「お相手の台詞」 “<主>の台詞” (補足)
Dialogue
台詞,ss置き場です。いつかtext化したい気持ちはあります。snsにも同じようなものを上げています。
2025.08.16(Sat)
良い仲であるふたりが共に過ごしていると、ふいに視線が絡まり甘い空気が流れる。そんな雰囲気にどうしていいかわからず戸惑う🚺に…
【荀ケ:そっと手に触れる】
「不安ですか?」
咄嗟に声をかけたのは、彼女が泣き出しそうに見えたからかもしれない。彼女の瞳が揺れた。
"……わたし、こういうとき、どうしたらいいのかわからなくて……"
視線を落とした彼女の小さな手を、己のそれで包みこむ。儚い花びらのように、ほんの僅か力を加えるだけで潰れてしまいそうだ。
彼女に目をやれば、頰に落ちた睫毛の影がふるりと震えた。
「私とこうしているのは、苦痛ですか?」
静かに問いかけると、追い立てられるように顔を上げた彼女が首を横に振る。縋るような面持ちに、胸が締めつけられた。それでも胸の内などおくびにも出さず、微笑みかける。
「それはよかった」
ゆっくりと、その細い指に自らの指を絡めていく。緊張からか、彼女の指先がぴくりと反応した。
「しばらく、こうしていてもいいですか?」
彼女は小さく頷いて、恥ずかしいのかそのまま顔を伏せる。
「貴女と共にあることが……なにより私を幸福にするのです」
そう溢すと、それに応えるかのように、やんわりとその手が握り返された。
【荀ケ:そっと手に触れる】
「不安ですか?」
咄嗟に声をかけたのは、彼女が泣き出しそうに見えたからかもしれない。彼女の瞳が揺れた。
"……わたし、こういうとき、どうしたらいいのかわからなくて……"
視線を落とした彼女の小さな手を、己のそれで包みこむ。儚い花びらのように、ほんの僅か力を加えるだけで潰れてしまいそうだ。
彼女に目をやれば、頰に落ちた睫毛の影がふるりと震えた。
「私とこうしているのは、苦痛ですか?」
静かに問いかけると、追い立てられるように顔を上げた彼女が首を横に振る。縋るような面持ちに、胸が締めつけられた。それでも胸の内などおくびにも出さず、微笑みかける。
「それはよかった」
ゆっくりと、その細い指に自らの指を絡めていく。緊張からか、彼女の指先がぴくりと反応した。
「しばらく、こうしていてもいいですか?」
彼女は小さく頷いて、恥ずかしいのかそのまま顔を伏せる。
「貴女と共にあることが……なにより私を幸福にするのです」
そう溢すと、それに応えるかのように、やんわりとその手が握り返された。
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