なんかビームとか出る
わくわくレインボー臓物ランド日記
管理人:(妹)/
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二十年後も同じ空を見ている
ガンダムSEEDフリーダム感想文
・ネタバレ
・ネットミームがうるさい
・偏った知識、偏った感想
ごきげんよう! 二十年待ちました! というおたくが周囲にゴロゴロいるおたくです。
ちなみに「私の好みはキラ・ヤマト」と断言するガンオタが、折に触れて「SEED劇場版……」と言っていたので、私の目頭も熱くなりました。この度は本当におめでとうございます。
すでに話題騒然の前日譚については「五年なら待てます! なんせ二十年待ちましたからね!」とおっしゃっていました。たぶんちゃんと報告さえすれば五年以上でも待つおたくしかいないでしょう。なにせ二十年を耐えたおたく達です。面構えが違います。
じゃあお前はなんなんだよ! と言われたら、私は種無印だけは全通したけど種運命についてはほぼ姉の御友人のキラシン同人誌しか知らないおたくです。この方も大変喜んでいらっしゃいました。二十年の月日をものともせず、心に刻まれているんですね、ガンダムSEED……!
一方の私は無印を全通したのも遠い日の記憶なので、なんであんなに揉めてたのかまるで記憶にないです。考えてみればガンダムの揉め、だいたいよくわからないです。宇宙世紀をきちんと理解せずにMSがかっこいいこと以外はよくわかっていないからいけない。
でも人間が二人以上いたら馬鹿みてぇに揉めるし、そこに別の要因が混じればさらに揉める。揉める! 揉める! 人間はな〜にやっても揉める! 基本的に揉め事は自分の信じる正しさでの殴り合いだから、退かない! 譲らない! もしくは退いたつもりと譲ったつもりのくり返し。基本が変わらんので太古の昔から現在まで争いは消えないのです。
たぶんおそらくきっと種無印も種運命もそういう感じだと思います。あんなに一緒だったのに夕焼けはもう違う色なのは、お前ら自身の見えてるものが変わったからであって、夕焼けの色はずっと同じです。人間の網膜も日焼けして劣化するので子供の頃のが空が青いのは物理的にそうらしいっすよ。良くも悪くも時の流れが人を変えるんですね。
ただこちらをごらんの皆さんの一番の懸念点は「こんな奴が見て種自由の何がわかんだよ……!」だと思います。さすがの慧眼、御明察。詳しいことはわからないです! 実際わからんので! 履修の間もなくゲ謎と二本立てで見ました!
公式とて二十年全力待機勢ばかりではないとお察しだったのでしょう。私のような「北野武の『首』を見てやるから種自由を見ろ」と言われた人間も想定していたのか、折に触れて過去作のメモリアルを入れてくれるので、胡乱な記憶と知識に補強が入り『無印から遺伝子操作された人間(以下コーディネーター)とそうじゃない人間(以下ナチュラル)で揉めまくってて一旦まとまったけど、運命でみんなコーディネーターにして適材適所で管理出来たらウルトラハッピーだよね! って人が出てきてそんな他人に作られた運命はウルトラハッピーではないです! ってバトってたっぽい』で無理矢理乗り切れました。サンライズすごい! バンダイすごい! 種自由すごい!
この管理社会で人類の課題をクリアしよう! という発想は、かなりのフィクション(ノンフィクションでもまま)でラスボスが持ちますがまあまあ正しいんですよね。なぜなら前述のとおりで人間は争いをやめられないから。
適切な位置に適切な駒を置けば適切な動きをする。それは盤面と駒を操作する側も、盤面や駒側も適材適所で生きられてノンストレス——だったらいいんですけど、そうは問屋が卸さないんですね。なぜなら駒それぞれの個体に意志があり、思考をし、思想を持つので、操作する側に賛同、あるいは従属するようにし向けなければ管理社会は成立しないんですね。
というわけで種自由は『やっぱ人類管理しよーよ! って人達が急に運命の番システムを持ち出すけど、必要だから愛するんじゃなくて愛しているから必要なんですというドドドドド名言でお断りする話』なんだなぁ〜と理解した人間による感想がスタートです。前置きが長い。
☆急な運命の番システム
コーディネーターは遺伝子操作されてベストテンションベストコンディションなのですが、なんと! その中でも特別ベストテンションベストコンディションのヒロイン・ラクスには生まれる時からベストテンションベストコンディションに調整された運命の番がいたのです!
