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×××ss_dia(東条+金丸)

(※dia×ラブライブ!なSS。苦手な方はご注意ください。どちらかと言うと東条くんはB!!よりな性格)


金丸「……はぁ(溜息)」
東条「どうしたの、信二。すごい大きい溜息だけど」
金丸「いや、ちょっと家族内で色々あってよ……」
東条「よければ話、聞くよ?」
金丸「(ちょっと考えた後)――実はな、姉貴がアイドル始めてたんだよ」


瞬間、東条の目が変わりました。


東条「アイドル……? アイドルって、あのアイドル……?」
金丸「お、おう。お前の好きなももクロみたいな、あのアイドル」
東条「あのお姉さんが、アイドル……?」
金丸「おう。つか可笑しいよな、今更スクールアイドルやるなん」
東条「……イイ」


まじかよと金丸は思いました。


東条「ちょっと待って信二。今スクールアイドルって言ったよね?」
金丸「ああ、なんか廃校を阻止するとかなんとかでアイドルになったらしいんだけどよ」
東条「……お姉さん、確か音ノ木坂じゃなかったっけ」
金丸「ああ、女子高のな」


ズボンのポケットからスマフォを取り出した東条の指が機敏に動きました。


東条「音ノ木坂、スクールアイドル、もしかしてμ's……!?」

スマフォの画面を見せてくる東条。
画面に映し出されているのは「ラブライブ!」のホームページで、ランキング中盤に「μ's」というアイドルの最新PVということで表示されている。その9人の中に金丸の姉の姿がありました。

金丸「まじでアイドルしてたのかよ、初めて見た。つかPVって……」

うわーと驚く金丸に、ふるふると東条の肩が震えている。

東条「A-RISEにばかり目がいってた俺を殴ってくれ、信二!!」
金丸「はあ!?」

ドン引きした金丸でした。


いろいろと話は脱線したがとりあえず東条を落ち着かせた。

東条「それで、お姉さんがアイドルになったことで家族内で何があったの?」
金丸「姉貴のやつアイドルになったってことを昨日まで黙ってたらしいんだよ」
東条「え……? じゃあどうやって発覚したの?」

東条は目を瞬かせました。


金丸「お袋がご近所さんの話で知ったらしい……」
東条「ご近所の井戸端会議の情報量ってすごいよね」

ご近所すごい奥様方は強いという東条の言葉に金丸は素直に頷きました。


金丸「で、まあアイドルしてることをお袋達が問い詰めたら認めたらしくてよ。こうやってネットとかに顔を出してるだろ? それが危なくねぇのかって、親父達は心配らしくてさ」

なるほどと東条は頷きます。


東条「おじさん達の言いたいこともわからなくもないけど……でもそれはお姉さんが決めたことだし。もし俺の家族がスクールアイドルになってたら、俺は応援するけれどなぁ」

東条の言葉に金丸は目を伏せました。


ふと金丸は思い出す。
青道高校へ入学が決まった時、自分よりも姉が一番喜んでいたこと。野球部でレギュラーとなり甲子園へ出場をするという夢が叶うようにと願い応援をしてくれたことを。
少し考えた後、東条の言葉にそうだなと金丸は頷きふっと表情を緩めました。


金丸「そうだな、今度は俺が姉貴を応援しねぇとな」

東条も相槌を打つかのように微笑みました。


その日の夜、金丸は姉へ電話をかけた。まだ家族から反対が続いているのか、姉は少し疲れた声音をしている。
事情を知っている旨を伝えた後、あのさ、と続けました。


金丸「親父やお袋が何を言おうと、俺は姉貴を応援してるぜ。東条から聞いたけど、甲子園みたいな大会もあるんだろ?その、ラブライブってやつ。やるからには頂点(てっぺん)目指せよ、姉貴。俺は……応援、してるからさ」

最後は少し恥ずかしいながらも金丸はしっかりと伝えました。


信二……と姉の涙ぐむ声。少し間を空けてから姉は元気良く、うん!! と返事をした。
金丸はふっと安堵したように肩をすくめたと同時に唇の両口角を上げました。


翌日――。

金丸「ありがとな、東条。相談して良かった」
東条「力になれた気はしてないけど……役に立てたのなら嬉しいよ」
金丸「そうだ。お前も応援してくれてるって姉貴に伝えたら、さっき東条宛に動画が届いたんだ」

首をかしげる東条に金丸は届いたばかりの動画を見せました。


姉の粋な計らいによりμ'sメンバー全員からの応援メッセージだった。東条はしばらく繰り返し動画を見ていたが、唐突に動きを止めてぽつりと呟いた。

東条「俺、今日からμ's推していく」

翌日、μ'sのランキングが急激に上昇したのはまた別のお話――。

(twitterにあげていたものを加筆、修正して掲載。ラブライブ!をプライムで一気観したテンションに任せて書きました。とても、楽しかった…特に東条くん書くのが。笑)

(2019/03/31/BACK)