喉がやけるほど甘ったるい紅茶をご機嫌そうに飲み干す彼に口付けると飲んでもいない甘ったるい紅茶の香りが口の中に充満する。


ある日は油っこい肉の香り。

ある日はスパイシーな甘ったるいチャイの香り。


顔立ちからはミルクの香りがしそうなほどのベビーフェイスのくせにこうも刺激物を好いているところがまた愛しくて愛しくて仕方がない。



きょとんとしたままこちらを見つめる大きなガーネットの瞳を見ていれば吸い込まれそうになる。可愛くて頭がおかしくなりそうだ、と彼に告げればそうか?ありがとな!とにこにこと笑う。




「カリムくん、だいすき」

「おう、俺も好きだ!」




色気もへったくれもない。元気いっぱいで、笑顔のまま。彼なりの愛を滲ませた声で。




真昼間のスカラビア寮、堂々とイチャつく寮長と女子生徒、それを気まずそうに照れる寮生たちを見て頭を抱えた従者の溜め息が聞こえた気がする。











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