Phone / 松川

会話文


「もしもし一静?今大丈夫?」
「なまえ?どした?」
「さっき仕事終わったの、一静の声が聞きたくて…」
「おつかれ。俺もなまえの声聞きたいと思ってた」
「LINEはしてたけどなんか久しぶりだね、最近どう?元気?」
「今元気になった」
「嘘くさー」
「本当だって、なまえと話せたから残業頑張れそう」
「え、まだ会社なの?」
「ちょっとミスっちゃって」
「珍しいね」
「恥ずかしながら…なまえに会えてないからかも」
「また嘘くさいなぁ」
「本当だよ。来週には落ち着くだろうからなまえが言ってたカフェ行こう」
「ほんと?楽しみっ!」

「なまえはあとどれくらいで家着く?」
「あと5分くらいかな」
「じゃあ家着くまでこのまま話そう」
「もしかして一静心配してくれてる?」
「そりゃあね。本当は一人で歩かせたくないけどどうしようもないから」
「いつもはちょっと怖いけど一静が守ってくれてる感じがして安心する」
「それはよかった。これからも遠慮せず電話してきていいからね」
「ありがと。そういえばマッキーが近いうちに集まろうって」
「最近みんな忙しくて会ってないもんな。花巻がなまえと同じ会社なの羨ましい」
「うーん、私はちょっとやりにくいよ?…一静と同じ会社だったらどんな感じなんだろう」
「俺は仕事にならないだろうな、なまえ好かれやすいから」
「想像したら私もそうだった…一静がモテすぎて気が気じゃない」
「っはははっ!」
「同じこと言ってる、バカップルじゃん」
「9年目でもまだまだバカップルですよ」
「ふふ、あ家着いたよ。一静電話ありがとう。仕事無理しないでね」
「ありがとう、さっさと終わらせてまた連絡するから、おやすみ」
「一静ありがと、おやすみ」