ナシ子改め、フラウ。
柱の一族の女。銀髪蒼目。
元ネタはラテン語で花の「フラウア」から。
サイト移転前はシリーズ部屋あったけど、移転作業に伴ってページ解体され、女主のデフォルト名も闇に消えた。


◆『雷の流法』
体内の静電気を自在に操る。主に、調理で熱を通したいときに使う。攻撃の場合はメインよりも、相手の筋肉に干渉して動きを封じたりといった補助的な使い方を好む。攻撃手段として用いたがらない理由に、カーズの邪魔になるから・単に音がうるさくて耳障りだから等がある。


柱の一族の変わり者。経口摂取の必要がない身体だが、人間が地上に現れ始めて彼らが火を用いて食事するようになってから、積極的に食べて味わう楽しみを得た。人間にちょっとしたことを教えたり示したりして、彼らがどんな反応を見せるのか観察することが好き。物事に大して独自の価値観、美意識があり、その見識を広めることに余念がないが、何よりも食べることが好き。人間と関わりを持つことにあまり良い顔をしない一族の者たちを、食の楽しみを知らない視野の狭いコミュニティとして見ている。見ていた。どうでもいい。退屈が嫌いで、常に暇潰しを探している。基本的に穏やかな性格だが、礼儀を欠く相手には容赦しない。

カーズと大して歳は変わらず、睡眠周期は数百年早く訪れてきっかり二千年眠るが、二度寝でさらに数百年眠って目覚めを彼に合わせている。

カーズのことは観察対象として気に掛けていたので口調が無意識に移っており、他人の前では尊大な物言いになるが、カーズの前では本来のだらけた言葉になる。エシディシとは人間文化交流の仲間。食事の観点から、自在に熱を操れる体質が羨ましい。ワムウとサンタナの情操教育を任されてからは、少し年長者らしく経験者ぶることが増えた。教え子たちがかわいくて仕方ない。


腰下まである銀髪。たいてい一本に纏めていて、大きな三つ編みにしているか、金輪をいくつか通している。触角器は縦に二本並んでいて、下の角の方が上の角より長い。


二部軸では、カーズたちと共にローマのコロッセオ地下で眠っていたところを叩き起こされて寝ぼけていたが、実は既に二度寝をした後で、二百年ほど前に一度起きている。コロッセオ地下でうたた寝したのはほんの数年前のことで、起きていた二百年ほどの間、ヨーロッパ各地を徘徊したりしていた。人間の行動観察が好きであることと鼻が利くために、リサリサとジョセフの血縁関係を見抜いたり、シーザーが自分たちに血縁を殺された恨みがあると感づいたりはしており、人間ほど血縁を重んじる種族ではなかったのでその価値観自体に興味がある(フラウ自身はそれを長寿の弊害と呼んでいて、自分たちが異様に寿命の長い生命体である自覚がある)。

カーズが究極生命体になった後、崩れた石仮面から赤石を拾い上げて、あの場の全員がカーズを注視している隙に自身も赤石を填めた石仮面を被っている。太陽光を受けたカーズの方が眩く輝いていたので、フラウが究極生命体になった事実にその場で気付けた者は少なかった。

朝陽の中を縦横無尽に飛び回るカーズを眺めて充足感に浸っていたところを、SPW財団員とシュトロハイム隊に囲まれて無条件降伏する。カーズのことは、そのうち空に飽きて降りてくるだろうと暢気に思っていたら地球から追放されたと知って、後追いしようとしたところを全力で引き留められる。以後、財団の施設で電力供給や体細胞の研究に協力したり、その見返りに宇宙の知識や情報を教わったりしつつ、いつかカーズを迎えに行くことを目標に日々過ごしている。


三部以降は特に考えていないけれど、ジョセフの頼みもあってジョースター一行に参加してみても面白いかもしれない。
 

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