でもラクスにはキラ・ヤマトという自分で掴み取った運命の恋人がいるので、たびたび無遠慮に脳内クラッシュADVしてくる運命の番を何度も丁寧にお断りします。そしてドドドのド名言へ……。
つい「こんな設定あったんか……?」と聞いたら「いや知らん……」と言われたので、二十年もあれば色々あるわな……芽吹いた種が運命に導かれ、長い呪縛から自由になる……みたいなコンセプトなのかな……と思いました。
決められた運命ではなく自分で選んだ相手と運命を歩む……推しカプにやってほしいシチュエーション。オメガバースは「運命なんぞに負けてんじゃねぇぞ!」とブチ切れマンボしがちなので、これにはニッコリです。運命だから結ばれるのではなく結ばれた相手と運命になるのだ。伝説になるのではなく伝説を作るのだ。推しカプは高みにあると思うもの。控えめに言うな大々的に言え。慎まやかなフリしたって推しカプに対する欲望はXLLLサイズ。
脱線しました。とりあえず「知らん運命の番システム怖かったな」と思いました。ちなみに「私が知らんだけで二十年待機したファンならわかるんかな」と思って聞いたことが「いや、知らないですね……」と言われたことが他にもありました。二十年、ファンも公式も色々たまってますね。
☆鬱・ヤマト〜お前はラクスとイチャイチャして飯食って寝ろ〜
無印主人公であり前作運命の途中から急に主人公に出戻ってしまったと話題のキラ・ヤマトですが、前作のラストで「Yeah! 人類めっちゃ管理したい!」という人を殺して鬱になっているようです。まぁ……なんかお互いに譲れない信念のぶつかり合いの結果なので、半殺しくらいだと相手がまた復活して「Yeah! 今度こそめっちゃ人類管理する!」と言い出しかねないから仕方ないんですが、相手の言うこともわからんくないし……みたいな感じで鬱Death。
ナチュラルだと思ってたらむちゃつよコーディネーターだった鬱・ヤマトは、割と一般人メンタルの優しい男なのでがっかりしてメソメソしがち(らしい)です。前作でかなり無理して気合い入れたらその分余計に太陽みたいに笑うことが出来なくなっていて鬱(らしい)Death。あまりにも不確かな情報だけで見ている。
そんなメンタリティでむちゃかわ恋人であるラクスとイチャイチャもせず飯も睡眠も疎かにした結果、加速した鬱で自分は脳内クラッシュADVされて大量殺戮させられ、ラクスは拐かされてしまいます。鬱の人間を戦場に出すな。
恐ろしいことに種自由は鬱・ヤマトが脱鬱してキラ・ヤマトに戻るまで「もういいわかった! キ……鬱・ヤマト!! お前は仕事休んで! ラクスとイチャイチャして! 飯食って! 寝ろ!!!!!」と言い続けることになります。実際、全てがそれで解決します。だから鬱の人間を重要ポジションにつかせるならちゃんとメンタルケアをしろ。拒んだとしてもしろ。
無印でめちゃくそに揉めたあげく、しょーがいゼッタイまぶだち宣言♡ したアスラン・ザラなどは、開き直って脳内クラッシュADVを仕掛けてきた相手に逆脳内クラッシュADVをします。これが己の運命を選び掴み取り貫いた漢の誇り高い愛の姿。俺の愛するカガリの尊さを知って死ねと言わんばかりです。お前もそうなればよかったんだよ、鬱・ヤマト……。
最終的にはスクリーンいっぱいに新世界のアダムとイヴとして降臨するので、やっぱり全てのカップルは絶対love×love宣言をすべき。サン・ピエトロで互いの羽根を重ねよう。
☆出した承認申請が隣で承認される
これは最終決戦の超かっこいいMSがドッカンドッカンするときの大事件であり、先述のアスラン・ザラによる「俺のカガリを見ろ〜〜〜!」脳内クラッシュADVに暴力指数だけならダンチで勝てるキラ・ヤマトとラクス・クラインの絶対love×love宣言の号砲です。
悲しい運命に縛られた管理社会連合(※名前を思い出せない)の中でも飛び抜けて運命(の番)であるラクスに執着していたエキセントリックボーイ(※名前を思い出せない)ですが、引かれたレールの上以外を走れないから、一番近くで献身してくれるエキセントリックガール(※名前を思い出せない)の愛に気付けないままファイトします。書いてるだけで負けフラグがすごい。どうやって勝つんだ。通常のガンダム世界線でここから入れる保険はないです。仮面つけてたら話は変わるが。
そんなエキセントリックボーイエンドエキセントリックガールに自ら選んで掴み取った愛の力をわからせるキラ・ヤマト。言うても相手もつよつよなので、マジのマジでとんでもない兵器で対抗します。でもそんな兵器はポンポン使えないんだよね〜。なのでキラの所属組織のトップでもあるラクスの承認が必要です。権力の一極集中〜! 公私混同で突かれないための自制心必須〜! 絶対ないけど別れたときが面倒くさいやつだ。
この時のラクスはエキセントリックボーイの本拠地から奪還され、なんやかんやあって自分も戦場に立つ! とキラと一緒にいました。なのでマジのマジでとんでもない兵器の承認申請なのに、隣にいるしやりたいことわかるからってノータイムで申請が通ります。
怖……! だからこの人戦場におらんのじゃ……。
この後の光景……あまりにも『暴』と『力』だったので、承認申請が必要な物事には理由があるんだな……と思わされました。あと申請する側と受諾する側の判断力って……大事なんだなって……。
アスランのカガリアタックばかりがネタ的に話題になっていた印象ですが、本当にヤバいものはみんな黙っていたんだなぁ……。力を持つ者には責任が伴うというスペースデブリ大発生空間、本当に怖かったな……♪
☆〆
そんなわけでなんかこう……こんな感じだったな……(うろ覚え)という人間がどうにかこうにか、こういう……感じ! と思いながら書いた感想でした。
たぶんちげーよ馬鹿! という内容もあったと思いますが、これくらいふんわりしてても楽しかったな……♪ ということをお伝えしたいです。
散々ネタとして鬱と言いましたが、実際一人で抱え込み寝食や心配してくれる人との交流を疎かにして悪化していく人は悲しいことによくいます。寒いと精神はいっそう弱りやすくなるので、ガンダムSEEDフリーダムを見て心身の健康の大切さを感じてほしいです。
☆余談
・他にもとんでもないことは起きていたんですが、基本的に無印しかわからんので、なんか色々あったんだな……と思うしかない。特に運命のキャラ。
・後から西川のアニキが解説してる事前学習動画があると教えられる。先に言って。
・鬱・ヤマトを否定しない20年待機勢達。いいのかそれで。(事実だからいいらしい)
2024/11/17
あいつもこいつもみんな燃やして
映画『ゲゲゲの謎』感想文
・元気なネタバレ
・急に関係ない作品を例えに出す
・強めにダメージを受けた人間の感想
水木と一緒に吐くかと思った〜!
