Astaroth with Family

会話文集。サタンさんやスモーカーさんやブラックさんみたいな短い掛け合いを書きたかったけど挫折したんやで


*with Satan
「『サタン』ってさぁ」
「何だ、珍しく真面目な顔して」
「俺だってたまには真面目な顔するってー。『サタン』はどっちの『サタン』かなーって思ってさ」
どっち(・・・)?」
「ホラ、『悪魔』か『土星』か」
「ああ、そういう事か。確かに綴り違ぇけど同じだったな……。俺的には『悪魔』の方かねぇ」
「え?まさか悪魔で執事なワケ?」
「何だまさかって。発音だよ発音。執事じゃねぇし」
「まぁそーだよなぁ。『土星』は『サターン』だもんな。なるほど……ミスター・サ」
「やめろ。アイツの本名は別にある」
「昔入門してた道場が由来らしいね。ふーん……そっか。そんじゃ、俺仕事あっから離脱〜」
「はいよ。頑張って来い」
「うっす。じゃーなーサンタさん(・・・・・)
「おー。…………………ん?」

*with Smoker
「おいアスタロト」
「ん?スモりんどったの」
「……いい加減その呼び方やめろ」
「ェエ!?」
「マ●オさん風に驚いてんじゃねぇ!」
「別にいいっしょスモりんったらぁ、可愛いじゃんこの呼び方」
「177cmの男が何言ってんだ。キメェわ」
「ひっどいなぁスモスモ」
「効果音みたいなのもやめろ」
「スーモ?」
「お部屋探しか」
「えーもう…このワガママさんめっ☆」
「うっぜぇ!!」
「あ、行っちゃった。結局何の用だったんだよスモーカー」

*with Medusa
「メーデーちゃんメーデーちゃんメーデーちゃーん」
「アラ、アスタロトちゃんどうしたの?」
「メーデーちゃんのスリスキルをお貸し下され!」
「なぁに?お仕事?」
「ん〜……仕事ってかまぁ、アチラをご覧下さい」
「え?…あああああああボス今日も素敵…!!……と、スモーカーちゃん」
「スモりんのオマケ具合ワロタ。んで、スれるって事はその逆も出来るって事でヨロシ?この飴を2人のポケットにスッと」
入れる(・・・)?出来るわよ。ところでスモーカーちゃん不機嫌だけど今度は何やらかしたの?」
「あっ俺がやらかしたの決定事項?その通りですけども。さっき『このワガママさんめっ☆』って額コツンしたら怒っちった」
「当然ね。この飴はお詫びのつもりって事かしら?」
「それと最近疲れてるっぽいからさ。疲労には甘いものが一番って言うだろ?」
「……そういう気遣いが出来るならちょっかいなんて出さなければいいのに」
「それはちょっと俺のポリシーが」
「捨てなさいそんなポリシー」

*with Lilith
「リリーさんの年齢ってホントに」
「殺すわよ」
「すんまっせーん!!ていうか最後まで言ってねーし悪い意味じゃないんだけども!」
「言わせないわ。乙女の年齢訊くのに良いなんてあると思ってるのかしら?タブーよタブー」
「いやー、人生経験豊富っていうか実に大人な考え持ってるから18歳っつーガキじゃないよなーって思って。それに何てーの?包容力?があるし」
女子力(・・・)と言いなさい」
「アッハイ」
「そういうあんたこそヒョロヒョロしててほんとに男なの?風が吹いたら飛ばされそうだしタックルでもされたらポッキリいっちゃうんじゃない?もやしの間違いでしょ」
「リリーさんそれ男以前に人間ですらないっす。これでも立派に人間の男なんで。それにしてもリリーさんは素敵な筋肉がつい」
「殺すわよ」
「すんまっせーーん!!いやー秘密が多いのいいと思うぜ!女性ってのは秘密を着飾って美しくなるって何処ぞのベ●モットさんも言ってっし!!」
「何処ぞってそれほとんど言ってるわよ」

