対角線上の微笑み
「安室さん!」
彼女にそう呼ばれるたびに、本当の名前を呼んでほしいと強い欲が出る。
自分が隠しているだけなのに、彼女に"零"と呼ばれることを願ってしまうのだ。
あぁ、安室の対角線上にいる俺は、彼女に向かってちゃんと笑えているのだろうか。
2017/05/27
《その場で頂いたお題でお話を書くキャスより》