というわけで「バディもの!」というTwitter民からの受動喫煙を味わう前に「子供(※ここにはかつて子供であった人間も含まれる)を踏み躙る人間は生かしておいてはいけない」という思想が勝った人間の、そうならなかったのでここでおしまいですが、それはそれとして助けてほしい……という感想文です。
吐かなかったけど思い出すと気持ち悪くなるため、すごいよスタッフ!! 決定的な描写ゼロで全てをお察しさせるのすごいよ!! 私のライフはゼロです!!
子供を虐げて搾取する大人は死んでよいです。
この世の理です。
お母さんの発言からすると、もしかしなくてももしかしなくとももしかしてだけどそういうことだと思うので、助けて下さい……。この村を早く……疾く燃やして下さい……。こんな腐敗した……子供を食い物にして、その子供が大人になって、自分と同じような運命をたどっている我が子を見て、くらい顔で笑うようにしてしまう村は……そんな残酷でひとでなしの行いで栄えるような村は……あってはいけないんです……。
現在まさに虐げられ搾取されている姿を見るのも大変辛かったのですが、搾取システムから抜け出せずに囚われた人間達がそのシステムを受け入れて搾取する側に回るという悲しい光景を見せられるのも大変辛かったです。
こんな村燃やすしかねぇよ!! みんな壊すしかねぇよ!! 村破壊RTA!! やるっきゃねぇよ!!
諸悪の根源の腐れちんちんジジイが小林由美子御大が声をあてる超最高少年を乗っ取った時、ブチ切れながら「由美子ちゃんを出せや!!」と叫んだものの、小林由美子御大の超最高少年にあんな下衆の極み汚物みたいな台詞を吐かせる方がよほど冒涜だ……と思いました。
グロテスクだった……あの諸悪の根源の腐れちんちんジジイの全てがグロテスクで、本当に無間地獄に落ちてくれて良かった……。生かしておいてはいけないが殺してもいけない。なぜなら誰かが奪う価値もない命だから……。
ここらへん周りのエピソードが本当にとてもしんどいためリピート視聴がまるで出来ないのですが、身内にとても辛かった……と言ったら「お前はきっとダメだと思った」的な反応でした。わかってんじゃん……(関東弁)。
終始感情が「辛……」「殺す……」しかなかった。物騒。
くり返しになりますが子供を虐げて搾取する大人は死んで良いです。
この世の理です。
鬼太郎周りの感想としては、鬼太郎のアイテムの由来はなんとなく知っていたし、特にちゃんちゃんこは「ちゃんちゃんこー!」と言うだけなのに嫌に察しがいいな……まぁご先祖様の毛らしいからそこらへんの繋がりか……? とか思っていました。が。
そら……まぁ……幽霊族の末裔(唯一無二)なら……『孫』じゃん……?
なんでこんなに可愛いのかよ、鬼太郎と言う名の宝物。
大人になってからちゃんちゃんこの察しの良さに感じ入るとは思いませんでした。そら……あんなん……そら……。
それはそれとして鬼太郎、ほとんどアイテム名を叫ぶだけで必殺技らしい必殺技がない。必殺技=アイテム名。
プリ……とかセーラー……とかスーパー……とか仮面……とかはだいたいアイテム名と別に技名があるため、リモコン下駄ー! とか言ったらもう事が成されているほぼプロシュート兄貴システムはなんか面白かった。リモコン下駄、乱れ突き! みたいなことなかった。
なんというか鬼太郎の髪の毛針ー! とか言ったら髪の毛針が出るの、そのまんまでそれ以上も以下もなく、アイテム名を言ったら同時に技が放たれるという有言実行かつ回避反撃は相手次第の速効性、変身せずとも戦える幽霊族という特別な種族ポテンシャルの証明だったのかもしれない。知らんけど。
※プロシュート兄貴……ネットミームにもなっている思ったらその時点で実行している人
水木に関しては最初の電車内で咳をしている子供に気づいて煙草をやめた〜とかなんとかいうツイートが流れてきて、ふぅ〜ん? ヤニカス天国時代にそんな発想のやつおるか〜? と思って覚えていたのですが、アレはそんなことないです! 禁煙歴4年の元ヤニカスですが、そんな理由ではなくただの考え事だと思います!
