11月のとある部活終わり
11月の放課後の部活終わり。寒くなり、自転車通学からバス通学に切り替えた人も多い。
そんな部活終わりの部室での出来事。部活はとっくに終わってるのに、暖房の効いてる教室のためギリギリまでみんな出たくない模様。
真琴「バス今日から時間変わるんでしたっけ?」
将斗「あ、やべ、写メってくるの忘れた」
泰聖「そういう時のスマホで検索」
将斗「しても分からないのが俺。」
泰聖「じゃあ頑張れ」
11月の中旬に、路線バスの冬期間への時間変更がある。いつもこの時期に、西星生もパニックになる人が多い。
涼平「俺もう駅向かわないと帰れないので帰りますけど、みなさん何時までいるんです?」
泰雅「この前8時近くまでいたよね」
涼平「いや2時間近くも何するんですか」
道哉「そういう時は話をしましょう」
泰聖「いや、どういう話だよ」
涼平「近い人はいいですねー。まあ俺も親迎えに呼べば来てくれますけど片道1時間かかる」
涼平は市外の人だ。早く行かないと間に合わないというので、準備している。
涼平「ではさようならー。」
泰聖「そんなに急いでるってことは彼女と同じ電車?」
涼平「電車はいつも同じですけどそういう訳じゃないですー。これ逃したら家帰れないんですー。」
と言って涼平は部室を出た。
泰聖「なあ、涼平あいつ大野ちゃんとどこまでやったの?誰かわかる?」
泰聖はとても気になるみたいで。涼平の彼女は、白浜高校のソフトテニス部の1年生、大野乃愛ちゃんだ。
修太「でもまだやってないみたいですよ」
晃斗「前にあんな話したのに?」
哉斗「なんか涼平に教えこんだな俺らで」
真琴「キスマはつけて歩いてる野郎なのにな」
陽介「いや、わんちゃん本当はやってます説あるよ。そこの竹原道哉みたいに」
道哉「いや、俺に話持ってくるのは違いますよ。」
もしかしたら、自分たちが知らないだけで、色々とやってるのかもしれない。いや、分からないが。
柊弥「俺的に気になるのはそこの長江修太」
修太「いや、何でですか」
将斗「とっとと言っちゃえば気が楽なのにー。」
修太「むしろなんでここの部活はみんなそういう話オープンなんですか!!!!」
歩夢「西星のソフトテニス部はそういう伝統があるんだから仕方ない。彼女いる限り」
陽介「しかも長江だし」
修太「長江だからってなんですか!!」
どうしても話そうとしてくれない長江修太くん。
道哉「って思うじゃん?俺もう美桜から聞いてきた」
修太「ば!!お前!!いつの間に!!!」
歩夢「道哉らしいやり方してきたな」
修太「この性悪男恨んでやるわ」
半分諦めの長江くん。顔が真っ赤です。
泰聖「でもなんか二人とも色気ムンムン」
道哉「そりゃあ沢山やってますからね」
柊弥「あらあら、長江くん」
修太「そんな沢山でもないです。」
真琴「嘘つけ」
修太「本当だわ」
道哉「うんそれは俺も聞いた」
修太「だろ?」
道哉「美桜エッチなこと大好きだからもっと相手してやれよー?」
泰聖「おー?彼女寂しい思いさせんなよ?」
修太「ああ……もう……」
諦めかけてる長江くん。もう既に顔を皆のところへ向けてくれなくなった。
歩夢「でもよくあんな美人って言われてる人捕まえたよな」
修太「捕まえたというより捕まった」
道哉「一瞬騒ぎになったからね普通科。」
修太「まあ誰だよあのブスみたいにはなりましたけどね。」
陽介「中学の時彼氏いたっけあの人?」
修太「1回最低な男に引っかかってから恋愛してなかったみたいですよ。」
泰聖「確かにあの話は俺も知ってるけどな。年上の人だったっけ」
修太「2つ上とかって言ってました。中学の先輩の友達だとかで」
柊弥「年上から人気だったよねあの子中学の時。テニス部女子に可愛い子いない?って聞かれたもん友達に。」
将斗「でもまあ、長江も雰囲気大人っぽい」
歩夢「1年生の中ではダントツかもですね。」
どうやら1年生部員の中で1番大人っぽいらしい。騒がなければ基本大人しいし、物事もきちっとやる人だ。
泰聖「一言で言えば、雰囲気は春太先輩と同じだなって」
晃斗「あー。野川先輩も俺達が何もしなければ大人しいほうですよね」
陽介「野川先輩てクラスでも大人しいほうなんでしょ?」
哉斗「中学の時も、みんなのお兄さん的な存在でしたよ。」
泰聖「俺達が先輩のこといじりまくったからそんな印象とっくのとうに無くなってたのかな……」
柊弥「1番の原因はお前と瑛太先輩」
泰聖「でもまあ、相談はちゃんと乗ってくれるし先輩の言ってること正論だし。」
しかも野川先輩が部活でも騒ぎ始めたのって紛れもなく南田先輩たちが引退してからで、その後ぐらいに自分の恋バナをぶっちゃけた野川先輩が、以降いじられるようになったというわけだ。
陽介「次のターゲットはお前だ長江」
修太「そうやって話戻すのやめてくれません?」
泰聖「北春日遠征の時も言ったけどさ、本当に反応の仕方が春太先輩なんだってお前」
柊弥「いじられたくないなら今のうちだよ」
修太「って俺ももうバス乗らないとなんで帰りますよ。」
真琴「逃げたな」
修太「またの機会に話す。ではさようならー。」
哉斗「あ、まって、そしたら俺も行く!」
歩夢「いや二人とも置いてくな!」
長江は逃げるように帰っていき、バスが同じの千葉と歩夢も部室を出た。
泰聖「なんか、去年の今頃が懐かしくなってきた。先輩たちともこうやって話したなって。」
柊弥「それはある。もう1年前なのか。」
晃斗「来年は俺達も同じこと思うんですかね……。」
陽介「本当にあっという間すぎるから、な。」
とある部活終わりの部室の様子でした。