付き合って…
俺は東堂尽八。
登れる上にトークも切れる、更にこの美形!天は俺に三物を与えた!箱根の山神天才クライマー東堂とはこの俺のことだ!
「荒北、明日部活休みなんだって?」
「アァ?んで知ってんだよ。」
「そこのアホ神に聞いた。」
待て待て、さっきも言ったが、俺は山神だ。
「この映画見たいんだけど。」
「オー、オレもこれ見てェ。」
それは俺も気になっていた映画だ。俺の事も誘っていいぞ。ほら、すぐ横にいるのだぞ。
「じゃぁ、明日は映画ね。」
「へいへい。」
「あっ、その後雑貨屋見に行きたい。」
雑貨屋か。俺も使っているマグカップをちょうど新しいのに変えたいと思っていたのだ。
「ハァ?あの店だろ?オレにあんな可愛い店入れってのかヨ。」
「すぐ終わるからいいじゃん。」
「なら、その後サイクルショップな。」
おお、俺も新しいグローブが見たかったんだ。
「えー、一度入ると長いからなぁ。」
「じゃぁ、苗字が雑貨屋見てる間にオレも見てくればいいんじゃナァイ?」
「えーーーー、一緒に見たり探したりするのが楽しいんじゃん!」
そうだな、あれがいいとかこれは良くないとか、喋りながらの方が楽しいぞ。
「チッ、わーったヨ。」
「じゃ、明日はそんな感じで。迎えに来てねー。」
「ハッ、メンドクセェー。」
明日は楽しい1日になりそうだな。まぁ、誘われなかったが。と言うか、お前達さっさと付き合ってしまえ。
2019.11.20