とはいえ水木自身が善良な人間であることと、その当時の煙草のマナーやルールというのは全く別物なので、それによって水木のモラルや人間性が疑われるのは不幸だと感じました。どんな良識ある人もそこらへんでス〜パスパしてました。なぜならそれで良かったからです。
あとなんか枕営業してる二次創作とか東京でデートしてる二次創作とか子育てしてる二次創作とかがすごい流れてきたんですが、なんか全部さもありなん……という印象でした。
私の無秩序なTLのあらゆるタイプのおたくがもれなく反応していた証左でよかったです。
※私は基本的に『他人の二次創作は他人のもので、公式のものでも自分のものではないから、その人の中ではそうなっているんだなぁ以上の感情はない』という状態なので、男性向けも女性向けも全年齢も成人向けも考察も感想も何もかもが渾然一体となって流れてくるTLを生きています。
ゲゲ郎に関しては幽霊族(成体)ってすごい! 強い! って感じでした。そらまぁ鬼太郎が強いからね。そらね。
……強すぎじゃん……?(関東弁)
鬼太郎が大人になったら……どうなるんだ……少なくともウェンツ瑛士並のイケメンになるのは約束されています。私は二作目まで見ました。家族が妖怪好きだから。
しかしゲゲ郎あの圧倒的不審者感と浮世離れ感、奥さんとのバリキャリ具合から漂うヒモ感に、目玉だけの方が風格があるのなんなんだろうな……と思いました。
でも考えてみれば奥さんを探していたら子供が生まれて、しかも一族最後……となってしまったわけで、まだ少し遠かったはずの『未来』というものが怒涛のように押し寄せてしまったんですよね。
そらまぁ……覚悟完了して育児に取り組んでいる目玉おやじのが父親の風格はあるわな……。
あと自分が代わりに依代になる! と言って狂骨の怨念を受け止める選択をした時に「令和の姫宮アンシーじゃん!(関東弁)」とでかめの声が出ました。
※姫宮アンシー……愛する王子様を守るために世界中の憎悪に全身を貫かれて魔女になった人
ゲゲ郎絡みの二次創作はものすごい……ものすごい勢いで奥さんとラブラブライフ♡ デート♡ 育児♡ が流れてきて、映画を見たあとだと「本当に人はないものねだりである」「二次創作は祈りである」という感情でいっぱいでした。
総括としては二次創作で見ていたハッピー育児要素が全然ないよ! とかよりも、マジのマジのマジで本当に大変にとても虐待描写がキツかったので、思い出しても「あの諸悪の根源の腐れちんちんジジイが無間地獄に落ちてよかった……」というピュアな感情がトップです。
未来と可能性に満ちた子供を食い潰すというのは結局は万事の寿命を縮めるので、水木とゲゲ郎が村燃やしRTAしてくれて本当に良かった……とも思います。
そう思う以上に諸悪の根源の腐れちんちんジジイキッツい……が勝ってしまったんですが、それはまあもう「犬が死ぬ映画は無理」とかと同じなので仕方ないです。
ちなみに一番元気だったのは沙代ちゃんが狂骨パワーで皆殺しにするときでした。もはや現世今生において彼女に救いはないので、そんならやりたいようにやった方がいいです。狂骨もついてるよ。妖怪はしゅごキャラじゃないよ。
この直後にガンダムSEEDフリーダムを見たんですが、人間の尊厳二本立て! って感じでした。
未来を問うのは生命を問うことなので、他者に干渉された生への問いかけはイコール生命の持つ権利と尊厳への問いかけなので……。
急な運命の番システム、鬱・ヤマト〜お前はラクスとイチャイチャして飯食って寝ろ〜、出した承認申請が隣で承認される、の三本柱感想はまた次回です。
2024/11/7
おとぎ話みたいなものよ
※バキバキのネタバレ(アンナチュラル含む色々な作品)
※全て個人の感想です
たった一瞬のこのきらめきことMIU404を見ました。
元々アンナチュラルを見ていて、ラストマイル公開にあたってMIUも見るか〜と言っていたら、先に完走した身内にゴリ押しされました。
信頼出来る身内のゴリ押し、この世で最も信じるに値するソース。
アンナチュラルと同スタッフだから主題歌の入りが完璧という話は聞いていたのですが、まぁ〜完璧でしたね!
強いて言うならアンナチュラルは死者(被害者)にフューチャーした作りが多く、歌詞とのマッチングもすさまじく鋭かったと思います。
ただ一話丸々使ってこれは中堂さん(被害者遺族)の歌です! と印象づけられるため、作品主題歌としての入りの完璧さと引き換えにイメージの固定化もされてしまった曲でもあると思っています。いや、主題歌としては完璧な仕事をしているのですが……。
MIU404は生者(加害者)にフューチャーした作りで、かつ警察である主役バディ二人の歌なので、アンナチュラルほどのマッチ感はなかった印象です。
けれども冒頭にも書いたサビの『たった一瞬のこのきらめき』はほぼ全ての人が持つであろう美しい思い出の記憶や光景にリンクするので、強いイメージの固定化まではされていないと感じています。
歩み続ける人々に捧げられたMIU404の主題歌は、歩みの止まってしまった人々に捧げられたアンナチュラルの主題歌とは違う形で主題歌として完璧な仕事をしていると思います。
最終話のバッドトリップシーンでセブンを思い出してどうにかなってしまいました。
セブンは実写版デビルマンの感想でもちょっと書きましたが、ご存知でない方向けに書くとバッドトリップシーンがトゥルーエンドになった映画です。
MIUはしきりに出てくる年月日時間表示でアレはバッドトリップです! と言ってくれてたわけですが、にしてもキツい。警官としての正義と個人としての憎悪に揺れ、止められながらも撃ち殺してしまう悪夢。
第一話でやらないと言ったことをやってしまうのは警官として新たなスタートを切った伊吹の成長や変化を無碍にし、かつて相棒のあやまちを止められなかった志摩に再び同じ傷をつけることでもあります。
起きてしまった結果以上に、これまで話数分積み重ねた時間を台無しにするものすごいバッドエンドだと思います。マジ無理ぴえん。
セブンもバディものですが、上記のとおりなのでバッドエンドとか胸糞扱いされています。でも妊娠した妻を犯人の思惑のために殺されたらブッ殺すの仕方なくない? 犯人がそうやって殺されるためにやったとしても、一人で勝手に死ねばいいのにって思わない? 自分がそう出来る立場でもやらないでいられるか? を問われていると感じます。
MIUもセブンも個人としてはそう思うのを否定は出来ない、けれども警察として在るならばそれはしてはならないというのは共通しており、警察を全うしたのがMIU、個人を全うしたのがセブンだと思っています。
MIUは現実に肉薄したハードな内容が多いですが、危ういところの多い主役バディ二人が清く正しく脆く弱い正義としての警察を貫いたところに、祈りと願いが込められていると思います。
ちょっとルールを外れたり必殺仕事人になったりする警察、あるいはガチガチに法と正義を全うする警察が描かれる中、危うく揺れ続けながらも決して道を違えない姿はとても魅力的にうつりました。
ラストマイルも絶対観ますね……!
あとシナリオブックが重版だそうなので! 買います!
