美しい終わり方

人類の希望を背負っていると思えないほど小さな背中だった。だけど君は決して屈さなかった。どんな痛みにも、どんな涙にも。前へ歩くことを止めようとはしない。僕はいつも後方で君達の背中を見ていた。だから今度は、いや、最期くらいは僕が手を引いてみせよう。「ドクター……！！」強く生きてくれ。