。」
princessの言葉と同時に後ろからルフィがやってきた。「何してんだ」と無邪気な笑顔を見せエースの横に腰掛けるルフィ。
するとエースは立ち上がった。
「俺はもう一度誓う、いいかルフィprincess、おれ達は絶対にくいのない様に生きるんだ!!!」
「うん!」
「そういえばprincess!俺らは17歳になったら海に出る、お前はどうするんだ?」
ルフィはエースを挟みprincessに目を向けた。そしてエースも同じ様に目を向けた。
princessは真剣な表情、眼差しで遠く海を見つめる。
「私も、”海賊”になって海に出るよ。約束した事あるから!」
ーシャンクス!ベン!ルゥ!ヤソップ!皆んな!私!!絶対”海賊”になって戻ってくるから!!ー
princessの頭に浮かぶあの時の言葉。
そして、3人はそれぞれ思いを抱き海を眺めた。
”誓った”日から数日後。
princess達は今日の食料を入手しダダンの家に戻っていた。すると家の前でダダンとガープが何やら話をしていた。ダダンはどうも浮かない顔をしていた。
「じぃちゃん!」「ジジィ」
声を上げ駆け寄るルフィと少し睨みつけながらガープの元へ向かうエース。princessは何か嫌な予感を感じていた。
「おう、ルフィ、エース、princess。」
一人一人名前を呼び顔を見るガープ。するとガープはprincessの前に目線を合わせしゃがみこむ。ハテナを浮かべるエース、ルフィ、princess。
「princess、今日で此処での生活は終わりじゃ。」
ガープの言葉に目を見開くprincess。
「どう言う事だよ!ジジィ!」
ガープに歯を立てるエース。
「”海軍”が、お前さんを保護したいそうじゃ。そっちに行けば暫くは此処に訪れられないじゃろう。けど、今より良い暮らしが出来る。」
ガープの言葉に肩を震わせ俯くprincess。
「princessは!!海賊になりてェんだよ!!なんで海軍なんだよ!!」
自分の妹であるprincessを悲しい思いをさせるなと更に言葉を上げるエース。
「エース、princessの母親は元海軍大将なんじゃ。」
その言葉に驚きを見せるエース。そしてエースは黙ってしまった。
「……ガープ。私、行くよ。」
princessは、涙を拭きながら顔を上げ答えた。
「princess、お前!!!海賊になるんじゃねェのかよ!そんで約束果たすんじゃねェのか!!」
「princess!!行かないでくれよォ」
princessに怒声を上げるエースと目に涙を浮かべ訴えるルフィ。そんな2人にprincessは目を向ける。
「エースとルフィの後に私は海を出る。それは変わらないよ。ただエースとルフィが海に出る瞬間を見れないだけ…それは悲しい。けど”誓い”は絶対。」
princessは分かっていた。自分は海軍に行くしかないと。以前のシャンクスの事もあり此処に残るのは無理だと。
しかし、やっぱり嫌という思いが強く涙が止まることはなかった。
「エース!ルフィ!2人は私の自慢の兄貴達!ダダン!皆んな!今日までありがとう!!大好きだよ!何年後か絶対会える!!その時私が”海賊”か”海軍”どっちだかわからないけどね」
そう言葉を残しprincessは、涙を流しながら笑みを浮かべガープと共に山道を下って行った。
その後ろ姿をダダンは目に浮かぶ涙を拭きながら、エースは拳を握りしめ、ルフィは麦わら帽子に顔を埋め見つめていた。
「ハァ……何それ」
森の奥に連れて来られ、少し待ってろとエースは酒の瓶を置き少しした後、盃を三つ持って戻ってきた。
「そういえばprincessしてねェよな」
「何を…?」
「おれとエースはもうしてんだ!これやったら兄弟になれんだ!」
「そう言うことだ」
ニヤリと笑みを浮かべながらエースは三つの盃に酒を注いで行く。
「もう兄弟なのに?」
盃を見ながらニヤニヤと笑うprincessにエースは分かってねェなと盃を差し出す。それを受け取りprincessはエースと盃を交互に見る。
「今までのは”言葉”だ!これを交わせば”カタチ”になる!!」
エースの言葉に、おおと納得するprincess。
「……うん!!”カタチ”として兄弟になる!!」
「よし!」
盃を交わそうと構えるルフィとprincess。するとエースは改まった。
「交わす前に、話があるんだが…」
princessはその言葉の主であるエースを見る。
「な、なに?」
「…お前が来る前におれらにはもう一人兄弟がいたんだ…サボって言っておれと同い年の奴がいた」
そしてエースは少し前まで一緒にサボという少年と共に暮らし、共に生きていた事、そして死んでしまった事を語り出した。それを黙って真剣に耳を立て聞くprincess。その時ばかりはルフィも真剣だった。
「だから、お前が酒を酌み交わす事によって必然的にサボとも兄弟になるわけだ」
「……うん!!」
「お前ら!盃を持て!オレ達は今でも兄弟だ!けど、これからは”カタチ”としてのホンモノの兄弟だ!!!」
ガシャン!!