その他
・たびたび出てくる地獄のピタゴラスイッチ隠喩に心がギタギタにされて辛かった。
・志摩と伊吹バディはもちろん、九重くんと陣馬さんバディも良かった。絆の深まり方の違いが良い。
・でかい図体で泣きじゃくる伊吹……体のデカい子供のような伊吹……心をめちゃくちゃにされる8話であった。主題歌の入り方が完璧である弊害もガンガンである。
・もちろん最終話のバッドトリップシーンで虫の息の志摩抱き締めながら、挑発されてクズミを撃ち殺す伊吹にも心をめちゃくちゃにされました。
・性根の曲がった人間、全体通して伊吹のことがずっと眩しくてよく死にました。そういう人間の涙と激情、この世で最も美しいと感じるので……。
・考えてみると私は絶対に闇堕ちしない人間が好きだから、MIUが嫌いなわけがなかったです!(結論)
2024/5/21
ここから入れる保険はないがお前を落とす地獄はある
映画『首』感想文
・ネタバレ
・全体的に上品では無い
ある日とつぜん友人から『北野武の最新作観に行かない?』と連絡を受けたので、ゲゲゲの謎が一大ムーブメントと化した状況下で『首』を観に行きました。
ゲゲゲの謎ことゲ謎が流行りまくる前に誘いを受けていたので、約束の日が近づくにつれてびっくりするほどTLがゲ……ゲ……と言っている中で首を観に行くのはなんか変な気持ちでした。そんなつもりもないのに逆張りしているようで……。ただ私のTLには戦国時代異常執着おたくが何人か常駐しているため、ゲ……の合間に首……というか(ガ)行の大合唱だったので、逆張りでも孤独でもない(※そもそも友達二人と観に行く)と思えました。おたくのなりふり構わぬ語りは善行。ある種の祈り。
ちなみに手帳の予定に『首』と書いたら何もわからないため、『首』+『友人の名前』を書いたら友人の首をどうにかする人みたいになりました。友人に何かあったら私が真っ先に疑われる。同じような理由で友人は『北野武の最新作』と書いたそうです。まあ……そら……急に『首観に行かない?』って言われたら誰の首だよってなりますからね……。将門かな? そう書かれても私はTLに常駐している戦国時代異常執着おたくのおかげでわかったと思いますが、社会性のある友人はそんなことをしない。私は最低限の社会性と社交性しかないためたぶん『首観に行こうぜ!!世界のキタノの晒し首!!』とか書いていました。SNSなら一発アウト。これが治安おしまいシティ・YOKOHAMAを代表に据えるカナガワエリアの住人の言動。
総括感想:人間・織田信長が最高〜〜〜!!
織田信長っていつだかテレビの『日本人の好きな戦国武将ランキング』で聞くまでもない一位を獲得しているんですね。(余談として同じ番組で日本人の好きなケーキランキングをやってショートケーキが一位でした。なんというか一位はわかりやすいけど二位以降がよくわからん空気)
良くも悪くも知名度百点満点の織田信長という戦国のアイコンでアイドルはあらゆる戦国系コンテンツに登場します。そこらへんは『信長名鑑(978-4-7783-1668-6)』という本が詳しいですが、たぶんだいたいの方は『織田信長』と言われて想像するイメージがあると思います。
いや自分は史実の信長に詳しいっす! 安直なイメージ戦略なんかに流されないっす! みたいな人は違う知れませんが、戦国系コンテンツで信長をしゃぶってると『ちょっと違う信長』ってオッ! ってなるし、前のめりになっちゃいますよね。(感情の強要)ちなみに私の推し信長は『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス(4-10-130931-0)(絶版)』(副読本というか元本というかの『ヘリオガバルスあるいは戴冠せるアナーキスト(978-4-309-46431-2)』は入手可能のはず)の信長様です。童女のように笑う戦国のファムファタール・信長に情緒をめちゃくちゃにされたくならない奴おりゅ? おりゃんでしょ……。すくなくともわたしはなんかそういうそんざいにめちゃくちゃにされたいよくぼうがある。(異常感情)
私の推し信長なんざどうでもよろしいのですが、ともかく『うつけもの』とか『第六天魔王』とかそういうイメージが浮かんでいると思います。平易に言うと『ヤバい』『怖い』とかですね。それは『首』の織田信長もそうなんですがちょっと違うんですよ……。
最近だと大河ドラマとかで俺の白兎(このタイミングで文庫化してお見事〜ってなった『傾城 徳川家康(978-4-334-79547-4)』)とか言って大変なことになったり、レジェンドとバタフライとかになってましたが、なんか近寄り難〜い! けどイケメンじゃないですか。『首』の信長がイケメンじゃないとは言わないんですが、質が違うんですよ……。近寄り難さ=『ヤバさ』の質が……。
以前、夜更けの快速電車でこれから十数分ノンストップだぜ〜! というタイミングで、まばらな乗客に向かって「お前は(※一発アウトの差別用語)か!」「この(※とても口に出せない汚い言葉)!」などと言いながら全車両行脚をするヤバヒューマンに遭遇してしまったのですが、それに近かったです。唐突に生殺与奪の権を握られ、何をするかわからないから動けない、嵐が過ぎ去るまで小さくなっているしかない感覚……同じ! 『首』の信長は『人災』!!