*with Black
「へーいブラッキー、俺で妥協しない?」
「何言ってんだお前」
「んもー、そこは『仕方ねぇなぁ』って」
「言うと思ったのか?」
「思いませんでしたけども」
「……で、用がねぇんなら行くぞ」
「ちょちょちょーい!待たれよ!拷問器具直ったらしいから報告に来たんだわ。ホラ、ブラッキーが前派手に遊んで(・・・)不具合出たやつ」
「……アレか。わかった」
「ところでいつも思ってたんだけどさぁ、ブラッキーのその傷……」
「まだあんのかよ……何だ」
「……無性〜に落書きしたくな」
「じゃあな」

*with Envy
「エンエンへるぷみー!!」
「はいはい何です?」
「この子の攻略方法がサッパリ。何この子。さっきこれプレゼントしたら喜んでくれたじゃねーか!」
「ああ彼女は気紛れな子なんですよ。そして飽き性でもあるので同じ贈り物は好感度ダウンに繋がります。そういう時は……」
「……なんかエンエンがギャルゲーについて語ってんのすげー違和感」
「何言ってるんですか、あなたが今やってるこのゲームだって俺の私物ですよ?それにアスタロトは日本製ギャルゲーの中毒性がわかってないようですね」
「いやわかってる!わかってるから!ギャルゲーの完成度もサブカル大国ジャッポーネの恐ろしさも十分身に染みてっから!俺が言いたいのはその顔でギャルゲーに詳しいエンエンのギャップ!」
「仕事時のあなたに比べたらそうでもないでしょうに」
「仕事ぐらいはね。しっかりしねーと某煙さんにどやされるし。あ、また好感度下がった。てかフラれた」
「壊滅的に下手ですね。それでも参謀ですか?」
「プログラミングされた恋愛なんて俺は認めねー。なるべくして成就した恋とか恋じゃねーよ。あと参謀関係ない」
「負け惜しみも程々に。失恋記念にアクションゲームでもします?スッキリしますよ」
「俺が失恋したみたいな言い方やめよう?」

*with Ramiel
「ラミっちーが怪我したと聞いて」
「帰れ」
「ひでぇ。世知辛いぜ」
「そう言うなら傷付いた素振りくらい見せなよ」
「ラミっちーが開口一番にそう言う予想はついてたから別にぃ。寧ろそういう予想が浮かんだ自分に傷付いた」
「それ自滅って言うんだよ?」
「別名墓穴な。まー思ったより元気そうで何より。というワケで……一緒にどうです?」
「お酒……!アスタロトさん気が効くね!!好感度上がった!!」
「ギャルゲーじゃあ駄々下がりだったけどな。アレ意味わからん。超謎システム」
「……アスタロトさんって誰かと付き合った事ある?」
「ないです。恋人いない歴=年齢」
「マジかよ。それじゃ無理ないね」
「マジかよ。無理ないんか。恋愛遍歴が物言うゲームとか鬼畜過ぎねぇ?」
「まあ出来る人は出来るけどね。アスタロトさんの場合はただ単に下手なだけな気がする」
「その返しは予想出来なかったつらい」

*with Caramella
「さあさあドン、よーく狙ってー」
「むむむ……えいっ」
「……………。おっしーい!超惜しい!!あとほんっの30cm右だったらドンピシャだったのに!」
「……下手くそな慰めはやめてください。全然惜しくないですそれ」
「まあまあ……高さはぴったりですからあとは方向ですねー。それにしてもどうしたんです?ダーツを教えてくれなんて」
「物を投げても敵に当たらずあらぬ方向に行くばかりじゃ駄目だと思って……。投げる、命中率、と言ったらダーツだと」
「そんな心配なんてしなくとも、ドンは俺達が護りますから大丈夫ですよ」
「………………」
「……なーんて言っても納得するようなタマじゃないですもんねー?ドンは」
「……よくわかってるじゃないですか。僕は皆さんの首領だから、こんなんじゃ情けない」
「あっはっは!その心意気があれば十分です!次行きますよドン!そこだ!行け行け!フルコンボだドン!!」
「やめてください」

終われ。このしょうもない会話文をアスタロトとの関係性の参考にでもして頂ければなぁと……(思っただけ)

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