【世迷い子シアター】

 世迷い言と迷子の洒落。


【夢主】

デフォルト名、化野イミ子。
化野と忌み子から。
黒髪黒目。

 名前初期案は冥界の冥でメイ子だったが、明智の明と取られかねないので変更した経緯がある。
 元々、光秀とホラー映画を観たいという理由だけで書き始めたのに、気付けばああなっていた。パラレル転生ねたが大好物なので仕方がないね。



【前世】

 織田軍の幽鬼と畏れられた女将。
 かつては白頭巾を被り、二本角の額当てをつけ、打面が棘で埋め尽くされた鎚と背に棘の並んだ斧の二刀使いで大立ち回りする闇属性の戦闘狂だった。

 光秀とは、信長公の下にて散々嗜虐の限りを尽くして暴れ回っていた頃からの犬猿の仲。
 時には獲物の奪い合いのために刃を交えたこともある。
 最期は、信長への謀反を起こした光秀に本能寺で敗れて命を落とす。



【今生】

 過去の記憶を持っており、今でも殺人衝動が高ぶることが多々ある。
 生憎、世がそれを許さないどころか、信長公にすら会えていないので、渋々、本当に渋々おとなしく生きている。

 前世の記憶を持ったまま自分だけが転生しているはずがない、と信じており、いつかまた信長公の下で働くためだけに勉学を修めている。
 選んだのは日本史中近世。
 進学先に光秀がいたのは、全くの計算外。そもそも計算ごとは苦手。
 血の渇きを潤すため、現実逃避にゴア表現の強い映画を観始めて以来、ずっと映画で我慢している。

 光秀の顛末は歴史の授業で知っているが、未だに本人からはまともに聞き出せていない。訊ねてもかわされてしまう。
 かつて自分を殺した相手なので殺意はそれなりにあるが、今のところ信長公への手懸かりが光秀だけなので、渋々つるんでいる。

 左頬にうっすら刀傷があるが、これは前世に付けられた鎌傷。
 頭が悪いことを気にしている反面、開き直ってもいる。
 好物は柘榴と桃。人肉への験担ぎと、『肉色パルフェ』回で食べた桃がめちゃくちゃおいしかったから。単純。
 嫌いなものは幽霊。今生ではバサラ属性の恩恵がないために、吸い殺せないものは苦手になっている。
 
 本当は公のことについて気付いていることがある。けれども、公に仕えていた頃の馬鹿でいたいので気付かないふりを続けている。



【関係】
 
 今生の光秀とは互いの事情をよく知っている仲なので、同じく公を待つ仲間であり、互いに血に餓えたサンドバッグ。
 ただし、本能寺での勝敗どおり、どう足掻いても夢主には光秀を殺せる実力が及ばない。
 
 なお、夢主は天海のことは全く知らないので、ごく稀に光秀が見せる優しい表情には酷く不安感を抱く。
 


【光秀/天海】
 
 今作において、前世をbsr4に持つ者。
 現代転生先は土岐家。付けられた名前は智楽(ともが)。元ねたは天海僧正の院号である智楽院。なんか名付けで調べたら『トモガって読めるよ!』って出てきたから。
 夢主の一つ年上にしたのは、実力も肩書きも全てにおいて一歩上だから。
 
 ゴア度高めのスプラッタ映画で興奮するひと。
 自分に寄ってくるモブ女に執着しないので、性事情が爛れている。
 
 今生では人であることを証明するためにも天海として生きているけれど、夢主が光秀の存在に酷く安心してみせたせいで今まで全部伏せている。いた。
 
 どうして転生したのか、公がどこにいるのか、本当は気付いている。
 
 

【勝家】
 
 怪を語る者。かつて失敗したひと。
 今作において、前世をbsr4のよりによってアニメルートに持つ者。
 天海の補強のために引っ張ってきた。ごめんな、かっちゃん。でも君以上の適任者はいないと思って……。
 

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