jojoフロム宇宙シリーズ(予定)女主
名前はまだない。
二十歳の女子大生。


遙か昔、前世よりもずっと前の前世でカーズに気に入られてしまい、以降何度生まれ変わってもカーズと出逢うように呪いを掛けられた。過去において全て成人前に命を落としており、死因は様々。カーズのちょっとした力加減だったり、赤子だったワムウたちの夜泣きで鼓膜が破られたり、石仮面の研究に付き合わされて吸血鬼になったことを知らされずに日の光を浴びて灰になったり等の『うっかり死』で死んでいる。


時間軸としては、二部の世界から五十年から百年くらい後。平成の現代にすべきか、三部の時間軸である昭和に準じるべきか、科学の進歩面に微妙に迷いがある。


今回初めて成人まで生きられた、と喜んでいるところに、宇宙で隕石に衝突されてバラバラになって地球に戻ってきたカーズのパーツと遭遇する。夢だと信じたかったが、翌朝になって頭部が降ってきて衝撃の再会を果たしてしまう。


予定ではこの後、カーズの身体のパーツを集めに世界中を旅する。カーズとしては適当な人間で身体パーツくらい見繕っても良かったのかもしれないけれど、自分のお気に入りの娘がめでたく成人したので連れ回したかった。赤石も回収したら、女主に石仮面とセットで被せて今度こそ『うっかり死なれたり』しないように頑丈になってもらって永い余生を好きに過ごしたい。カーズの感覚では、頭を少し撫でてやっただけで首がもげる人間は、つくりが脆すぎるのが悪い。女主には毎回いつも勝手に死なれて不服だった。
 
女主の方も、かつては愛玩動物程度には可愛がられていたので嫌いにはなれないが、どうしても前世の死因ばかり覚えているのでカーズへの苦手意識が強い。ついでに美形男性不信と筋肉不信も拗らせそうだった。今回はカーズが力加減きちんとできる(というか力加減できるほど身体が揃っていない)ので、カーズに触れられる度に死なないことに少しずつ自信がついてくるうちに、過去に可愛がられていたことをだんだん思い出してきて想いを寄せたりなんだり。それでも心の底では『どうせこんな物理的に脆い人間の自分なんて』と諦めがある。精神的にはかなりたくましい。心臓に毛が生えている系の女主。


三部軸だった場合は、ジョースター一行と途中遭遇するだろうし、DIOにも遭うかもしれない。美形男性筋肉不信を拗らせそうな女主なのでDIOには全く惹かれないものの、徐々に究極生命体基準の思考になりつつあるので、ちょっとした言葉端に吸血鬼を軽く見ていることが伝わって戦闘不可避かもしれない。
 

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