・デフォルト名はpkmn統一で『モコウ』
・ワレモコウ/吾木香から。
・花言葉は『明日への憧れ/期待』

・コガネ生まれのコガネ育ち。
・現在は就職にともなってエンジュ暮らし。
・出汁料理が好きなのでジョウトから移住できない。
・高校の修学旅行先で偶然捕まえたツチニンといっしょに暮らしていた。

ここまでが前提の設定。


【うつせみのたましい】

ツチニンがテッカニンに進化して死ぬまでのお話。
ヌケニンが手元に残される。
マツバさんがちょっと出張る。
現し身と空蝉のしゃれ。

エンジュが舞台なのと、ヌケニンの抜け殻ねたがやりたかったのと、ナチュラルボディタッチでお祓いができるエンジュ生まれのマツバさんが元々書きたかったので、わりと全編通して死生観が滲んでいるぞ。死。

※外見ではわからないけれど内側グッスグスに病んでいるマツバさんが書きたい一心で書いていたけど、夢主の光属性が強すぎて病み具合がねじれて完結しました。


【マツバさんが視てる】

夢主が子どもの頃からの夢だった冒険の前掛けに短期間の旅に出るけど、夢主が心配でたまらないマツバさん。
ハピエンとトゥルーエンドがある。
略タイはマツ視て。怒られそう。
ガラル旅が書きたくて中継ぎの短編を書いていたら、シリーズになった。


【千里眼は二千里の先を視るか】

夢主が春から夏までガラルを旅する。
遠距離恋愛もするしホームシックにもなる。
夢主が心配でたまらくてだんだん限界迎えてくるマツバくん。

目安の日英の距離が約9200km、一里4kmとして2300里。
はたして千里眼は二千里よりもその先にいる夢主を視ることはできるのか。
略タイは二千里。
実は没にしたバッドエンドをこっそり一つだけあげている。


【宵闇にさようなら】

悪夢と呪いを受けたマツバと、怪異に巻き込まれた夢主がなんとかしようとするお話。
痴情のもつれ、病んだ重い愛情の向かう先がテーマ。

略タイは宵闇。
酔い/好い闇/病みに左様なら。
今までにない量の捏造と死を含みます。
アナレサ史上初の選べる3エンド。
夢主が生き残るエンドはどれだ!?


【夢主について】

子どもの頃から旅や冒険に興味があったものの、それを親からの心配でずっと抑圧されて我慢して手放して大人になった。
本当はコガネ・エンジュだけでなく、あちこちに出掛けたいし、いろんなものを見てみたい。ポケモンだって収入と生活が許すならもっと捕まえて暮らしたい。
ツチニンはかなりイレギュラーな捕まえ方だったので、いまいち自分がトレーナーという自覚が薄くて自信もなかったけれど、地道に下積みをするように高レベルまで育成しているので根気と育成は向いている。
ツチニンもテッカニンもヌケニンも大好き。大事な家族。
メタいけど、HGSSゲーム本編三年後が舞台なので、モコウの知識も第四世代で止まっている。ポケモンの種類自体はほぼ第二世代まで。フェアリータイプ?なにそれ知らんし??


・ツチニン/テッカニン/ヌケニン

性格おっとり渋口大好き。マツ視てまでは第四世代に則って書いているので、レベル技もそれに準拠。正直、ヌケニンに物理攻撃技覚えていてもらいたくてメタルクロー覚えるレベルまでツチニンのままお話進めた。
テッカニンの遺灰はほんの一握りだけモンボ型のカプセルペンダントに入れて常に首から提げられている。
ヌケニンは図鑑説明文では全く動かず飛び回るとあるけど、ひっかくもメタルクローもシザークロスも覚えるんだからツメくらい動くやろ、という気持ちで書いています。実際、ツメ動かすだけで表現できる感情の幅がめちゃくちゃ増えた。中の魂はうつせみ本編でも触れたとおり、ツチニン/テッカニンの魂の一部。そのものではないのは、やっぱり本体は羽化したテッカニン側だと思いたいから……。

モコウは元々むしポケが好きだったけれど、最近はヌケニンやマツバのポケモンたちの影響で『浮いている』『表情がわかりにくい』『ゴーストタイプ』がツボになりつつある。判定ガバガバ。


