「じゃあ抱っこしちゃおうかな」
「きゃぁぁ…恥ずかしい」
「だめ〜抱っこしちゃう」
「抱っこされちゃう えへへ」
「あれ いいの?こんなくっついてるよ?」
「い、いいよ…?恥ずかしいけど」
「じゃあ、ん。」
「んんん…」
大胆にも前から抱きしめ、キスしようぜって意味を込めて唇を突き出したら間髪いれずにチュッとしてくれた。やべえ、手っ取り早〜。今日は運がいいなあ。まだ陽も完璧におちてないし、今頃沢村がタイヤ引きながら走り回ってんだろうな。
夕陽の光でいっぱいになったこの部屋は甘ったるいハチミツみたいな色をしていて、えろい雰囲気を助長していた。名前も知らないのに今キスしてる女。コイツが猫みたいに丸まって、ソファーに座った俺のズボンの裾を物欲しげな顔でいじくってきてた時からもうえろい気分になってたんだよな、お互い。唇を離せば、距離が惜しいようにすり寄って俺を見上げた。
「んん…もっとチューしたい…」
「ん〜?いいよ」
「なんか恥ずかしいね…」
「恥ずかしいんだ〜 やめちゃう?」
「うぅっ…なんでそういうこと言うの…?」
「はい、していいよ」
「えへへ」
これでもかってくらい目を垂れさせてキスをせがんできた。初っぱなからとろけすぎだろコイツ。初対面なのにこんな飛ばして恥ずかしくねえのかな。
内心動揺してるけど、俺もこの女のテンションに合わせてゆっくり唇を啄んだ。わざとチュパッと音立てて吸ってやると分かりやすく腰を揺らし、喘ぎ声に近い猫なで声を出すんだよコイツ。そりゃもう俺には、
「ん…ふぁっ」
「唇柔けー…力入れてねえのな」
「ううん…ちから、んん…入らな…っ、ふぁ、ん」
…甘い。甘すぎる。前に元カノが食ってるところを一口味見(横取り)さしてもらった時のハニートーストみたいだ。確か俺はそん時オエッてえずいたんだ。それが今じゃ何口でもいけちゃえそう。
「跨がってみ?」
またソファに座って、女に向かい合って座るように誘導する。するとわざわざチンコの上に股を置いて擦り付けてきたもんだから性への素直さに感心する。そこまでしろなんて言ってねえよ。すかさず「まだ動いちゃだめだぜ」と一言付け足した。俺って焦らすのが好きだから。
俺はジーンズだけどコイツはスカート。隔てるもんがパンツしかねえから もどかしいだろうな。ほら、腰をゆるゆると動かして 待ても出来ないバカ犬みたいになっちゃってる。べつに構わないけどそれが見たいんじゃなくて、言葉での必死なおねだりが聞きたいんだよな。そうなる気持ちは分かるけど、お前みたいなヤリマンに簡単にくれてやるほど俺は甘くない。もっと楽しませてくれよ。俺はしつこくダメ出しをする。
「まだ動くなっつったろ」
「うん…」
「…」
「あぁ…っ」
「言うこと聞けねーの?」
「だって…っ、やだあ、動いちゃう…」
「動いちゃうんかあ。可愛いなあ。でもまだおあずけ」
「えぇ…ほんとにだめ?んん…っ、パンツ脱いでもいーい…?」
「こら」
「あっ、…もっと叩いてぇ」
やめろっつってんのに動きを止めやしねー。クリ当ててよがりまくって、軽くケツ叩いたらそれにも感じちゃって、正直俺ビビりまくりだわ。何しても興奮してくれんだもん。お手上げなんですけど。まさに清楚系ビッチの底力を垣間見た瞬間だった。
それから散々焦らして、手マンしたり69したり色々遊んでからようやく中に入れた。ヌルヌルだからかユルユルだからかは知んねえけど、とにかくスルスルと中に入った。穴がありゃどう足掻いても気持ちいいし、ああ俺多分こん中合ってるわ と一瞬で確信する。最低だと思う。けど動きは止めない。痛がる様子がないのを良いことにガシガシかます。
なんでだろ。名前も知らねえ。知る気も起きねえ。でも今までのセックスは何だったんだってくらいヤバく気持ちいい。ダイヤモンドが弾けてるみたいだ。ありえねえわ こんな安い体で感じまくってるなんて。見たことのない景色を見させられて恐怖すら覚える。身に覚えもないのに なりを潜めた何かから殺意を向けられている気分だった。
「気持ちよかったあ〜…」
「おう」
「またシようね」
「じゃあ連絡先教えてくんない?」
「もちろん!電話待ってるね」
「はいはい」
ベッドでヘラヘラとくたばる女に背中を向けて、後処理をしながら返事をした。すかさず腰にまとわりつかれて若干めんどくせえと思ったけど ここで振りほどいても拗ねられないような安心感がある。楽で最高。初めてだわ こんなぴったりな女。だからヤりたくなったら誘わしてもらうだけだけど、いいだろ?コイツだって俺と同じなんだから。
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