泣かない君へ

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再会の才 / よろずりんく

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理樹+真人+クド(リトルバスターズ!) >> other


「真人、無理しなくて良いからね」
「何がだ?」
「今僕が向かっている場所を知っているよね?」
「図書室だろ?」
「図書室ってどんな場所か知ってる?」
「理樹、流石のオレもそれくらい知ってるぜ。本を借りる場所だろ」
「そうだよ、本で囲まれてる場所だよ! そんな場所にいて真人は平気なの!? 難しい漢字や単語が沢山あるんだよ!?」
「理樹…。こんなにもオレのことを…、心配してくれてありがとうな」
「(いや、心配というよりも純粋に驚いているんだけど…)」
「オレも本を借りようと思ってな」
「真人が…本を借りるだって?!」
「復習がてら筋肉についての勉強を…って、理樹どうした?」
「はぁ…、良かった。真人は真人だった。真人が真人じゃなくなったらどうしようかと思った…」
「は? 何言ってんだよ、理樹。オレはオレだぜ」
「うん。分かってる」
「(本当に良かった…)」

「ところで理樹は何を借りるつもりなんだ?」
「日本史に出てくる歴史上の人物を一人選び、テーマに沿って自由に書いてくるっていう宿題が出てたじゃない。それの資料」
「宿題…。理樹、写させてくれ」
「…忘れてたんだね。今回ばかりは駄目だよ、自分でやらなきゃ」
「オレたち友達だろ?」
「そもそも内容が同じだったら写したのバレバレになっちゃうからね…」
「うーん、うーん…」
「ありゃ、クー公じゃねぇか?」
「本当だ。やぁ、クド」
「わっ。リキ、井ノ原さんも、はろーなのです」
「クドも宿題の資料を借りにきたの?」
「はい。ですが…」
「どうかした?」
「借りたい本が棚の上の方にあって届かないのです」
「あぁ、クド小さいもんね」
「台を持ってきてもギリギリ届かないので、どうしようかと…」
「そんな時こそオレの、いや筋肉の出番だな。よっと」
「わっ、わふー!! 視界が高くなりました!?」
「ほらよ、これなら取れるだろ?」
「は、はいっ…取れました!」
「よっと」
「何も持ち上げなくても、普通に真人が取ってあげれば良かったんじゃない?」
「おぉ、そうか。それは盲点だったぜ」
「あ、でも背の高い方が見ている世界を知る事が出来ましたし、井ノ原さんには感謝なのです。ありがとうございました。じゃなくて、さんくゆー!」
「おぅ、良いって事よ。オレの筋肉に頼りたい時はいつでも言いな」
「はいっ」
「あの…、二人とも忘れてるだろうけど、ここ一応図書室だからね?」
「わ、わふっ。そうでした、お口にチャックをしないとなのです」
「そうだな、お口にミッフィーちゃんだ」
「ミッフィーちゃんって、あの国民的キャラクターの、ですか?」
「そうだぜ。あいつの口が」
「二人とも静かにねー」