・バケッチャ

初めて自分でちゃんと捕まえたポケモン。
オスで性格はなまいきだけど、頭を撫でられるのが好きなのでわりとチョロい。ツンデレ気味。苦い味が好き。モコウに男が寄るとめちゃくちゃ嫌がる。パンプジンに進化する予定は実はない。なぜならこのバケッチャのサイズは大きめだから。進化したらさらにでかくなるから。あと何回鳴き声を聞いても文字に起こせないから……あの子なんて鳴いてんの……? というか通信進化なんですね知らなかった。


・ヤバチャ

ガラル代表のゴーストポケモンという選出。やばばー! 贋作。われたポッドを入手せずにジョウトに帰ったので、ヤバチャも進化しない。元々かけたポッドの金継ぎねたがやりたかったのもあって、進化する予定自体がなかった。性格はうっかり。ドジっ子担当。ヌケニンもバケッチャも物理寄りなので、ヤバチャは特攻ガン上げ。手持ちの中で一番レベルが低いけど、強さはそれなり。


・マツバのようきなゴースト

甘口大好きグラスウェアも大好きお洒落さん。
元々ゴースだったけど、マツバがうっかりジム挑戦者とのバトル中に進化させてしまってレベルが中途半端になり、ジム戦用にこのまま育成するかガチパ用に育成するかちょっと考え中だった。特攻が低い性格的に、ガチパには向いてなさそう。
マツバよりコミュ力が高いので、気になったものにはすぐ打ち解けに行きがち。モコウに預けられて十日でレベルが20近く上げられるという、想像していたよりわりとハードなレベリングを経験した。
ヌケニンとはツチニンの頃からそれなりに仲良しだけど、ヌケニンのことを動く籠と思っている節がある。バケッチャのことは自分の後輩だと思っている。ただし二千里完結現在もマツバの登録ポケモン。


マツバとは、ただのいち住民と街の頼れるジムリーダーという関係に過ぎなかった。
マツバがたまたま千里眼でツチニンを亡くしたモコウの姿を偶然視てしまってからは、何かとモコウのことを気に掛けていた。
モコウの死ぬ未来を視てしまったと思い込んでから恋心を自覚したマツバに、めちゃくちゃ心配されることになる。
ちょっとずつ偏執狂の片鱗を見せてくるマツバのことを、ものすごい心配性と称してやり過ごすモコウの性格は本来わりと図太い。
モコウは付き合って2ヶ月経たずの正月にご家族に紹介されて、あまりの外堀の埋め立ての早さにめちゃくちゃビビっている。

マツバの外行きのほにゃほにゃした笑顔が好き。
外行きの笑顔が消えて引きずり出される本心の執着心丸出しな薄暗い眼はもっと好き。


【マツバについて】

マツバはホウオウへの憧れや信仰といった心の拠り所を無意識にモコウに向けていて、だからこそ今度またモコウを失ったり手放したりするようなことを心底恐れていて、この恐怖はマツバが死ぬまでずっと続くけど、未来の予定ではどうあがいてもモコウが先に死ぬから心が壊れるマツバしか先にいないけどそこまでたぶん書かないから実質ハピエンみたいなもん。

元々、マツバには家の関係で年上の許嫁ポジションの女がいた。
ただし、あまりにもマツバがホウオウにしか関心持たないせいで心が冷えて、家同士の関係も悪化させてしまって、半ば後継ぎは諦められていた。

そんな折り、ホウオウにまで見放されてしまって心が一度壊れてしまった姿をジムリーダーたち含めて身内はみんな知っていたので、モコウと付き合い始めたことは家にとってもかなり喜ばしいこと。ハッピー!
この際コガネ生まれコガネ育ちだろうが何でもいい。マツバに寄り添えて真っ当な心根の者ならば何でも良い。あと孫の顔早く見せて。
ということで、モコウは実はマツバの家からもとても歓迎されている。正月に彼女を紹介するようマツバに言ったのはマツバ母。娘ができたようでとても嬉しい。

マツバとしては、エンジュや家になんのしがらみもないモコウをあまり見せびらかしたくない。
ただまだそれができるだけの権限がないので、おとなしく従っている。
本当は早くモコウを家の離れに仕舞い込んでしまいたい気持ち半分、モコウの外好きな気持ちを大事にしてあげたい気持ち半分。いまめちゃくちゃバランス取るのに必死。すごいがんばってる。