「お酒、まっっずい!!」
けどこれでホンモノの兄弟と盃を交わし、笑い合うエース、ルフィ、princess。
月日は流れprincessが、ここに住むようになってから3年が立った。
princessは丘の上で遠く海を眺めていた。すると後ろからエースがやって来てprincessの横へ腰掛けた。
「…昔、ここでルフィと誓ったんだ。」
エースは海を眺め言葉を零した。そんなエースに目線を変える。
「何を誓ったの?」
「俺達は絶対に”くい”のない様に生きるんだってな……誰よりも自由にって」
「エースらしいね」
クスクスと笑うprincessにエースはうるせェと頬を赤くするがすぐに真剣な表情に変わった。それを見てprincessも笑うのをやめ、息を吸って吐いた。
「私にも、誓って。」
princessの言葉と同時に後ろからルフィがやってきた。「何してんだ」と無邪気な笑顔を見せエースの横に腰掛けるルフィ。
するとエースは立ち上がった。
「俺はもう一度誓う、いいかルフィprincess、おれ達は絶対にくいのない様に生きるんだ!!!」
「うん!」
「そういえばprincess!俺らは17歳になったら海に出る、お前はどうするんだ?」
ルフィはエースを挟みprincessに目を向けた。そしてエースも同じ様に目を向けた。
princessは真剣な表情、眼差しで遠く海を見つめる。
「私も、”海賊”になって海に出るよ。約束した事あるから!」
ーシャンクス!ベン!ルゥ!ヤソップ!皆んな!私!!絶対”海賊”になって戻ってくるから!!ー
princessの頭に浮かぶあの時の言葉。
そして、3人はそれぞれ思いを抱き海を眺めた。
”誓った”日から数日後。
princess達は今日の食料を入手しダダンの家に戻っていた。すると家の前でダダンとガープが何やら話をしていた。ダダンはどうも浮かない顔をしていた。
「じぃちゃん!」「ジジィ」
声を上げ駆け寄るルフィと少し睨みつけながらガープの元へ向かうエース。princessは何か嫌な予感を感じていた。
「おう、ルフィ、エース、princess。」
一人一人名前を呼び顔を見るガープ。するとガープはprincessの前に目線を合わせしゃがみこむ。ハテナを浮かべるエース、ルフィ、princess。
「princess、今日で此処での生活は終わりじゃ。」
ガープの言葉に目を見開くprincess。
「どう言う事だよ!ジジィ!」
ガープに歯を立てるエース。
「”海軍”が、お前さんを保護したいそうじゃ。そっちに行けば暫くは此処に訪れられないじゃろう。けど、今より良い暮らしが出来る。」
ガープの言葉に肩を震わせ俯くprincess。
「princessは!!海賊になりてェんだよ!!なんで海軍なんだよ!!」
自分の妹であるprincessを悲しい思いをさせるなと更に言葉を上げるエース。
「エース、princessの母親は元海軍大将なんじゃ。」
その言葉に驚きを見せるエース。そしてエースは黙ってしまった。
「……ガープ。私、行くよ。」
princessは、涙を拭きながら顔を上げ答えた。
「princess、お前!!!海賊になるんじゃねェのかよ!そんで約束果たすんじゃねェのか!!」
「princess!!行かないでくれよォ」
princessに怒声を上げるエースと目に涙を浮かべ訴えるルフィ。そんな2人にprincessは目を向ける。
「エースとルフィの後に私は海を出る。それは変わらないよ。ただエースとルフィが海に出る瞬間を見れないだけ…それは悲しい。けど”誓い”は絶対。」
princessは分かっていた。自分は海軍に行くしかないと。以前のシャンクスの事もあり此処に残るのは無理だと。
しかし、やっぱり嫌という思いが強く涙が止まることはなかった。
「エース!ルフィ!2人は私の自慢の兄貴達!ダダン!皆んな!今日までありがとう!!大好きだよ!何年後か絶対会える!!その時私が”海賊”か”海軍”どっちだかわからないけどね」
そう言葉を残しprincessは、涙を流しながら笑みを浮かべガープと共に山道を下って行った。
その後ろ姿をダダンは目に浮かぶ涙を拭きながら、エースは拳を握りしめ、ルフィは麦わら帽子に顔を埋め見つめていた。