他の信長はなんというかかんというか『人外』なんですよね。なんてったって第六天魔王。『ヤバい』も『怖い』も人ならざるものとしての描かれ方が多いし強い。人間味はむしろ親しみやすさとかチャームポイントとかギャップ萌的な感じの扱いだと思います。
『首』は……違うんですわ……。ともかく『人として災厄(最悪と韻が踏める)』なんです。パワー! セクシャル! モラル! 主要ハラスメントを全制覇する最悪上司! オラこんな上司嫌だ。(本当に命と尊厳が損なわれるので)史実に寄せてひょろりと小柄で細身な『首』信長が、キッッッツイお国言葉でにゃあにゃあ言いながら手が出る足が出る刃物が出る。嫌すぎる。飯食いながら家臣の口に小刀を挿入してぐちょぐちょしてからディープキスをしてパワーとセクシャルとモラルのハラスメントを同時にする! そこに痺れない。憧れない。ひたすら嫌。ぴぇぇ……おうちかえして……。家臣の前でオキニの小姓とガンガンまぐわうぞ! 見ないと殺すぞ! さらに3Pまではじまるぞ! どうやったらパワーとセクシャルとモラルの全てを同時に踏み躙れるか挑戦してんのか????? 理由忘れたけど急に家臣の頭掴んで手すりかなんかにガンガンぶつけてキャッキャ♡ 大興奮してて怖かった。こんなに純な暴力久しぶりだったな。世界で一番ピュアな血の味のリョナキス。それが『首』信長。
センゴクモンスター こいつ今までよく生きてたな……/だから本能寺で殺されるんだね……♪ というご覧の有様を開始から死亡するまでの間、ノンストップかつフルパワーで見せつけ続ける『首』の信長ですが、しかしながらここまで『人』として嫌な信長は個人的には初めてでした。
前述したような『人外』として描かれる信長に『首』信長と同じことをさせたら、おそらくもっと迫力と品があり、おぞましい中にも色気や美しさすらあったと思います。有名なエピソードと劇的な最期から神格化されてしまった結果なのか、こんなとんでもねえやつリアルに描いたらヤベェという防衛本能なのか。
歴史上の人物はよくよくそういった魔法がかけられますが、筆頭が私の個人的な執着もあって義経かなと思います。悲劇的なエピソードで創作されまくって美少年化したり、モンゴルに逃げた義経=チンギスハンの生存説が囁かれたり、ソシャゲでも少女漫画でも美少女化してますが、史実ではハゲチビ出っ歯で容色に劣ると記載があります。
うるせ〜〜〜!!!!! 私は薄幸の美少年で天狗から鍛えられてデッケエ弁慶を打ち負かして従者にして死ぬまでイチャ♡ イチャ♡ した虚構歴史創作が好きなんだよ!!!!! 昨今のベストオブ義経は『ドリフターズ(978-4-7859-7497-8)』です。女体化してるのなら『破戒王〜俺の牛若〜(4088764277)』で、生存説的には『ダーク・ロマンス(978-4-334-79099-8)』の『兇帝戦始』です。私は美しい義経(牛若丸)の幻を愛している。織田信長にだってそういう風に思っている人はいる。というか私自身が若干そう。(推し信長がいる時点でそうだよ)
でもじゃあ魔法で生まれた幻が死んだら……神格化されていた存在が『人』に堕ちたら……ダメってこと……?!
そんなわけないじゃ〜〜〜〜〜ん!!!!!(関東弁)
独りハラスメント全制覇最悪人災『首』信長は創作信長の歴史に新たなページを刻んだと言って過言ではない金輪際現れないでほしい災厄のアイドルです。ダメなわけがないです。むしろあんまりひどいから本当にたくさんの人に観て「嫌だな〜〜〜〜〜!」と思ってほしい。実在性の高さはグンバツなので、生々しい『嫌』さが味わえます。金払っての地獄の鑑賞を勧める、おたくの悪い癖。
でもでも、光秀が『人間じゃないと思っていたから我慢して仕えてきたのにただの人間じゃねえか!』(要約)とブチ切れマンボして本能寺するきっかけとなるシーンがあるのですが、見慣れた創作信長と異なる『首』信長に抱いていた違和感を決定的にする『魔法がとける(=神格化の崩壊)』瞬間は是非味わってほしいです……♡
信長の話しかしませんでしたが原作を読んでから観た者ですので比較の話をすると、けっこう違います。原作だとぶつ切れでテンポが悪く、エピソードで面白いところはあっても全体的には正直あんまおもんないな〜という感じだったのですが、映画はテンポも良く面白かったエピソードはより面白くなっていました。船上切腹シーン、劇場で大爆笑しちゃった。
個人的には戦争描写につきものの略奪と陵辱が映画ではほぼカットされていて命拾いしました。キッッッッッツいので。代わりに男色(衆道)描写が増えました。それはそれでハラスメントとか痴情のもつれとかでキツかったですけど。
死人の量とかもだいぶ変わりますが、まあ……歴史物だから……百年後にはみんな死ぬし……(雑な厭世観)
何せ観たのが二ヶ月前なので、新鮮に残る記憶と感情だけで書いています。もうね、災厄人災信長萌♡ 以外が記憶にない。
強いて言うなら最後の勝利者陣営(秀吉・家康)のコントと本能寺死亡陣営(信長・光秀)の昼メロの落差よ。
なんか信長以外の情報ゼロなので、北村紗衣さんの最高レビュー→(https://saebou.hatenablog.com/entry/2023/12/18/233110)を貼っておきます。
直接リンクを貼るのが憚られるのでコピペして下さい。
おしまい。
2024/2/5
愛を知っているものの魂の悲鳴は深みがあってよく響く
観劇と鑑賞の感想文です。
ネタバレするし言いたい放題する。
『クロードと一緒に』
過去公演を観ている姉に誘われて鑑賞。
乱暴に言うと『初めて愛を知った男娼のセンチメンタルな自分語りに36時間超付き合わされる警察の話』です。