警備システム顔負けの千里眼でいろんなものを視ている。視すぎ。限界を越えると眼に負担が掛かって血涙と鼻血が出る。

千里眼の『千』はべつに文字通りの意味ではなく『めっちゃたくさん』とかそういうあくまで大きな数を示しているだけにすぎない、という考えをベースに実際千里以上は負担がごっつ掛かるイメージ。

ちなみにイッシュ地方モデルとされるNY〜ガラルモデルのイギリス(ロンドン)間は約5,500km、里換算で1,300里。
34.5でマツバが白衣でバスタブでずぶ濡れで倒れていたのは、禊もあるけど、冷水で体温を下げて物理的に体を死に近付けて霊的干渉を起こしやすいトランス状態に入るため。もうちょっと発見が遅れてたら低体温症でほんとに死ぬところだったけど、ホウオウ事件の際にも死なずに発見されたから今回もどうせ死ねないでしょ、という意識が少なからずあった。死なないじゃなくて、死ねないという意識。

ゴーストタイプのポケモンたちとの共感性が非常に高いので、彼らの目を借りてものを視ることもある。
生きてはいるけど、半分は死に片足突っ込んでいるような、境界上に立っているイメージ。
修験者なので山修行もするしお酒も断つときは断つ。
呑めないわけではない。

二千里最終話がエンジュの送り火ではなく、その前日に行われる花火大会で終わったのは、送り火は死者への鎮魂の意味合いが強いことに対しての、花火大会は慰霊と生者への明るい希望を内包しているため。モコウの浴衣の柄は言わずもがな、今はもうマツバのものですよ、というそういうアレ。ハピエンじゃーん!!


【ホウオウ事件】

HGSSストーリーで主人公がホウオウをゲットするあれが発端で、心が限界まで追い詰められたマツバが起こした騒動。マツバの認識では周りが勝手に騒ぎ立てたと思っているけど、マツバが渦中だし原因。

ホウオウに認められなかった=エンジュの人々や御先祖様たち、仲間の修行僧らから寄せられた期待を丸々裏切ってしまった→まだ修行が足りない→新たなホウオウに認めてもらうにはもはやこの方法しか自分には残されていない→スズのとうに籠もって命と引き換えになる修行に取り組んでやる、という思考の流れ。

元ねたイメージは即身仏へと至るための木喰念仏修行。あれは地中でやることもあったそうだけど、それの塔上版。
この事件については塔という舞台からタロットカード『塔』もイメージしているので、つまりそういうことです。逆位置かも。足場や土台から全部崩れ落ちて失敗する暗示。何にせよ望みは叶いませんよ、っていう。


【ミナキについて】

このシリーズに出てくるミナキは、至ってまともな民俗学者寄りのスイクンハンター。持ち前のセンスとタマムシの最先端ファッションで服が派手なこと以外は、伝承に詳しかったり足で稼いで頑張るタイプの学者肌。
ただし少年のような探求心も強いので、周りからは現実が見えていないと思われがち。

ホウオウを求めて修行していたマツバとは似た夢を持つ者同士の旧友。
モコウは第一印象こそ芸人か何かと疑っていたが、話を聞いてからは純粋に情熱を燃やし続けられるとてもすごいフィールドワーカーという印象を持っている。

正直スイクンがいる土地ならどこでもミナキくん召喚できると思ってる。わたしが。
スイクン確定の冠雪原、ミナキくんもワンチャンあるでしょ。ガラルにおいでよ、ミナキくん。


【アカネについて】

アカネチャンはモコウの幼馴染。マブダチ。
ぅちら最強の心友ゃから♡
アカネはどちらかというと燃える熱いタイプ。モコウは対称的に冷めた熱を持つタイプ。そんな感じのめちゃくちゃ仲良し。過去、子どもの頃に殴り合いの大喧嘩をしたことがある。

アカネはマツバのことをエンジュ男と称してあまり好いていない上に、ホウオウの一件のことがずっと心に引っかかっていて、モコウのことをものすごく心配している。
ウソがつけず思ったことは何でも言ってしまうタイプ。
コガネ湾に沈めたろか(真顔)は彼女の喧嘩言葉。

モコウは沸点が高いので、まずそんなにキレ散らかしたりはしないものの、なんか知らないうちに焼き餅焼いたりホームシックこじらせそうになったり寂しがりやになっていた。あれ……? 図太さはどこへ……?
 

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