井「お兄さんたち(スタッフ)すいません。お兄さんたちごめんね。…来ちゃった」
准「あれ」
「?」
坂「!?」


《スクリーンに映る“V6へ”の言葉に気づくメンバー。全員座ってスクリーンに注目。並び順准姫健坂長剛井》


“さあ…V6、準備はいいですか?”


健「何、何?」
長「何の準備だよ」
坂「どういうこと?」
井「浴びる体勢しといたほうがいいよ」

「わ、…!」
坂「おお!」


《ステ―ジにメッセージの書かれたリボンが舞い散る》


井「取れない!」
「とれた!」
坂「取りたい。取りたい。取りたいけど取れない」
健「すげえ!」
長「すごいよ」
坂「うお」
井「うわあ…」
准「すごいね」
「…」
剛「…」

井「ありがとう!」
准「ありがとう」
井「うわぁ、全部書いてあるよ」
坂「すっげぇ」
長「すごい」

剛「…」
「…」

井「ありがとう」
剛「ありがとうございます」
長「ありがとう」
健「すごい!」
准「ありがとう。すごいね」

健「やばいね」
長「これやばい」
井「これはやべえな」
健「こういうの弱いんだよなぁ」
井「これはやべえ。すでにもうダメな人いますからね」
「っ、」
健「泣いてんじゃねえか!」
准「タオル使う?」←持ってきたタオルで涙をふいてあげる

『きゃーーーー!』

長「まみれてみよう」
井「長野くん…俺もやる!」
坂「お前らいい年して何やってんだよ、!」
剛「やめろ。やめなさい!」
井「お前も来なさい」
剛「楽しいわけないだろ…うほほほほ!」
「私もやるぅ…」←うつ伏せになってそのまま動かなくなる

井「お前ら、今日はここに泊まるぞ!」
健「じゃあさじゃあさ、このさ、20万通のさ上で写真撮ろうぜ!俺持ってきてんだ」
井「お前、スマホ持ってきてんじゃないよ」
長「普通に自分のスマホ持ってんのかよ」
健「行くよ。インカメラで撮るから」
井「お前…アメリカ人みたいだな」
健「どうにかして入ってよ。早く、どうにかして…あれ」
井「おい、姫」
長「なんか動かないけど」
健「なに?まだ泣いてんの?」
井「まさかほんとに寝てんじゃないよね?」
坂「ないだろ(笑)おいまりな」
「…ぐず」
剛「おい岡田」
健「岡田連れてきて」

准「まりな、ほら、起きて」
「…むり」
准「起きて。写真撮るって」
「…むり」
准「ほおら」←無理やり起こして、またタオルで涙を拭う
「やめてよ〜〜〜」
准「大丈夫。かわいいかわいい」

健「おい早くしろよ腕疲れんだよこっちは」
井「あの長い棒みたいなやつ持って来いよお前」
健「あれまりなのだよ」
長「持ってこれそうもないね」
健「入ればいいんだよ。入って入って。森田が居ないんだよ早く」
准「まりなここほら」
「ん」
健「まりなもうちょっと。おい森田どこに居んだよ」
井「いたいたいたいいたいいたい。入ってる入ってる。早く」
健「撮るよ。ちょ、まりな押して押して」
「え、わたしおすの」
健「ほら、ほら。はやく。俺押せないから」
「いくよ、はいちーず」
健「もう一回、もう一回撮ろう。ほら、ブサイクな人居ると後で困るから」


〜苦戦してるおじさんたちにしばらくお付き合い下さい〜


井「すいませんありがとうございました!」
准「(無言でまりなに手を差し出して引っ張る)」

『きゃーーーー』

健「こういうの一番泣けるんだよな」
井「やべえな」
健「危ねえ。堪えたぜ。一人完全に負けてるけどな」
「いいの!」
健「ブサイクになるぞ」
「お黙り」
准「大丈夫だよ」
井「お前が大丈夫ってなんだよ(笑)」
長「まりなはいつでも可愛いからね」
「いやおばさんにそこまではいいよ長野くん…」


***


(公演後)

「、あ」
ス「おめでとうございます」
准「ありがとう」
「ありがとうございます」
ス「ちょ、新城さんタオルで顔がみえないんですけど」
准「泣き止んでくれないの」
「泣かせたの誰よ〜〜〜」
准「(カメラに向かって)俺だって」
ス「泣き止ませてくださいよ」
准「ちょ、まりな泣き止んでって(頭なでなで)」
「無理〜〜〜」

ス「今の気持ちは?」
准「嬉しいよ、純粋に」
ス「全身から嬉しいがにじみ出ちゃってますもんね」
准「見える?」
ス「はい」

「(すん、)」
ス「落ち着きました?」
「すいません、大丈夫…」
ス「いやこっちこそお邪魔しちゃって…」
「お邪魔じゃない!お邪魔じゃないから」
准「なんだよ〜自覚あるなら来るなよ〜」
「ちょ、准くん!」


井「お、来たぜ来たぜ主役が〜〜〜」
健「おかえり〜」
「(ぽろっ)」
井「ええっ!?今俺なにかした!?」
准「今涙腺緩んじゃってるみたい」
「みんな〜〜〜ぁ」

長「はいはい、泣かないの」
「っ、」
健「ほら〜、これやるから」
「…え、」
健「はい岡田にも」
准「なに?…Tシャツだ」
健「みんなでお揃いな!」
「え、すごいね…!」
健「お、笑った」
井「ほんとだ〜」
准「(あれえ〜?)」

坂「おい、お前ら気付いてやれ(笑)」
「え?」
剛「すっげーさみしそうだぞ(笑)」
准「(拗)」
「…准くん、」
准「…ん?」
「みんなも、ありがとう」
准「(無言で抱きしめる)」
「わ、ちょ!」
健「お前!調子乗んなよ!(笑)」
長「まあまあ」
井「今日くらい許してやろうぜ〜」
坂「っとに…」
剛「…」←嬉しそう


***


「ほんと気付かなかった…」
ス「かなり慎重でしたからね」
「知ってた?」
ス「…まあ」
「そっか〜〜〜、私だけか〜〜〜」
ス「どうでした?」
「…ファンのみんなのあたたかさを感じたなぁ、ほんとに。勇気もらっちゃった」
ス「勇気ですか」
「言葉にする勇気。感謝ですね」
ス「感謝」
「もちろん、背中押してくれたメンバーも、准くんにもね」
ス「岡田さんに一言」
「これに言うの?(笑)
…末永く、よろしくお願いします」