大会の朝





この日は大会。宏斗は家を出てしばらくすると、1人の友人を見つけたようだ。

宏斗「あーれ星翔?俺聞きたいこと沢山あるんだけどなー?」
星翔「みんな察し良すぎて怖いんだけど」
宏斗「最近仲良すぎだからわかりやすいんだわ」
星翔「恥ずかしいから一旦落ち着いて」


どうやら星翔、彼女できた様子なのだ。
東高のソフトテニス部の、しかも3年生。


宏斗「んーでも地区の時から怪しいとは思ってたんだよなー?」
星翔「わりとみんなに見られてたのか…」
宏斗「わかりやすいんだわ、西星も大体みんな察してるよ?」
星翔「俺も昨日の夜に菅沼先輩から呼び出された」
宏斗「だろうな。」
星翔「なぜそことそこがくっついた?って最初に言われたけど」
宏斗「それは俺も思った。」

確かにそうだ。星翔の彼女の元彼はチャラい系統の人だったのはわりとみんな知ってるし、それゆえ星翔は中学2年生ぶりの彼女ができたわけで。


宏斗「てかなんで仲良くなったのか気になる」
星翔「んー、なんかたまたまツイッターで話してて、そのまま流れでラインも交換して部活のこととか話してて、で、地区予選の日に喋って親しくなったのはそこから」
宏斗「SNSってすげえ」
星翔「時代の変化だねもう」

今どきの出会い方の上位に浮かんでいるだろう、SNSでの出会い。というのも、2人とも市内のソフトテニスの人なので元から互いの存在は知ってて、SNS上で話したのが始まりっていうパターンだ。


星翔「宏斗みたいな幼なじみみたいな存在の子と恋するとかも憧れだったけど俺にはいないからさ」
宏斗「幼なじみ…まあ幼なじみか。わんちゃん星翔たちとダブルデートとかも夢じゃない気がしてきた」
星翔「まじ?」
宏斗「だって晴菜さんでしょ?つぐみ大好きだもん」
星翔「つぐみって大体テニス関係の先輩好きだよな」
宏斗「だから星翔との関係あやしいって話した時に1番ワクワクしてたのつぐみだから」

宏斗の彼女のつぐみはテニスでの知り合いも多いが、その中でも可愛い先輩が大好きで、星翔の彼女の晴菜先輩もその中の1人。


宏斗「今度つぐみに会ってみ?絶対質問攻めされるよ?」
星翔「てか今日来るの?」
宏斗「あ、来ますねー。」
星翔「晴菜も今日出るらしいよ」
宏斗「うおー早速呼び捨てですか」
星翔「うわー、つい言っちゃったー。付き合った日にね、呼び捨てしろって命令されたのよ」
宏斗「微笑ましいわーそういうの。」


宏斗までニヤニヤが止まらない。どうやら星翔が照れてるところとても面白いみたいで。



この日の大会、星翔が色々な人にからかわれたのは言うまでもないです。