コーチの車で
明日の大会に向けて、コーチの車で北別市へ向かう長島野川ペア。西星高校から出場するのはこのペアだけなので、2人だけ。
泰聖「2人で遠征とかなんか緊張ー」
春太「部屋はいつも2人だろ」
泰聖「そうですねー。今日も春太先輩のエッチな話待ってますね」
春太「何それ俺が毎回そういう話してるって言いたいの?」
泰聖「え?いっつもしてません?」
どうやらそのようです。
それを聞いてたコーチの平先生まで話に乗ってくる。
先生「春太はエロオヤジなのか」
泰聖「そうですよ、いっつも変な事考えてニヤニヤして」
春太「してねーわ」
先生「でも春太お前彼女いるんだろ?」
泰聖「彼女とイチャイチャしまくってますよこの先輩」
春太「泰聖お前本気で黙れ」
結局いつも通りにいじられる春太くんでありました。
先生「この前池田先生にキスマ見られてバカにされたんだって?」
春太「いや、誰から聞いたんすかその話」
先生「野本がそんなことほざいてた」
泰聖「野本先輩もあの場にいましたね」
春太「あの日が特別やばかっただけ」
泰聖「先輩にしては珍しくクタクタだった日」
それは春休みの話だった。彼女と色々とイチャイチャしまくって、次の日の春太は疲れきっていました。普段は大会の次の日とかでもキリッとしている春太ですが。
春太「みんな俺ばっか責めやがるけど真司と千葉も変わんねえからな?」
泰聖「千葉も元カノとはヤリまくってたんですよね?」
先生「え、千葉ってそういう系なの?」
春太「もう別れてるから今はそうでもないですけどね」
泰聖「でも性癖はやばいっすよあいつ。多分部員1番ひどい」
先生「そこまで?!あいつが…」
泰聖「聞いた瞬間周りにいたみんな結構引いてましたからね」
春太「だから言いたくなかったんすよーって顔真っ赤にして騒いでたよね」
1年生の千葉くんだが、見た目からは想像出来ないくらいのエロボーイらしい。どうやら、元カノとも凄かったらしいが…。
先生「へー、今度千葉に聞いてみよ」
春太「調子良かったら教えてくれますよ」
先生「調子良い時に聞いてみるわ。ところで北戸もってマジ?」
泰聖「俺もその話聞きたいんですけど」
春太「あれ泰聖も知らなかった?なんかごめん真司」
数ヶ月前に彼女ができた真司も、付き合ってすぐに経験済んだり、まだ付き合ってそこまで経ってないのに意外と回数が多いという話だ。
春太「汰斗先輩が真司の彼女さんに会った時のキスマ思いっきり見えたけどって言ってた」
泰聖「でも北戸先輩はついてるとこ見たことないような…いや見えてないだけですかね」
春太「見えてないとこにつけられてるか、そもそも付けられてないかだよね」
泰聖「春太先輩とは違って」
春太「そーやってすぐ話を俺に持っていく」
先生「春太今はついてんの?」
春太「そもそもしばらく会ってないです」
先生「つまりは会ってたら付いてたってことか」
春太「多分そうかもしれないです」
泰聖「ユニフォームになった時普通に見えますからね、首元から下の方に」
春太の首元にキスマークがついてないのはわりと珍しい光景。彼女はすぐつけたがるみたいで。でも最近はお互い部活が忙しくて会えてすらないみたい。でもこの遠征が終わった次の日に会うみたいだが。
先生「つーか泰聖も彼女いるしょ?」
泰聖「俺そんなみんなほどエロいことしてないですよ、」
春太「何回ヤったの今まで」
泰聖「え、まだ2回とか」
春太「泰聖、始まりも遅かったもんね」
泰聖「いや多分みんな早いだけだと」
そんな周りの中、意外と経験回数が少ない泰聖くん。
泰聖「ぶっちゃけ最後までやらないだけですけどね」
先生「こういう奴ほど将来人のこと言えなくなるぞ」
泰聖「あーそれは怖いですねー」
春太「泰聖の将来が気になるわ」
先生「でも今の若い子ってみんな性欲強いんだね」
泰聖「でも周りも結構いますよそういう人。西星も多いほうだと」
確かに今の高校生は意外と多い。我々が知らないだけで、他にもそういう人は沢山いるのだろう。
春太「コーチも高校生の時どうだったんですか恋愛経験とかは」
先生「俺?高校の時彼女はいたけどね、でもお前らほど色々とやっちゃってるとかはしてないよ」
泰聖「ほんとですか?」
先生「本当だわ。でもたまーになら、たまーに。でも大人になって仕事するようになったらそんな暇も無くなるから若いうちにイチャイチャしとけ」
春太「はーい」
学生羨ましいー、なんて言い始めるコーチ。
泰聖「てかコーチって高校の時インターハイ出たんでしたっけ?」
先生「個人戦だけねー。2回戦で強豪ペアと当たってストレートで負けたわ」
春太「泰聖、来月頑張ろうや」
先生「お前らそういえば緑陽でやる全国大会決まってたしな。この調子でインハイも目指せな」
泰聖「インハイか……」
春太「インハイ県予選頑張ろうな泰聖」
この長島野川ペアは、冬に行われたインドア県大会で入賞しているのだ。来週行われるインターハイの県予選ではベスト8以上からインターハイ進出。
先生「お前ら本当に予想以上な結果叩き出すからな、毎回毎回。地区一般秋季の時は俺もやられるし。」
春太「コーチに勝った西星生って史上初ですか?」
先生「や、南田が1年の時の地区秋季で、あいつ高村と組んで決勝で当たって負けた。でも西星ペアに負けるのは初だったわ」
昨年のレギュラー、南田先輩が1年生の時に、さくら地区一般秋季大会で、コーチも入っている市内の一般チームの高村さんと組んで優勝したらしい。
先生「そしてそん時の俺のペア平田だったし」
春太「あ、まじすか、てか俺多分決勝見てた気が…。俺も出てたんで。俺たしか初戦で森島先輩と安川先輩に負けたんですけど」
先生「中学生少しいたもんなそういえば」
一般の大会は、一般チームの人達や高校生や大学生はもちろん、中学の大会で好成績を残したペアも出ていたりする。
ちなみに今回この2人が向かっているのも北別で行われる県春季大会に出るからだ。コーチも出場するみたいだが、コーチのペアは今日仕事終わりに真っ直ぐ向かうとのことで、現地で顔を合わせるみたいだ。
そしてこの遠征、帰りの道はもっとひどいことに…。