敬意


「初めましてprincess。ワタシの名前はセンゴクだ。ハナによく似ているな。よろしく。」

そう目の前にいる大仏のような頭をジッと見つめるprincess。

エース、ルフィと別れてから2日。princessはガープと海軍の船に乗りマリンフォードにある海軍本部に着いたのだ。

「ガハハハ!センゴク!princessはワシの事が好きでな!お前さんには懐かないようじゃ!」

ただジッとセンゴクを見つめているだけのprincessの行動にガープはセンゴクに優越感の声を上げた。うるさいガープと怒鳴り上げるセンゴク。

「そんな事ない。よろしくお願いします。センゴク」

呼び捨てなのかと思ったものの口に出さず笑顔でprincessの頭を撫でるセンゴク。ガープは、一本取られたなと笑っていた。

そして次に訪れた部屋では長身で髪がクルクルの男がいた。

「俺の名前は、クザンだ。まあ。よろしくな」

「princess、お前は今日からクザンと共に生活するのじゃ。」

センゴクとガープの考えではクザンがヒエヒエの実の能力者であることで、princessが変に水を操らないようにと、それを止めることが出来るのがクザンだと思いクザンの元に置くことにしたのだった。

「よろしく。クザン。」

そっぽを向きツンっとした態度のprincessに呆れたように目を向けるガープ。クザンもやってけるのかと頭をボリボリとかいた。

そしてガープは仕事があると部屋から出て行きprincessとクザン、2人だけになっていまい沈黙が続いた。

「まあ、此処に座りなさんなァ」

クザンはソファをトントンと叩き、princessはコクンと頷きそこに座った。

「お前さん、ハナさんの娘なんだってな」

ソファに肘を立てそこに頭を預けジッとprincessを見つめるクザン。princessもクザンの方へ目を向けた。

「どうして、どうして海軍を裏切ったママの娘の私を海軍は保護したいって思ったの…?」

「………それは、ハナさんだからじゃねェか」

クザンの言葉にハテナを浮かべるprincess。

「皆んな、ハナさんに敬意を抱いてるって事だ」

「…なんか、ちょっと難しいなあ」

そう言い苦笑いを浮かべるprincessにクザンはやっと笑ったと少しホッとしたのだった。