泣かない君へ

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再会の才 / よろずりんく

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テンコ誕 >> ueki


『そういえば、テンコちゃんの誕生日っていつなんですの?』
『なんでそんなコト聞くんだよ』
『気になるから、ですわ。誕生日の日に祝いたいと思う事はおかしい事ですの?』
『……オレは何十万年と生きてるんだ。そんなの一々覚えちゃいねーよ』
『じゃあ10月5日にしようぜ!』
『はぁ!?』
『10月5日…?なるほど、10と5でテンコっちゅうわけやな!』
『な、良いアイディアだろ?』
『何を勝手に決めてっ、』
『よし、テンコの誕生日になったら、ぶっちゃけ皆で盛大に祝おうぜ』
『そうね。私が腕によりをかけて沢山美味しいものを作るわ!』
『えっ、森の料理?』
『何よ、植木。文句あるの?』
『……いえ、ありません』
『ったく、コイツ等…。勝手に決めやがって……』
『とにかく、テンコの誕生日は10月5日だ!』






「そんなに遠くを見つめて、何を思い出しているんですか?」
「神か…?珍しいな。アンタがこんな所に来るなんて」
「一応、これでも神ですからね。貴方達が、古代の天界獣達がちゃんとやっていけているかの見回りです」
「ああ、オレ達はちゃんとやってるさ。神にはオレ達の居場所を作ってくれたコトに感謝している」
「そうですか、それは良かったです。……では本題へ行きましょうか」
「本題?見回りに来たんじゃないのか?」
「それは神としての仕事です。もう一つは……、そうですね。彼の友人として、頼まれ事を果たしに来ました」
「頼まれ事?」
「実はこれを貴方に渡してほしいと」
「……これは、ギュー、ドン?なんで、人間界のものが…」
「これを頼んだ人に、頼まれた理由に心当たりがある筈です」
「……そうか、アイツ……。アイツ…っ」
「さて、頼まれ事も果たしましたし、僕はここらへんで失礼するといたします」
「待ってくれ!……アイツに、アイツにありがとうって伝えてくれ!!」
「わかりました。伝えておきます」





(……あーあー…、完全に冷めてんじゃねーか!あったかいのが美味いってのに。……でも、流石人間界の食い物は美味ぇーなー…。…っ、……塩が、効きすぎてんじゃねーかっ?ちくしょう。…しょっぺえ……っ。……くそっ、うますぎるぜ…)