玲一の恋愛相談







南聖中の部活に行ったあと、みんなはごはんを食べにバイキングへ行くが、智は玲一をラーメン屋へと連行した。


玲一「まあ、先輩らしいっちゃらしい…」
智「ちょっと久々に2人で話そうと思って」
玲一「俺も話したいこと沢山ありましたよ」


この2人は学年は違うが小学校から同じチームで、同じ高校で、学年が上がる前まではペアを組んでいた。玲一も智にはよく恋愛相談をしている。小学生の時から親しいので、お互い話もしやすい。

玲一は1ヶ月以上前に七星に告白をしているが、返事は後回しにしていいよとなった挙句、今は何事もなかったように接している。

玲一「…ってわけで、どう話を切り出せばいいのか…。七星も多分どうすればいいのか正直困ってるとは思うので。」
智「んーじゃあもうここはお前が男らしく行くべきだな」
玲一「そうですよねやっぱり。」


玲一も玲一でそれから動けていないところがある。まあ、玲一も恋愛経験全然ないですから。



智「妹ちゃんは彼氏とかいるの?」
玲一「あー、美咲は前に数ヶ月いましたけど。あ、上の方のです」
智「いや、お前とは違っていそうな気してたから。顔広いし」
玲一「春太先輩の妹ともクラスで仲良いし」
智「目立つ系かやっぱり?」
玲一「…なのですかね?男子の友達も結構いますし。」

玲一には妹が二人いて、中学3年生と中学1年生。家族全員ソフトテニスをやっている福島家。今の南聖中女子もこの姉妹が1番手ペアみたいだ。

智「や、俺もさ上に2人いるけどさ、兄ちゃんも姉ちゃんも全然自分の恋バナ話してくれないから」
玲一「それ先輩もじゃないですか?」
智「おんなじことよく言われる。」
玲一「いいなー。俺んちみんな俺の話大好きなのかすぐ聞いてきますよ」
智「そりゃ今まで恋なんてする気配のなかった福島家の長男が」
玲一「もうやめてほしいですわー。」


玲一の家は玲一以外みんな恋バナ大好き。玲一の片想いの話もバレ、家族内でも話になる。

玲一「そもそも春太先輩が理沙ちゃんにそれを話すから美咲に広まって…」
智「原因まさかの野川春太」
玲一「本当に春太先輩が言わなければ!!」
智「それはドンマイしか言いようない。しかも七星ちゃん南聖だからわかる子はわかる」
玲一「いや俺の家族みんな七星のこと分かりますよ」
智「あららー。」

福島家はみんな七星のことは知っている。というのも、小学校も同じなわけだし、中学でクラスの友達と遊ぶ時の拠点も玲一の家が多かったから。


智「学祭。」
玲一「はい?」
智「学祭があるじゃん。学祭が。」
玲一「たしかにもうすぐありますけど」

今は6月下旬。学祭まではあと半月もしない。

玲一「意外とすぐ近いっすねー。」
智「これ以上先延ばししてもじゃん?」
玲一「そうですけど。」
智「告白した日みたいに七星ちゃんの都合良い日聞いてどっか行けばいいのに」
玲一「じゃあ、そうします…。」


玲一くん、あとは自力で頑張るしか。


智「今すぐ予定入れる!」
玲一「え、今?!」
智「じゃなきゃお前すぐやらないしょ!」
玲一「自分でくらいやりますけどー。」
智「できるならもうとっくにやってるだろ」
玲一「わー、わかりましたよー。」


と、玲一は七星にラインを送った。
でも、学校祭前は都合が合わないみたい。


玲一「…みたいですね」
智「んじゃもうあとは頑張れ」
玲一「頑張りますよー。」
智「もう学祭だな。一緒に回れ。」
玲一「えーー。」
智「つぐみと宏斗使えば?」
玲一「まあそれもありですけどね…。」

玲一本人も本気で考えてる。どうしようか。


智「男を見せろ」
玲一「どうやって…」
智「積極的にするしかない」
玲一「いやー、はい。頑張るしかないですね。」
智「頑張れよー。」



玲一くん、上手くいくといいですね。