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シグアミ >> puyo
CLANNAD幻想世界パロ。
バッドエンド(?)注意
ぼく達はずっと歩いてきたんだ。
彼女に全てを強いる人達から逃げる為に。あの日からずっと。
歩いて、歩いて。
もう、戻れない場所まできて……。
先を目指して……、
そして、ぼくらはここで力つきた。
彼女は、もう一歩も動けなかった。
動くどころか、横になったまま起きることすらままならない。
ぼくらはもう、どこにも行けないのだろうか。
ここで、彼女に迫りくる運命を待つしかないのだろうか。
「シグ……。キミは……そこにいる……?」
「もちろん。ぼくはいつまでも、アミティの傍にいるよ」
「ありがとう……。でもね、あたしはもうすぐ人じゃなくなる」
「……どうしてっ」
「もう時間がないの。だから、あたしの話を聞いて。……あたし達は、遠い昔に出会っていた。その時も今と同じように笑いあっていた。楽しかった。でも、それが過ちだった」
「過ちってなに。アミティはアミティだ。昔なんて関係ない」
「ごめんね、あたしは……もうシグと一緒に行けないみたい」
「どうしてっ!?」
「あたしはね……、この世界そのものだったから。……あたしはこのまま動けなくなって、人じゃなくなる。そして、この世界の意志になる……。だから、一緒に行けない」
「どうして、なんで、アミティが犠牲にならなくちゃいけないんだ。ぼくはアミティがいればいい。アミティさえいれば、世界なんてどうでもいい!」
「そんな事、言わないで。……これは、あたしが決めた事。あたしは最初から人じゃなかったから。みんなが大切だから、シグが大好きだから、あたしはなにもかもを失うより、この世界の意志になることを選んだ」
「ダメ……。ずっと一緒にいるって約束したじゃないか」
「……うん、まだ、あの時は何も知らなかったから……。シグ、ごめんね……。今はもう色んな事がわかるんだ。だってもう、あたしはこの世界と繋がり始めているから……。このままだと、世界が崩壊しちゃう。そうすれば、たくさんの人達が死んじゃう事になる」
「……っ」
「最後の、人としての時間は楽しかったよ。シグがいて、ラフィーナがいて、クルークやリデル、アコール先生がいて、みんながいて。あたしは幸せだった。シグと出会えてよかった」
「嫌だ……。アミティが消えるなんて嫌だ……」
「あたしは消えないよ。あたしは、世界の意志になって、いつでも、いつまでも世界の果てからシグを見守っているから……」
ぼくは彼女の手を求めた。
ずっと、ずっと繋いでいたかった。
これからも、彼女のこの温もりを感じていたかったのに。
ぎゅっと両の手で握った彼女の白い手は、淡い光のように薄れていた。
それはやがて全体に広がっていく。
「だから、……ね」
「アミティっ」
彼女はぼくを見て笑った。
「さようなら……シグっ」
女神=世界そのもの。世界の意志。
全てを強いる人=世界の為にアミティが犠牲になるのは致し方ないと考えている人=アコールやレムレスらへんの全ての裏側を知っていそうな人
昔、魔物と女神に何があったのかは想像にお任せします。というのは何も考えていないだけだったり。