その後の4人







西星高校の1年生、千葉哉斗と打った後の西の森産業の木戸涼太郎、大菅玲司、矢野拓也、大場朝陽の4人。とても楽しかったみたいだが、強豪校の1年エースとテニスをして、感想を述べていた。


拓也「まさかあんなに話が合うとは思わなかった。」
涼太郎「それはみんな思ってると思います。」
朝陽「やっぱテニス部はノリが一緒なのかみんな…」
玲司「この勢いで他の西星の人とも仲良くなってみたい…」
拓也「最短は顔の広い野間先輩にお願いする」

涼太郎「インハイ予選のあと野間先輩って西星
の人達と写真撮ってませんでしたっけ?」
玲司「地味に我が兄も写ってる。自慢された」
朝陽「あ、それ野間先輩がしばらくトプ画にしてたやつ。」
拓也「川岸さんと野川さんだったっけ?」

産業高校の顔広い代表は、3年生で現役時代は部長だった野間浩二郎先輩だ。そしてその野間先輩のペアが、玲司の兄である大菅祥司先輩。この2人が、西星高校の3年生である川岸司と、野川春太と一緒に写真を撮ったらしい。


拓也「千葉くんって長江くんと組んでるって言ってたっけ」
玲司「この前の国体予選のドロー見ました?長江千葉ペア、トーナメントで16入ってますよ」
朝陽「本当だ。しかも北陽の滝村・菅ペアに勝ってる」
玲司「1年生ペアでそれは相当ですね」
拓也「まあ、小学生の時組んでて全国行ってるなら強いよな」
涼太郎「……に学年別のときに勝った、俺らって何だったんだろう」
玲司「ただの奇跡だね、あれは。しかもあれファイナルだったし」

西星の人をけっこう上に見ているらしいこの人たち。学年別大会の時に、木戸大菅ペアは長江千葉ペアにファイナルゲームの末、勝ったのだ。


玲司「そして彼女さん普通に可愛かった…」
拓也「それはある」
朝陽「今の部員にリア充が1人しか存在しない産業ソフテニ部」
拓也「先輩はけっこうリア充してたけどねー。」
玲司「本当ですよね。兄といい。2年続いてるし羨ましい。」
涼太郎「まあ頑張りましょう。」
玲司「1番女子と関わりあるの朝陽先輩じゃないですか?」
朝陽「確かに俺は食品科だからクラスに女子多いけど」


西星高校のソフトテニス部はリア充が結構いると話を聞いた彼ら。どうやら、産業のソフトテニス部にはそこまでリア充している人はいないどころか、3年生が引退後は1人だけなのだ。彼女持ちの部員は。


玲司「星の里のソフテニもリア充多いみたいですよね。って、バレーで星の里行った中学の友達が言ってました。その友達が内藤くんと仲良いみたいで」
朝陽「すごい繋がりだな」
涼太郎「中藤先輩も中学の時からけっこう色々と経験豊富な方らしいです。北別のソフテニでは有名な話ありますし。」
朝陽「へー。やっぱ強豪は恋愛にも強いんだ。」
拓也「出会いが欲しいね。うん。」



拓也の所属する土木科は女子が数人。学科の多い産業高校はやはり、男女比が激しい。
ちなみに朝陽は食品科で、玲司と涼太郎は農業科。この高校には学科が5つ存在する。



拓也「そういえば朝陽ってあれ結局どうなったの?」
朝陽「ああ、恵那さんの話?」
涼太郎「何の話ですか?」
拓也「朝陽が年上の元カノから連絡きたって話」
朝陽「俺が中3の春から1年半付き合ってた2つ上の仲良い先輩と付き合ったことあったの。」
玲司「ああ、北別遠征の時に言ってた話ですか?」
朝陽「あ、それ。」

玲司は6月の北別での県大会時の遠征の際に、バスの中でこの話を聞いたらしい。そして拓也と朝陽は中学が同じ。



朝陽「エレクトーン習ってた時の先輩で、俺がアコギ始めたばっかの時にたまたま楽器店で会ったのがきっかけだったの。そのまま付き合って結局別れたけど、連絡来たって言っても音楽関係だよ?」
拓也「嬉しそうにしてたじゃん」
朝陽「未練ないわけではないから。でももうすぐ1年経つのにネチネチした男でいるのも嫌なんだよね」
涼太郎「朝陽先輩、ぜひリア充の仲間入りしてください」
朝陽「はあ?戻れる状態じゃねーわ。」


彼女と歳が離れていた。たった2つとはいえ、価値観や何やらが違う。大人になったら気にしなくなることかもしれないけど、高校生にとっては難しい話だ。


拓也「でも全然女とかに疎い朝陽が唯一本気で惚れた女の人」
玲司「確かに疎いですよね」
朝陽「2年と先輩は知ってるけど、別れた後病み期入ってた。」
拓也「部室でギャン泣きが何回かあったよね」
朝陽「うるせ。」


ちなみにこの話は、今でも産業ソフテニみんなネタにしている。


朝陽「でもまあ、恵那さん今は彼氏いないって」
拓也「ああ、あそこ結局別れたの?」
朝陽「らしいね。最近だけど。男の方が浮気してたらしいよ」
拓也「あの、あれでしょ?中学の時陸上部だった背高い」
朝陽「そうそう。だから俺の振られた意味が無なんだよね。」

元カレと連絡を取っていて、そこで忘れられないと振られてしまった朝陽。元々は朝陽の猛アピールで付き合ったものなのです。



朝陽「っていう拓也は何も無いの?」
拓也「お前みたいに元カノと連絡取ってるなんてことないですよーだ」
玲司「そもそも難しくないですか?俺中学の時に付き合ってた人と今はもう話せないですよ」
涼太郎「別れ方とその人たちによるんじゃなんてすかね。」
拓也「朝陽、俺の中学の時の別れ方知ってるだろ」
朝陽「ああ、察した」


どうやら拓也は中学の時の彼女との別れ方はひどかったらしい。




朝陽「穂佳ちゃんも、千葉くんにとって素敵な彼女なんだろうね。って、話聞いてて思った」
涼太郎「部活を全力で応援してくれる彼女って羨ましい。」
拓也「でもまあ穂佳ちゃんがバド辞めたっていうのもあるって言ってたけどね。しかも俺のバド部の友達と知り合いだったのはびっくりしたけど」


朝陽と拓也の出身である西の森中央中も、バドミントンが強くて、西の森市には私立の美園高校が男女共に強いので、その繋がりであろう。



玲司「恋愛したい。以上。」
拓也「しかも玲司なんて祥司先輩の見飽きてるだろ絶対」
朝陽「地味にラブラブだからね」
玲司「本当ですよ。」