◆弟子ちゃんは帰りたい

ひょんなことから記憶を失ったマダラの一番弟子が、持ち前の明るさと無邪気さと暴力でふざけちらしながら師匠のところまで帰るのが目標。

本編では肝心の師匠が不在のまま進む。
オチとかはないけど、強いていえばお師匠さま寄り。
ラブはラブでも、恋のラブはないです。



【夢主である弟子ちゃん】

マダラの一番弟子だった。
本編主人公の一般人。
ノーネーム夢主。
 
うちは一族皆殺し事件の夜、木ノ葉にサスケ共々保護される。
以降、サスケの従姉という設定で里で暮らしている。いた。

物語開始早々にセルフイザナギで記憶が吹っ飛び、諸々『なかった』ことになっている。
術が不完全だった後遺症で、断片的に思い出す記憶がブレにブレている。
 
写輪眼と対峙すると激しい頭痛がする。
 
チャクラコントロールが得意で戦闘は身体反射的に行う他、わずかに残されているマダラのチャクラに無意識下で干渉することで幻術に掛かりにくい。
諸事情で、限定的ながら木遁忍術が使える。

お師匠さまが大事。



【サスケくん】

夢主にほんの少しだけ心を開いていたけれど、中忍試験の頃に大蛇丸と接触したのをきっかけに自分の実力不足を痛感して原作通り闇へ走る。

オレがアンタを守らなきゃならねーのに、なんで一般人のアンタの方が下忍のオレより強いんだよ。
 
大蛇丸のもとで修行してたら、夢主に瓜二つの『暁』の女がたまに出入りしていることに気付いて、そいつがイタチと行動していると知り、多感な思春期に多大なる精神的苦痛を味わう。かわいそう。

家族や皆の命を奪ったイタチと弟子ちゃんのことが憎い。
夢主弟子ちゃんのことは家族ごっこに付き合わされたこともあって、もっと憎い。



【『暁』の弟子ちゃん】

『暁』所属の弟子ちゃん。
夢主にとって過去の自分。
現役の弟子なので、夢主よりもデタラメに強い。

身体じゅうに写輪眼を埋め込み保持する、歩く眼球保存庫。
自分の眼窩に納まっている眼は万華鏡写輪眼を開眼しているが、マダラの強い言いつけで万華鏡の力を使用したことがあまりない。

月の眼計画を成し遂げるために『暁』でオビトと行動を共にしている。
オビトがマダラを殺したと思い込んでおり、非常に強い憎しみと嫌悪感を抱いている。
いざという時、柱間細胞を無効化してオビトを弱体化させる目的で、音隠れで治験もして劇薬を作らせていた。

木遁忍術が使えるが、オビトほど戦闘面では使いこなせていない模様。

お師匠さまが大好き。



【オビトくん】

弟子ちゃんの弟弟子兼、お師匠さまの器ポジション。

月の眼計画のために仕方なく現役弟子ちゃんと行動を共にしているが、仲は良くない。

現役弟子ちゃんが密かに大蛇丸とカブトの協力で作らせていた劇薬を、実は入手していた。
弟子ちゃんの扱いに手を焼いており、計画を成し遂げた暁には殺そうと思っている。
行動原動力はリンちゃんへの想い。

マダラのことは好きじゃない。



【マダラお師匠さま】

つよくてかっこいい自慢のお師匠さま!
お顔がちょっぴりこわくて、すぐ拳骨忍術幻術のトリプルコンボするくらい大人げないひとですが、根っこはとってもやさしいんですよお!(弟子ちゃん談)

歴史の闇へと消えて地下で生き延びていた。
駒として弟子ちゃんを拾い上げて育てた。
弟子ちゃんがなぜか奇跡的に底抜けに明るく育ったので、育児とはかくも難しいものか……と思っている。

弟子ちゃんが明るいのは全肯定botばりに自ら進んで道化になっているからで、後の弟子ちゃんがサスケくんを弟としてめちゃくちゃ可愛がっているのは兄弟は大事にしろというマダラの教えが骨身に染み着いているから。
それが無意識下で拡大解釈されて、子どもは大事にするべきという行動方針になっている。

でも弟子ちゃんの役目はマダラのための写輪眼保管庫なので、すべてにおいて第一優先は写輪眼の保護で、それが重なってサスケの過保護な姉になっている。
覚えていなくても、体の写輪眼がなかったことになっても、お師匠さまの大事な教えは文字通り心臓に宿っている。



【第一部】

全卅話。さんじゅう。
『時代=世=十×三の字=30の数』
それで30話という縛り。
卅は旧字。かっこつけました。

サスケくんの里抜けあたりを区切りとして、終末の谷に夢主を行かせることで本編不在だったお師匠さま(の像)を出しました。
あの像いつ見ても様式化されてて実物と違うなあ〜って思います。



【第二部】

全三十話の予定。さんじゅう。
字を旧字から現代化させて時代の変化を表したかった気がします。

五影会談か、サスケVSイタチまでいけたらいいな、と思っています。
残り話数少ないけど大丈夫か……?



【第三部】

第三部で完!にしたいなと当初から思ってはいる。



【夢主の木遁なんで???】

弟子ちゃんの赤子時代、マダラが心臓を柱間細胞製の心臓に交換移植した。
細胞適合してよかったね。



【夢主の正体】

マダラが一族の者を駒にするために一度集落に戻った先で偶然見つけた。

木ノ葉と他里との戦で両親が戦死し残されたまだ赤子の夢主の扱いを、年増女と数人の親族たちがこのまま生かすか血を絶つため殺すか話し合っていた。

マダラは全員殺害して赤子を連れ去った。
イズナの孫であり、マダラの姪孫にあたる。イズナを救えなかったから忘れ形見の夢主だけは救いたい(月の眼計画による無限月読)
 

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