ベッドの上のなつみにまたがり、自分を見おろしながらTシャツを脱ぐ品田は、知らない人に見えた。
窓から漏れる街灯の灯りが、ぼんやりとその身体を浮かび上がらせる。それが、品田の筋肉の盛り上がり一つ一つに陰影をつけていた。
筋肉質だとは思っていたが、改めて見るとかなり鍛えている事がわかる。ライターを生業としていると言っていたが、それとは不釣り合いな肉体だ。

ギシリ……とベッドを軋ませながら、品田はゆっくりとその身体をなつみに覆い被せた。片手をなつみの額にのせ、また自分の舌をなつみの咥内へと差し入れる。
それになつみもおずおずと舌で応えると、ねっとりと絡みとられ頭の芯が痺れる感覚に襲われた。

「ん……ふン……」

そのまま、小さなキスを落しながらなつみの頬から耳まで移動させると、耳たぶをカプリと口に含んだ。

「ンンッ……」

ビクンと身体が揺れる。軽く歯を立て舌先でチロチロと舐められると、なつみの口から吐息が漏れた。
耳の裏から首筋へと品田の舌が移動する。いきなり強く吸い付かれ、なつみの腰がグッと浮いた。
すると、その隙に品田の手が背中に回されブラのホックが器用に外される。

「あっ……」

スルリと品田の手がフリースの中に侵入し、下着から解放された膨らみをやんわりと包み込む。
他人に初めて触られる恥ずかしさに、顔を隠すように腕を目にあてがったが、品田の手がそれを制した。

「顔、ちゃんと見せて」

「────っ……」

恥ずかしさのあまり、目を潤ませるなつみに気が付くと、品田は口元を緩ませた。

「あぁもー、やばい」

額にキスを落し同じように唇にもキスをした。

「すげー可愛い……」

言うとなつみのフリースをたくし上げ露わになった胸元に顔を埋める。
方胸の下から舐め上げ、頂の突起を口に含む。それを舌で転がすと、再びなつみの口から甘い吐息が漏れた。

その舌が肋骨からへそへと移動した辺りで、嫌な予感がしなつみは顔を自分の下半身へ向けた。
それに気が付いた品田は、舌を這わせながらニヤリと意味ありげに笑う。

「ま、待って品田さんっ!!そこは……」

なつみの声は無視し、フリース生地のパンツに両手をかけた。ルームウェアのパンツはウエスト部分がゴムの為、すんなりと脱がされてしまった。

下着だけになってしまった下半身の両脚をグッと開く。下着の上から縦の筋を舌でなぞられると、湿っぽい生温かさと布越しのゆるい刺激になつみは身を捩った。

「し、品田さん……それ、恥ずかし……」

なつみが上体を起こそうとすると、品田は秘部の部分の下着を指で横にずらし、直接ベロリと舐め上げる。

「ひっ……あぁぁっ!!」

すかさず、突起を強く吸い上げるとなつみは身体を仰け反らせビクンと跳ねあがり、悲鳴のような嬌声をあげた。

「そこっ……だめっ。品田……さ」

まるで、背中に電流が走ったような激しい感覚。何故か腰が勝手に動いてしまう。
自分が酷くいやらしい人間になった気がした。

顔を上げ涙で滲む目で下腹部を見る。
ぼんやりと暗闇に浮かぶ開かれた自分の両脚の滑らかな肌と、それとは対照的な太腿を掴む品田のゴツゴツした手が妙にエロティックに見えた。

不意に品田が埋めていた顔を上げた。
なつみと目が合うと、おもむろに上体を起こしギシリとベッドを軋ませながらなつみの上半身の脱げかけのフリースを脱がせる。

「ん……」

なつみの口に軽くキスをしながら、汗で少し湿った下着も下半身からスルリと剥ぎ取る。

「品田さん……」

「ん?」

「やっぱ慣れてるね……」

火照った身体のせいで、少し荒くなった息を整えながらなつみが言うと、品田は困ったように眉を下げ口元を緩ませた。

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