だいたいの前提条件で動機が『愛』なのはあらわなので、観客は警察と一緒に真実の告白(=自分語り)がされるのをイライラしたりうんざりしながら待ちます。
しかしこの長い待ち時間中、男娼の青年と壮年の警察官がほぼほぼず〜〜〜〜〜っと怒鳴り合いをします。
特に青年が全力を尽くして警察官をイラつかせてうんざりさせるのに観客も付き合わされるので、大人の男の怒鳴り合いといつ終わるかわからない堂々巡りの会話に尋常ならざるストレスを感じる人には本当に勧めません。あといかにも雄々しい警察官がわざと大きな声で挑発的な悪い言葉で恫喝するように喋るので『強そうな大人の男の人の怒鳴り声』が無理な人は本当〜〜〜に無理だと思います。
私も特に得意ではないですが、観ている方も消耗する応酬の臨場感と迫力は、ただ大きく乱暴に発されただけの声ではなく、様々な感情を乗せて役者さんが演じる声だから生まれるのだと感じました。
というかそうじゃなきゃ耐えられないし成立しないんですよこの舞台。青年によって意図的に作られた密室の中、ほとんど青年と警察官が怒鳴り合うだけのスーパーストロングスタイルなので、役者さんの力が確かでなければただの苦痛苦行の120分です。
なにより怒鳴り合いが終わった後の観客だいたいお察しの動機である『愛』をえんえんと語る自白シーンで、警察官同様、疲労困憊してイライラうんざりしきってやさぐれた多数の人間を『この幼く愚かであることしか出来なかった青年が初めて知った愛をどのように得て、またどうして自らの手で喪うしかなかったか』を引き込ませ、黙らせ、聞き入らせ、涙させるような語りをしなくてはならないのです。
これもう考えるだけでゾッとしますよ。だってもう全力で焦らして煽って引っ掻き回して好感度ゼロの人間達を納得させるだけの語りを魅せなきゃいけないんですよ。あまりにもストロングスタイル。
諸所苦手要素がある人には勧められんなぁ〜と思う反面、役者さんのすごさを感じられる舞台でもあります。大丈夫そうならぜひ観てほしいです。
タイトルは英語だと『Being at home with Claude』というのですが、直訳だと『クロードと一緒に家にいる』になります。
愛を知り、愛を得た青年の『この部屋にずっといたい』という叶わぬ願いを象徴するようなタイトルが、終演してからもずっと胸を締めつけるようです。
個人的には衝撃が大きすぎる体験をして記憶が飛んだことがあるので、焦れる警官にまだ死んだと思えないと言い、ときおり夢見心地に、狂乱しながら語る青年は、心だけ『クロードと一緒に』いたのかもしれません。別々にわかたれた二人が一人になれる完璧な幸福に満ちた『部屋(家)』に。その幸福を自ら破壊したのは青年だとしても、部屋の外は二人に決して寛容ではありません。最上の喜びで繋がったまま部屋を永遠に閉ざしてしまう選択が愛という動機だったのだと思います。
怒鳴り合いと長尺自分語りが、役者の力で心に爪痕を残す物語になる。ストロングかつミラクルな舞台でした。
『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』
わけあって招待券をもらったのでクロード〜の後に観に行きました。事前知識はほぼない状態でした。言い訳ですが事前学習をしている暇がなかったです。(急に渡されたので)かわりに事後学習しています。
地元民なので『俺の日常生活が聖地巡礼』状態でたいそう怯えました。本当に全てが近い。ネットリテラシーがちゃんとしているのでブラフをたくさん入れていますが、知ってる風景しか出てこないクラスの地元民です。生きているだけで俺が……俺たちが青ブタだ!!(伝わらない)
話の内容は原作8巻あたりとのことで、事前知識ゼロで招待券をくれた人に「全然知らねッス。タイムリープとかするんスカ?」と言って苦笑いされたりしたんですが、なんと! そんな人間でも! わかる! 親切というか上手い作りです。
恐らくテレビシリーズでなんやかんやあって付き合った主人公とヒロインが、なんやかんやあって関わった他のヒロイン達ともども物理的な節目を迎えた話なんね!? ということは観ていればわかります。なんやかんやが気になって夜も寝れない人には耐えられないかもしれないですが、たぶんなんか悩みとか解決したり辛い時に寄り添ったりしたんですよきっと。
ちなみに乱暴にまとめると『主人公の妹が高校受験するにあたって主人公や周囲の人のアドバイスを受けて成長する話』です。恐らく妹はいじめか何かが理由で不登校になり、その影響で二重人格になって、長らく主人格妹(漢字名前)ではなく後から生まれた妹(ひらがな名前)が活動していたのだと思われます。傷ついて動けなくなった自分にかわって表に出ていたもう一人の自分は、テレビシリーズでのなんやかんやでその役目を終えたと思うのですが、もう一人の自分の方が頑張っていたという叫びがなかなかしんどかったです。そんなことはないと主人公が本心からフォローしても、妹は何よりも誰よりも自分自身が許せないので……。
たとえ主人公がここで声を荒げて説き伏せても誰もお前を責めないよ〜! と思ったのですが、ここで堪えた主人公は本当に良かったです。割とここまでのあれやそれやを観ていてずっと好感度が高かったですが、ここで完全に好感度がMAXになりましたね。これをできる高校2年生は稀有。これは悩み解決するし辛い時に寄り添ってくれる。主人公の人柄がよかったので私は小説を買いました。1巻の感想はのちのちにと思いますが、タイムリープするのかと聞いて苦笑いされた理由を理解しました。
久々にこりゃまあヒット作ですわぁと思いました。地元、来てくれよな!
おしまい
2023/7/13
ふわふわおばけ集積場
先月の読書記録です。ドロロン。
2023年6月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1024ページ
ナイス数:25ナイス
★先月に読んだ本一覧は
こちら
私はだいたいのSNSやらゲームやら何やらでかぐつちという名前を使っていますが、産まれる時に母親を殺し、そのことで父親に殺され、親殺し子殺しのRTA最速記録保持(知らんけど)というのが好きポイントです。
ちなみに先月の記録がおしまいなのは、思い立ったのが月末だからです。あとはぼちぼち読んでも記録つけてなかったからです。そんなんばっかだよ。特に人から借りたりとかするとダメ。
さして読書家ではありませんが本を読むのは私にとって喜びで、この世で何よりも幸福な行為で時間です。まあ最近すんげ〜〜〜〜〜苦痛のときありましたけど。黒死館殺人事件って言うんですけど。登場人物全員マジでいらないこと言う京極堂みたいなやつらばっかで、お前らの話の中で絶対知らなきゃいけないの何? ダメだ……! こいつらの話聞いてたら何が起きてるかわかんなくなってきた……。何が起きてんだっけ? 死体が光ってたんだわ。
もうずっとこういう調子で私のような無知かつ浅学非才な人間は救われませんでした。とりあえず目で文字と文章を追って、つるつる滑らせた先にみんな大好きカーテン・フォールがありました。俺たちはたどり着いたぜ……"世界の果て"に……。これで来月書くこと一個減ったわ。
ピックアップ感想文(言うて3冊しか読んどらんので全部)
『この本を盗む者は』
深緑野分先生はオーブラン〜と戦場〜とベルリン〜くらいしか読んでないんですが、なんかいつもご飯が美味そうだなという印象があります。今回もずっと美味そうだったし、最後の解説でも同じようなことが書かれていたので、やっぱご飯美味そうだよなと思いました。ご飯美味そうだから読んでほしい。めっちゃお腹減る。あと泥棒への怒りが止まらない。ババアがおっかねえけど泥棒が好きなヤツはいねぇんだな。各話タイトルはわかる人はわかる仕様だと思うのですが、わかってもわからなくてもわくわくしていいですね。好きです。
『月灯館殺人事件』
ご存知、物理の北山先生です。密室ミステリガイドという本で(私は超偉いので問題編を読んだ後、未読の本の解答を読んでおりません)紹介されていたのですが、すげ〜〜〜〜〜! 意味深げなバラバラ死体の密室で、しかも連続殺人だって言うからバチクソテンションが上がって読んだ翌日に買って読みました。
やっぱバラバラ死体は最高だよ。手間がかかっているし派手だし大体なんか隠蔽してるから、可愛くて美味しいパフェみたいなところがある。ミステリ死体界のパフェ。パフェの語源はパーフェクトなのでパーフェクトな死体。あとバラバラってだけでなんかわくわくする。現実ではダメだよ。死者を辱めるのは悪い行いです。
作家の異常な愛情って感じで本格ミステリを愛している気持ちとだからこそ腹の中で渦巻く気持ちとを『錆びたナイフを振り回す』と表現されている(※個人の考えで北山先生はそんなこと言ってない)のですが、見事にぶすぶす刺さったので私はいま破傷風です。つまり死にます。
『世界でいちばん透きとおった物語』
観客丸ごと全員道連れホラー映画で一世風靡した呪詛を思い出させるギミックに作家と出版社の苦労が忍ばれる一冊。
私のような愚鈍が1/10くらいで気づいてキモ……! ってなったから読書家の人はすぐ気づく。苦労は忍ばれるけどすごい! よりキモ……! ってなったのは、あんま綺麗すぎて情熱とかより執念を強く感じてしまったからかなぁ……。
話の内容は全然好みではなかったです。前提条件の不倫が嫌なんだよな。それでも魅力的な作家とか人間であるとか言われても、でも不倫すんだろ〜〜〜〜〜?! っていう。絶対好みの話じゃないけどギミック目当てで読んだから私が悪いです。
こういう感想もだし、趣味で書いているふしだらノベルも、それこそこのサイトにしたって別に書かなくていいんですよね。正直こんなもんらを書いてるより、よっぽどこの世には名文名作があるし、それらを死ぬまでに読み切れるかもわからんのですよ。私はこんなうんこテキストをせこせこ書いてる場合ではないんですよ。
でもまあ書きたいんですよね。自分の頭の中にあるふわふわしたおばけみたいな考え事や思ってる事をちゃんと捕まえて形を作って名前をつけてあげないと、私の悪い頭は完全におしまいになってしまうんですね。
誰も私の頭の中のゴーストをハントもバスターもしてくれない。よしんばしてくれる日が来たとしても、私が私である限りには自分でやっつけていきたいです。
おしまい。
2023/7/4
SNSちゃんはおしまい!
時事ネタ(しかも若干古い)をタイトルにすると後で時代を感じて胸とか胃に痛みが走りますが、まあ感じちゃうねココロの性感帯ってポルノグラフィティも言ってるし、人生に痛みはつきものです。
このままSNSの話をすると思うでしょうが、買収されてからこっち挙動不審なTwitterも、Twitterが死ぬと流出した人で圧迫されて死ぬという風が吹いたら体が冷えるくらい当たり前の事象に襲われるくるっぷも、一定の問題をずっと抱えているpixivも、みんな私の命より儚いので、一番元気な私の話をします。
朝起きたら原因不明で背中の左下あたりがむちゃくちゃ痛くて、ふしだらノベルを書くことが人生で五指に入る喜びという罰当たり者なので、身に覚えしかねぇ〜! せっかくの快晴だけどこの背中じゃどこにもいけない。翼の折られた園ジぇる。おふとん最高。愚民はおしまいって感じでした。まだ全然痛いのでおんおん泣いています。ロザリーちゃんが死んでしまったときのイエティぐらいです。(※今は独り言みたいな診察をするお医者さんが処方してくれた痛み止めを飲んで飛んだり跳ねたりしています。肋骨折れてるかも……って言われました。翼じゃなかった)
SNSに負けず劣らず私もおしまいでした。むしろSNSのが元気まである。あいつら体ねぇもん。でも死にかけだから代替SNSの話がいっぱい出てますね。出てますが……なんかもう……面倒くさいですね! 推しがアカウント作ったSNSに行きます!
おしまい。
2023/7/3